エアフィックスより発売されています、2017年版のJu87B-2を作っていきましょう。
前回は箱の中身を確認した。
今回は組み立て開始。
各部の合わせ目を貼り合わせたり。機内を塗っていく。
相変わらず、筆者の作業に記事が追いつきそうなんだけど。
前回のドムR35でだいぶ作業が遅れましたからね。
今回も乾燥待ち箇所が多く、中々進まなさそうな気がします。
とにかく進められるところから進めていこう。
それでは作戦を開始する。
主脚の貼り合わせ
手始めに、すぐに貼り合わせられそうな場所から……
比較的新しいキットだからか、やや部品分割が細かいですな。
主脚部分が色の変わる上下部分で分割されています。
タイヤ部分は自重変形状態を再現しており、更にスパッツ内部で突起を噛み合わせて固定する方式。
固定する向きによって着陸時の変形状態のタイヤか、飛行時の変形していないタイヤの状態かを選択できる。
スパッツ内の見えないところで固定したり、変形状態を隠せるようになっているわけだね。
筆者は基本的に着陸状態で作るから当初は変形面を下にする予定だったけど……
「手で持ったときに不自然なのでは?」
と、ブンドドの飛行時を思い出し、今回は変形していない面を下にしている。
ブンドド……。
「ブーン!ドドド!」の擬音由来ですな。
手で持って遊ぶことの意味です。
画面の向こうの君たちも、一度はやってみたことがあるだろう?
筆者としては他に
- 小型の単発機だからタイヤを変形させなくても違和感なさそう
- 他社のJu87と並べた際に揃えたい
というのもあるそうだ。
……とりあえず合わせ目消しに関しては過去記事を参考にしてね。
機首の組み立て
エアフィックスからはB-1型が先に発売されたけど、B-1型とB-2型の外見的相違点として機首部分がある。
このキットは機首の下部やプロペラを新規パーツに差し替えて、B-2型独自の形状を再現しているんだ。
後付けできそうなプロペラ部分は一旦後回し。
機首本体を組んでいく。
- 排気管の向き
- カウルフラップの可動部分
が主な差異だったね。
変化のない上部はB-1型とB-2型で同じ部品になっているけど。
ここもフレーム付きの排気管パーツを外装で挟み込む、独特な組み方となっていますな。
各部整形しつつ取り付けていきましょう。
組み立てるとこんな感じ。
機首下部に合わせ目ができるようなので、一度乾燥待ちに。
パーツの角が丸まっているからか、合わせ目の両端に隙間ができていますな。
ここは接着ついでに伸ばしランナーでも突っ込んでおくと良いかと。
機内の組み立て
あらかた接着できる場所は乾燥待ちになったので、コクピット部分を組んでいく。
実際のキットでは、一番最初にここを組む指示がでているけどね。
コクピットは床板部分が主翼下部と一体に。
前に組んだ九七艦攻と似た感じの構成というか。
パイロットの人形も付属しますが、それに伴って操縦席は2種類からの選択式。
パイロットありの場合はシートベルトなしの座席を。
パイロットなしの場合はシートベルトありの座席を使いましょう。
今回はパイロットなしにするので、ベルトのディティール付き座席を使います。
とりあえず組み立てるとこんな感じに。
ここで気になったのは、コクピット右側面の内部パーツであるB22番パーツ。
四角い機器部分のど真ん中に、押し出しピンによる大きな凹みがあります。
筆者は似たような口径のランナーを輪切りにし、接着。
乾燥後に切削して均してしまう予定です。
接着して埋める……
伸ばしランナーと同じ活用法だね。
機内自体は充実したディティールで、1/72スケールの航空機としては充分な出来というか。
キットでは先に胴体を組んでから、主翼上下パーツを貼り合わせる指示が出ている。
ただ乾燥時間が欲しかったので、筆者は先に主翼上下を合わせることに。
見た感じ先に主翼を組んでからでも胴体は組み込めそうだったのでね。
ここも主翼下部が途中で分割されている、独特なパーツ構成となっていますな。
……丁度主脚のスパッツ周りで合わせ目が発生する感じになってしまっていますが。
ここの合わせ目も接着剤のはみ出しだけでは埋まらなさそうだったので、後で伸ばしランナーを貼り付けている。
反対に主翼上下の合わせ目は一部モールドに合わせており、前側の一部は合わせ目が発生しないようになっている。
変わった分割方法だけど、接着さえうまくすればなんとかなりそうかな?
合わせ目に気をとられて忘れそうになるけど、主翼下部は先に内部から穴開け作業が必要なので注意。
50kg爆弾のラックとダイブブレーキの取り付け箇所に穴を開けよう。
前者は1.2mm径、後者は1.0mm径の指示。
筆者はとりあえず両方とも1.0mm径で開けている。
R型で作る場合50kg爆弾の代わりに増槽を取り付けるけど、穴開け箇所は共通だ。
機内の塗装
組み立て後は機内の塗装。
エアフィックス製品は基本的にハンブロールの塗料で塗装指示が出ている。
筆者はクレオスやタミヤ、ガイアノーツの塗料をメインに使っているので、それらに置き換えている。
ハンブロールの指示では
- 機内全体→240番 マットRLM02グレー
- 計器盤→85番 サテンコールブラック
となっています。
筆者は手持ちの
- Mr.カラー RLM02グレー
- Mr.カラーGX ウイノーブラック
に置き換えて塗っています。
その後は細かい部分を塗り分けた後、計器のデカールを貼り付けてスミ入れとドライブラシでウェザリング。
機器類が再現されているので、凹凸を強調するドライブラシと相性がいいですな。
操縦桿の根元はハンブロールの62番、マットレザーで塗り分ける指示が出ている。
茶色系の色のようなので筆者は手持ちのタミヤカラーアクリル、レッドブラウンで代用した。
指示はないけど操縦席のシートベルトもこの色に。
操縦桿の根元ってキットによって指示が違うような。
他社キットだと他に黒だったりカーキだったり。
どれが正しいんだろう?
今回の戦果
その後は胴体左右を貼り合わせ、そのまま主翼とも合わせてしまう。
組み立て順序を無視したからか、多少胴体と主翼の間に隙間ができそうになった。
クリップやテープでなんとか押さえ込んでいる。
操縦席と後部座席の間の仕切りは一緒に塗り分けましたが……
キットでは最後の方に取り付け指示が出ています。
ここで取り付けても整形作業の邪魔になりそうなので、指示に従って後回しにしてしまいましょう。
今回はここで中断。
次回は貼り合わせ部分の整形をしつつ、残りの部品を組んでいく予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット