模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回、前々回とファインモールド社のMe410が完成しました。
今回は……。
先日作業中に見つかったBf110のアンテナ。
丁度Me410を作っている最中だったので保留続きだったけど、そちらが片付いたのでこのBf110の作業を再開しよう。
作戦再開!
前回はマーキング作業で止まっていた。
今回はウェザリング作業を行い、完成に持ち込む。
これ以上作業を止めるわけにはいきませんな。
スミ入れと凸モールド
まずはスミ入れ作業。
タミヤエナメルのスミ入れ用ブラックで作業を行いますが・・・・・・。
こうかはいまひとつのようだ
ってやつだね。
このキット、凸モールドだからね。
溝に流れるわけではないので、普通のスミ入れだと効果が薄いというか。
フラップ部分など凹んでいる場所もあるので、完全に無駄というわけではありませんが。
ということで筆者は思った。
「凸状ならドライブラシでいけるのでは?」
と。
タミヤエナメルのフラットブラックを使い、凸モールドへドライブラシ。
画像左が作業前。
右が作業後。
思ったよりいい感じにいったのでは?
ドライブラシについては以下の過去記事から。
銀の剥げチョロ表現
続いてタミヤエナメルのクロームシルバーで銀の剥げチョロ表現。
主に人が触れそうな場所を中心に。
筆者の場合ミスした部分を隠す目的で使うことが多いかな。
塗装剥げだったり、デカールの破れだったり。
都合の悪いことは見えなくするに限る。
排気管周りを汚す
ウェザリングの最後は排気管汚れ。
本体の錆はウェザリングカラーをペタペタと。
スス汚れはウェザリングマスターを使っています。
排気管汚れについては以下の過去記事も参照に。
とりあえず筆者は航空機キットを作る際、今回のような
- スミ入れ
- 銀の剥げチョロ
- 排気管汚れ
をいつも行っている。
こちらも詳しくは過去記事を参照に……。
つや消しを吹いて、完成!
最後に水性のつや消しクリアーを吹きつけます。
そして風防のマスキングを剥がし、上部にレーダーパーツを接着して完成です。
このA67パーツ、今回作ったCパターンの塗装図だけ何故かリング部分が描かれていないんだよね。
組み立て説明書のほうには切り取り指示は書かれていない。
とりあえず筆者はリング部分も残して取り付けているよ。
窓部分に付けるので、接着剤はセメダインを使用。
それと、排気汚れにもっとスス汚れ感を出したかったので・・・・・・
ここでもう一度ウェザリングマスターを擦り付けています。
・・・・・・今見ると錆もススもちょっと誇張しすぎたように見えますね。
アクシデントもあったけど、これでメッサーシュミットBf110G-4が完成だ。
以下、ギャラリー。
イタレリ メッサーシュミットBf110G-4 完成!
今回作ったのは121機撃墜の記録を持つ夜戦のエース、ハインツ=ヴォルフガング・シュナウファー少佐機。
一貫してBf110を愛機とした人物です。
連合軍からはサン・トロンの幽霊と呼ばれていた。
主にイギリス軍の重爆撃機を撃墜。
単純な西側連合軍機の撃墜スコアはドイツ軍内で3位だった。
ただ乗員の多い機体を多く撃墜していたため、人的な損害を最も与えていたのはこのシュナウファー少佐と認識されているようだ。
続いて後継機であるMe410と並べてみよう。
スマートなBf110に対して、丸っこいフォルムのMe410ですな。
丁度Bf109のE型とG型みたいな。
作ってみた感想のコーナー
エッチングパーツでアップデートされているけど、凸モールド等古い要素もあるキットだね。
ただアンテナを装備したBf110G-4のキットは珍しい。
2021年1月現在で他には、エデュアルドから出ているぐらいかな。
C型、D型、E型となると複数メーカーから発売されているけど。
エッチングパーツの取り扱いが苦手な筆者でも、今回のキットは上手く取り付けられましたな。
シートベルトなんかはかなり乱雑に取り付けていたけど。
よく見ると接着剤が盛大にはみ出ている。
他にも塗装パターンが5種類と豊富なのも評価ポイントかな。
鉤十字は付属しないけど。
……今回はこんな感じかな。
そのようですな。
次回も、お楽しみに!
この記事で作っているキット