
エアフィックスのJu87B-1スツーカを作っていきましょう。

前回はダイジェストで組み立て全体を進めてしまった。
今回は塗装とマーキングにしよう。

サクサクっと組み立て完了。
塗装もほとんどいつも通りかな。

今回はマスキングとエアブラシ吹きがメインになりそうです。

以前のB-2型はそれなりに時間がかかってしまったので、今回はサクッとやっつけてしまおう。
それでは作戦を再開する。
塗装図の確認



キットには
- ドイツ空軍所属機
- コンドル軍団所属機
の2種類の塗装が収録されています。
基本塗装はほぼ共通ですな。

今回はドイツ空軍の第51急降下爆撃航空団所属機にしよう。
こちらはプロペラスピナー部分に黄色い帯を塗ってやる必要がある。
本体の塗装ついでに塗り分けてしまおう。
下地類の塗装


手始めに下塗りからの下面塗装。
金属化したピトー管にプライマーを塗布後……
- 風防の下塗り→Mr.カラーのRLM02グレー
- 全体の下塗り→クレオスのMr.サーフェイサー1000
- プロペラスピナーの黄色帯→Mr.カラーのRLM04イエロー
- 下面色→Mr.カラーのRLM65ライトブルー
の順番で塗っていきます。

この辺りは直前に作ったB-2型と同じ……。
上面色をエアブラシで塗り分ける


上面色はJu87の標準的な、RLM71ダークグリーンとRLM70ブラックグリーンの塗り分け。
Mr.カラーの同名色をそのまま使ってしまいます。

B-2型は上面を筆塗りだったけど、今回はいつものエアブラシ吹きに。

前回はRLM79サンドブラウンの雲形迷彩があったけど、今回はそれがないからね。
なにより前回の筆塗りは思ったより時間がかかった。
筆者としては筆で塗るよりも、マスキングでテープをペタペタする時間の方が短く感じたようだ。
実際に試す前は
「テープをペタペタするよりも筆のほうが早いのでは?」
と思ったようだけど、そうもいかず。

テープをペタペタする時間が大半で、塗料を使う時間自体は短いですな。
なので溶剤臭に曝される時間も短くなるという。
臭気の問題は水性塗料などに切り替えれば改善しそうですが。

ラッカー系塗料は臭気が強めだけど乾燥が速い。
特にマスキングが必要な塗装パターンの場合、すぐにテープを貼り付けられるのが利点だ。


塗装後にテープを剥がし、細かいタイヤなどを塗り分け。
主脚はこの段階で本体に取り付けてしまっている。

あっという間に。

プロペラスピナーの黄色帯は多少ガタついていましたな。
上から筆塗りをして、ガタガタな塗り分け部分をうまく馴染ませています。
マーキング作業


そのままマーキング作業に。
こちらがキット付属のデカールですな。

例によって鉤十字が付属しないので、これはB-2型同様手持ちの別売り品で追加する。
コンドル軍団所属機にすれば、調達の必要がないんだけどね。

B-2型も非ドイツ軍所属機が収録されていたからね。
その辺りの事情かな?

もう一つドイツ軍所属機版として作る際の注意点として、下面の国籍マークがある。
B-2型ではダイブブレーキと重なる部分のマークが別に用意されていたけど、こちらのキットにはそれがない。
自分で塗り分けるなどしよう。


重なる箇所云々……
このダイブブレーキ部分の細長いやつのことかな?

それですな。
幸い面積は狭い上に白と黒なので、塗り分け自体は簡単でした。
多少ガタついてみえますが、それは気にせず……。

どうしても主翼との間に隙間があるからズレて見える。
目の錯覚ということにしておこう。
今回の戦果


調達した鉤十字を含め、デカールを貼り付けるとこんな感じに。
比較的新しいキットだからか、他社製品に比べて細かい注意書きが多めです。

……この塗装パターン、どっかで見たことあるような。



確認したところ、以前組んだフジミ版のシャークマウススツーカに同塗装パターンの機体が収録されていましたな。
部隊コードの「6G+AT」の文字も一致しています。
ただ考証が違うのか、マークや部隊コードの「A」の文字色が異なりますな。

ということは結構有名な機体なのかな。

逆にフジミ製のシャークマウスの機体も、同一機が今作っている製品のデカール変更版に収録されていますな。

筆者の組みかけ放置品にフジミ製のJu87が相当数あったので、その辺りの兼ね合いが少し気になるところだ。
以前それで組みかけ品とパーツを入れ替えた気がするけどね。
とりあえず今回はここで中断。
次回はウェザリングなどをして完成に持ち込む予定だ。

続きは次回!
この記事で作っているキット