模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はいまだに完成しないザクを使って、ガンプラの接続軸修理を行いましたな。
今回は……。
そのいまだに完成しないザクを完成させるべく、作業を進めよう。
今回は塗装作業まで終わらせる。
長年の放置品がようやく日の目を見ることに。
ようやくですな。
今回のお題 HGUC 高機動型ザクII(黒い三連星)
そんなこんなで今回作製作するのはこちら。
ガンプラHGUCシリーズより
高機動型ザク(黒い三連星)だ。
商品名は単純に黒い三連星ザクだけど、ここでは高機動型ザクで統一する。
元々高機動型ザクというと現在のMSN-01、サイコミュ高機動試験用ザク(通称タコザク)のことを指していたようですな。
んで現在の高機動型ザク(MS-06R)は、ノーマルのザクに対するような形で当時ザクIIと呼ばれていたとか。
商品名はその名残かもしれませんな。
現在の名称と旧称を並べると……
- 高機動型ザク→現在のMSN-01サイコミュ高機動試験用ザク
- ザクII→現在の高機動型ザク(MS-06R)
- ザク→現在のザクII(MS-06Fなど)
- 旧ザク→現在のザクI(MS-05)
ってことかな。
今回の高機動型ザク(黒い三連星)はHGUC第151弾として2013年2月に発売された。
価格は2023年7月現在税込み1760円。
筆者は確か発売直後に1機購入したっきりですな。
それが今回の個体なわけですが。
ここで3年前から登場して完成させてもらっていないわけだけど……
すでに10年ぐらい前に購入してから未完という。
ダイジェストで各部の製作をする
というわけで各部の工作をしていこう。
……ただこのキット、筆者が10年前から購入してちょくちょく手を加えている。
なので細かいところは紹介できない。
基本的な部品構成は過去に作った
- シン・マツナガ機
- ジョニー・ライデン機(ロバート・ギリアム機に改造)
などと同じなので、そちらを参考にしてほしい。
各部の改造もなるべくそちらに準じていく予定だ。
調べたところ、発売順としては
黒い三連星→シン・マツナガ→ジョニー・ライデン
といった感じのようだね。
シン・マツナガ機は肩や前腕など細部のディティールが異なる部品を
ジョニー・ライデン機は肩アーマーに脚のカバー、ジャイアント・バズなどを新規でセットしています。
フロントスカートの独立可動化
とりあえず手を加えたところだけピンポイントで解説していく。
フロントスカートは左右が繋がった形になっているので、切り刻んで別パーツ化している。
MSVの機体ってかなり特徴的な塗り分けのものが多いけど……
このザクの腰周りはずいぶんカラフルだね。
成型色の時点でばっちり再現されているけど。
古いキットではこのあたり再現できていませんでしたからね。
MGのVer1.0とか。
合わせ目をモールド化する
せっかく過去の筆者が消した足首やヒザの合わせ目だけど……
先に完成した高機動型ザク達の意匠に合わせるため、消した合わせ目にスジ彫りを施す。
あらら。
そういえば、やたらモモ部分の合わせ目が汚いような。
以前の筆者が
- 速乾ではない流し込み式接着剤で合わせ目を消そうとする
- パーツが解けるのを待って、合わせ目を合わせずに放置
- そのまま乾燥してしまい、合わせ目が開いた状態で固まる
- 隙間にパテを塗って埋める
といったトラブルを起こしたらしく。
左側のは特に汚いけど、それの影響なんだね。
右側はそうでもないけど、ちょっと黄色っぽいような。
どうしても接着剤の成分によっては変色する。
こういうのが気になって、筆者は塗装をするようになったんだ。
鋳造表現を追加する
このザクの肩アーマーで以前実演した鋳造表現。
旧MSV製品をオマージュして、胸部や脚底にも表現を加えている。
ちょっとオーバーかな?
接着剤で溶かすタイプでもよかったかも。
組み立て完了!
合わせ目などは以前の筆者が処理済なので、これで組み立てを終了とする。
キットには
- ザクマシンガン
- ザクバズーカ
- ヒートホーク
- シールドラック
が付属します。
今回は長距離戦を得意とするガイア大尉機にしたので、マシンガンとラックをオミットした状態にしました。
三連星、並べてみたいねぇ。
下塗りを始める
それでは塗装を始めましょう。
まずはサフから。
Mr.サーフェイサー1000番を吹き付けます。
その後ヒートホークの刃にはMr.カラーのオレンジイエローを。
これは筆者が速乾式の接着剤を導入する以前に合わせ目消しを行っている。
乾燥の遅い接着剤で各接着面がヒケている可能性が高いので、念入りにチェックしよう。
各部の塗装
さらに本体色を塗っていきます。
- 関節・武器→Mr.メタルカラーのアイアン
- 肩・脚底などの黒→Mr.カラーのカウリング色
で仕上げていきます。
バックパックなどは後にグレーで塗るので、ここで黒く下塗りをしておきます。
黒い三連星の機体、よく見ると黒が2色使われているんだよね。
見落としがちというか。
更に塗っていきます。
- ヒートホークの紫→旧ガンダムカラーのパープル3
- 本体の紫→旧ガンダムカラーのパープル4
- 脚などグレー→Mr.カラーの明灰白色1
ですな。
基本的に以前作った黒い三連星の旧ザクに準じています。
相変わらず在庫の旧ガンダムカラーが。
パープル3はドムの手足。
パープル4はドムトローペンやHGUCのトリプルドムセットの手足の色だ。
4は3に比べて少し白っぽい色味となっている。
バックパックや脚の動力パイプをマスキングして、メインの黒を塗ります。
使用したのはガイアカラーのミッドナイトブルーですな。
黒い三連星の機体色って結構難しいよね。
黒っていうわりには、キットの成型色は紺色っぽいし。
今回は以前の旧ザクに合わせてミッドナイトブルーにした。
この色はグロスシーブルーとも呼ばれる。
大戦期のアメリカ海軍機に塗られていた色をイメージした塗料だ。
今回の戦果
マスキングをはがして一度組み立て。
塗装をしたことで、より「黒い」三連星っぽくなりましたな。
よく見ると脚の動力パイプ付け根付近のグレー部分を塗り分け忘れているけどね。
これは後でエアブラシを吹き直しておこう。
今回はここまで。
次回はマーキングなどを済ませる予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット