エアフィックスから2010年ごろに発売された、メッサーシュミットBf110C-2/C-4のキットを作っていきましょう。
前回は箱の中身を確認した。
今回は一気に組み立ててしまおう。
なんとなく予想はしていたけど、ダイジェスト版になりそうだね。
基本的に内容は前作の2017年発売版と同じですからね。
詳しくはそちらを参考にしていただければい幸いです。
装備など一部異なる部分を中心に紹介していこう。
それでは作戦を開始する。
主翼などに取り付け穴を開ける
今回は機体下部に増槽を取り付ける。
取り付け用の穴を開ける箇所があるので、ピンバイスで開口しよう。
主翼下部に2つ。
胴体下部に1つ。
それぞれ穴を開けます。
穴の指定は全て0.5mm径。
ただ後に判明したけど、胴体下部のものは1.0mm径のものがちょうど良かった。
なので後で同径のピンバイスで穴を広げている。
合わせ目接着
主翼の準備ができたら各部貼り合わせ。
今回は増槽と爆弾も取り付けるので、それらもここで接着しておこう。
爆弾と主翼下の増槽は大小2種類あり、どちらかを選んで取り付けます。
今回は
- 爆弾→小
- 増槽→大
にしてみました。
合わせ目消しについては過去記事を参考にしてね。
コクピット周りの組み立て
乾燥待ちにコクピットを進めていきます。
ここは前に作った2017年版と変わりませんな。
詳しくは本記事冒頭に乗せた過去記事を参考にしてください。
座席の奥まった押し出しピン跡を処理して……
付属のパイロットを乗せる場合は処理しなくていいかも。
準備ができたら内部の塗装。
一度サーフェイサーで押し出しピン跡部分をチェックした後、RLM02グレーをメインに吹き付けていく。
塗装が済んだら各部組み立てて、計器のデカールを貼り付けてスミ入れやドライブラシだ。
このあたりも過去記事を参考にしていただければ。
Part3の範囲ですな。
計器板の周りも少し削りこんで薄くしておこう。
後で胴体に噛み合わせる際にうまくはまらないから……。
ちなみにこの作業、わずかな塗装面積のためだけにエアブラシを用意するのがもったいないと筆者が判断。
以前の2017年版と同時に塗っていた。
エアフィックスのBf110はこれで2機目。
……コクピットブロックが4つあるような。
詳細は後のお楽しみだ。
後は胴体もコクピットに組み込み、胴体を接着。
機首側は接着剤をはみ立たせて合わせ目消しの準備。
尾翼側は合わせ目を残し、後にタガネでモールドを強化します。
このあたりも前作品と同じ流れ。
いきなりタガネで彫りかえすよりも、先にデザインナイフとかで当該部分を軽く彫ってガイド代わりにしておくといいかも。
エンジンバーツなどの取り付け
接着剤の乾燥待ちに各部を進める。
エンジン、機首、主脚、尾翼などを組んでおこう。
尾部パーツは大小2種類あるね。
今回は前作品と同じ小のもので。
接着剤が乾いたら主翼や胴体を整形し、組み立てた各部品を取り付ける。
ここで前作と異なる箇所は右エンジンの吸気口パーツ。
塗装図Aパターンだと前作と同じ68D番パーツを選ぶ。
今回作るBパターンだと96B番パーツとなる。
間違えないようにしよう。
エンジン吸気口パーツはいくつかバリエーションがありますな。
熱帯方面の機体だと防塵仕様になっていたり。
機体下部の装備品組み立て
成型の都合か、増槽部分は支柱と本体がこんな感じの分割になっている。
タンクの一部が支柱側についているので、合わせ目消しの要領で接着・整形をしておく。
そのままだと支柱パーツははまりにくいね。
接着前に少し削りこんだほうがいいかも。
組み立てるとこんな感じに。
さきほど胴体下部の増槽用の穴を広げたと言ったけど……
実際はここで仮留めした際に行っている。
主翼下の増槽支柱よりも太かったから、0.5mm径ではハマらなかったんだ。
増槽だけでなく、爆弾ラックも忘れずに。
これは取り付け穴が最初から設けられているから、そこにラックパーツを接着するだけだね。
この爆弾ラックを増設したC-4型をC-4/B型と呼ぶ資料もあるようだ。
更にエンジンを換装したり、爆弾ラックの種類がいくつかあったりするとも言われている。
細い部品や細かい部品を省略している本キット。
前作同様、胴体下のアンテナパーツだけ自作しておきます。
詳しいやり方は前作の過去記事を参考に……。
今回の戦果
増槽部分はここでは接着せず仮留め状態。
塗装の利便性を考えた。
風防のマスキングも完了。
これで組み立て終了かな?
そういうことにしよう。
今回はここまで。
次回は塗装作業になるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット