エアフィックスから発売されています、駆逐機Bf110を作っていきましょう。
前回は風防などを取り付け、全体の組み立てを終えた。
今回は塗装とマーキングをしてみよう。
だいぶ暖かくなって春らしい気候になってきたかな。
作業中の換気ついでに窓を開けるといい感じに。
夏になる前にエアコンの手入れとかを済ませたいところですな。
筆者の部屋の片付けでまた臨時休業になるかもしれない。
とりあえず今回の作業を進めよう。
塗装図の確認
本キット付属の塗装図はこちら。
ドイツ軍所属機とイタリア軍所属機の2種類が収録されています。
今回は珍しいイタリア軍所属機をチョイス。
塗装図の下のものだ。
夜間戦闘に使われたのか、下面が黒く塗られているのが特徴だね。
また所々オリーブドラブで塗りつぶされた箇所もある。
下地を作る
まずは下地作り。
- 風防や脚にMr.カラーのRLM02グレーを吹きつけ
- その後全体にMr.サーフェイサー1000を吹きつけ
という順番で進めていきます。
「モールドが埋まるからサフは吹かない」
って人もいるみたいだけど……
このキットはかなりモールドが深めに彫られているから、埋まる心配はないね。
下面の塗装
イタリア軍所属機は胴体に白い帯を塗っている。
ガイアノーツのホワイトサーフェイサーを吹きつけ、乾燥後にマスキングをしよう。
実機は通常の塗装から黒い下面色を塗っているように見えますが……
先に下面を塗ったほうがやりやすそうだったので、こちらから。
使用したのはMr.カラーのカウリング色です。
筆者は夜間迷彩の黒を塗るとき、いつもこの色を使っているよね。
普通の黒よりも少し青みがありますな。
変化をつけたいので、こちらを選んでいるのだとか。
上面の迷彩を塗る
おそらく上面に追加されたオリーブドラブも実際は通常迷彩の上からの上塗り。
しかしマスキングがしやすそうだったので、先に塗ってしまう。
ただこの色で少し迷ってね。
なんかあったの?
エアフィックスのキットはすべてハンブロールカラーの指示となっている。
んで当該色はハンブロール66番、マットオリーブドラブで塗るんだけど……
この色、オリーブドラブという名前の割には妙に青みや黒みが強いようでね。
筆者の愛用しているMr.カラーの同名色は、もっと黄色とか茶色っぽいというか。
なので代わりの色を探していた。
ここで筆者は代わりにRLM80オリーブグリーンを発見。
名前も色みもそれらしいので、それで塗ることに。
本来はドイツ軍機の熱帯色の斑迷彩に多用されている色ですな。
筆者はあまり使っていませんが……。
使用頻度が少なくて余り気味だった色だ。
これ幸いと今回使うことに。
後の上面は通常のドイツ軍機でも多用された色だ。
まずはRLM71ダークグリーン。
どちらかといえば攻撃機・爆撃機によく使われる色だね。
Bf110は重戦闘機を基本とした多用途機だけど。
Bf110は割と塗装バリエーションが多いですな。
そしてマスキングをし、RLM70ブラックグリーンを吹きつけ。
これでようやく迷彩は終了だ。
あらら、プロペラが片方外れちゃっているよ。
エンジンナセルの内部に軸が引っ込んでしまっていますな。
後でナセルを外して再接着しましょう。
テープ剥がしタイム!
お楽しみのテープ剥がしタイム。
ついでに細かい部分を筆で塗り分けよう。
オリーブドラブ部分はもう少し黒っぽい感じが良かったかな?
なんかRLM71と被っているような。
しかし黒っぽくするとRLM70や下面色と被るように……。
マーキング!
そのままマーキングをしてしまう。
キット付属のデカールはこちら。
計器部分は使用済みだ。
ドイツ軍機だけど鉤十字はついてこないから、別途用意してね。
今回はイタリア軍機にするから大丈夫だけど。
……それにしても細かい注意書きが多いような。
夜間迷彩で塗り潰されてしまったのか、イタリア軍機では下面の注意書きを一部省略する。
塗装で塗り分けの手間が増えたけど、こっちでは逆に少し手間が省けるんだ。
今回の戦果
貼り付けるとこんな感じに。
2017年製のカルトグラフデカールなので、特に問題はありませんな。
デカール軟化剤と合わせれば凹凸も問題なく馴染みます。
イタリア軍所属機だよね?
主翼のマーキングはドイツ軍所属機っぽいけど。
胴体の機番や尾翼の白十字部分で、イタリア軍所属をさりげなくアピールしている。
今回はここまで。
次回はウェザリングを施して完成予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット