模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回は筆者が苦労の末、AモデルのBf109 T-1型を完成させました。
ヴァルダ殿、今回はまた新たなキットを作るのでしょうか?
筆者がT型を作っている最中、同じBf109の作りかけを掘り出してきた。
今回はそのキットを作っていこう。
またメッサーシュミットかぁ。
筆者もドイツ機好きだね。
メッサー好きかい?
うん、大好きSA☆
実際のところ
- シンプルな見た目ですぐ形になる
- マスキングの手間が少ない
- 他の航空機よりも比較的安価
ということで、筆者はよく購入するそうです。
今回のお題 メッサーシュミットBf109 E-7型
今回作るのはこちら。
エアフィックスより
メッサーシュミットBf109 E-7型
だ。
なんかカッコいい箱だね。
近年のエアフィックスキットで見られるCGアートですな。
メッサーシュミットBf109 E-7型とは?
前回のT型でも説明したとおり、Bf109は第二次世界大戦のドイツ軍主力戦闘機だ。
E型はその中でも前期生産型とも言える存在だ。
前身のD型ではJumo 210を搭載。
E型ではダイムラーベンツ社のDB 601Aを搭載している。
エンジンが変わったのが一番の相違点だね。
E-7型は航続距離の延長のため機内の配管などを改めて、胴体下部に増槽を装備できるようになったのが大きな特徴といえる。
Bf109の欠点の1つに、航続距離の短さが挙げられますな。
これが原因で1940年のバトル・オブ・ブリテンでは英軍戦闘機相手に滞空時間で大きな制約があったようです。
爆撃機の護衛を担当した双発戦闘機Bf110が、単発戦闘機相手の空戦に不向きで足を引っ張っていたのもあるね。
こうして配備されたE-7型であったけど……
- 燃料漏れなどのトラブルがあったこと
- 英軍が戦闘機をさらに改良してきたこと
などもあって主要型にはならず、次のF型へと切り替わっていくんだ。
なんか残念な感じに。
Bf109は無駄が無くコンパクトに仕上げられていますからね。
その分余裕がないため、後々の改良には苦労したのだとか。
G-6型でも機首機銃が装甲内に収まらず、コブ状になっているからね。
作りかけのキットを確認する
それでは箱を開けよう。
前述通り、これは昔筆者が作りかけで放置してしまったものだ。
コクピットやプロペラは組み終わっているようだね。
デカールの欠け部分はコクピットの計器板に使ったぽいね。
説明書によると、ランナーは4枚。
内1枚はクリアーパーツとなっています。
エアフィックスのキットは幅が狭く、厚い箱に入れられている。
なのでランナー枚数は1/72スケールキットでは多く感じるけど、パーツ数は少なめだ。
モールドの深いパーツが特徴的ですな。
近年のエアフィックス製品の特徴だ。
同社は古いキットもよく再販されており、そちらは凸モールドとなっている。
このキットは新しい方なのでスミ入れ時も安心。
塗装は2種類。
片方は熱帯用エアフィルターを装備しアフリカ戦線で活躍したドイツ軍第27戦闘航空団のもの。
もう片方はブルガリア空軍所属機。
ブルガリア軍とは、珍しいですな。
今回はそのブルガリア軍仕様で作る予定だ。
……というのもドイツ軍仕様は同じマーキングがタミヤのキットで作れて、筆者は作成済みなのでね。
単純に今回のキットに鉤十字が付いてこないというのが一番の理由なんじゃないの?
次回、製作!
今回はここまで。
次回からこの作りかけキットを完成させるべく、作業を進めていこう。
比較的新しいキットのようなので、そこまで苦戦することはなさそうですが……。
続きは次回!