模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回は筆者が長年積んでいたハセガワの九九式双軽I型が完成しました。
今回は……。
積み山の一区画だけまったく動いていないところがある。
そこに積んであった航空機模型を取り出して紹介しよう。
しばらく飛行機が続くなぁ。
完成品を水増ししたいのでしょう。
今回のお題 アカデミー ユンカースJu87G-1スツーカ
今回作るのはこちら。
アカデミーより
ユンカースJu87G-1スツーカ
だ。
筆者のお気に入り、Ju87スツーカだね。
直近でもフジミ製のB-1型を作っていましたな。
ユンカースJu87G-1とは?
Ju87は第二次世界大戦期に活躍したドイツ軍の急降下爆撃機だ。
G型はJu87の量産型としては最後のグループになる。
- A型→先行量産型とも言えるグループ。大型の主脚スパッツが目印
- B型→前期生産型
- R型→B型に増槽を取り付けて航続距離を伸ばしたもの
- C型→艦載機型。空母が未完だったので大量発注はキャンセル
- D型→エンジンや各部形状を変更した後期生産型
- E型→計画のみ
- F型→計画のみ
- H型→複座の練習機型
- G型→爆弾の代わりに3.7cm機関砲2門を装備した対戦車攻撃機型。今回作るのはこれ
ですな、大まかには。
大戦後期の1943年ごろになると、東部戦線でドイツ軍はソ連軍相手に形成を逆転されていく。
特にソ連軍は大量の戦車部隊を繰り出してきており、これに対抗するための対戦車攻撃機が求められた。
この手の機体として既にヘンシェルHs129が存在したが、これに続く対戦車攻撃機として旧式化していた急降下爆撃機Ju87Dに3.7cm機関砲2門を装備したものが試作される。
そのJu87Dに3.7cm砲を装備したものが、後のG型になるってことだよね。
ですな。
同じようにJu88に機関砲や対戦車砲を装備した、Ju88Pシリーズも登場しましたが……
こちらは使い勝手が悪くて少数に終わったようです。
このJu87G、G-1型とG-2型の二種類が存在する。
- G-1型→主翼が従来型と同じ長さの機体
- G-2型→主翼がJu87D-5と同じ延長された機体
という違いだ。
今回作るのはG-1型となる。
G-2型はここの黎明期にフジミ製品のもので作りましたな。
G型のJu87は対戦車攻撃任務に活躍。
兵士達からはカノーネン・フォーゲル(大砲鳥)の愛称で呼ばれた。
しかしかなり無理のある装備だったからか、操縦性は劣悪。
Ju87のエースであるハンス・ウルリッヒ・ルーデル曰く
「操縦が恐ろしく難しい機体」
とのこと。
しかしあの人はその機体で戦果を上げていったという。
3.7cm機関砲を装備し、対戦車攻撃に奮闘したJu87G-1。
アカデミー社のキットで作ってみよう。
箱の中身を確認しよう
とりあえず箱を開ける。
中身はこんな感じ。
いつもの注意書きがたくさん。
まずはプラパーツ。
5枚のプラランナーと1枚のクリアーランナーで構成されている。
1/72の飛行機模型にしてはランナー数が多め。
1枚あたりの部品数は少ないんだけどね。
付属のデカール。
残念ながら尾翼の鉤十字は付属しない。
アカデミーは韓国のメーカーだよね。
鉤十字に関する規制は薄そうだけど。
輸出の際にいちいち削るのが億劫だから、という説を推してみます。
以前組んだ同社のMe262では分割状態ではあるものの付属した。
ただアカデミーのキットは付属しないほうが多数派のようだね。
こちらは紙媒体。
これらのほかペライチの塗装図が付属します。
それについては後述。
注意書き類は他キットとの共通品だね。
このキットに収録された塗装は2種類。
- 第2急降下爆撃航空団 ハンス・ウルリッヒ・ルーデル搭乗機
- 第1地上攻撃航空団所属機
となっている。
塗装パターンに大きな違いはなく、プロペラスピナー先端の色と番号表記が異なるぐらいだ。
ルーデル……
さっきも名前が出てきたけど、あの「ソ連人民最大の敵」の人?
ですな。
筆者も今回こちらの塗装にするそうです。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から作業開始となる。
幾多ものスツーカを作ってきた筆者。
アカデミー製は今回初めてかな?
そのようですな。
ずいぶん長い間放置していたように見えます。
箱の側面にイエローサブマリンのテープが貼られていましたが、秋葉原のですかね?
まだラジ館が建て替えられる前のところで購入した気がするね。
筆者は階段の上り下りに苦労した記憶があるようだ。
あの店は当時旧ラジ館の上から2番目のフロアに入っていたはず。
となると2010年~2011年明け辺りですかな。
13~4年前という。
付属しない鉤十字の手配もあってしばらく放置していたんだ。
その問題も解決したので、ようやく始動となる。
詳しくは次回以降になるだろう。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット