グリーンマックス社の着色済みキット、スロフ62を作っていきます。
前回は車体の組み立てで終わってしまった。
今回は屋根と床下を作って、全体の組立てを終了しよう。
6月ももう終わりかぁ。
今回は月末。
なので今月分の生産記録を最後に載せますよ。
どうなっているかな。
屋根の組み立て
屋根はグレーの成型色。
ベンチレーターの取り付け位置があらかじめモールドされており、クーラーの取り付け位置は開口されている。
親切設計ですな。
クーラーは切り取り済みのものが5個入っている。
ベンチレーターは屋根と同じランナーにも付属するけど、今回は付属する別ランナーのベンチレーターを使用する。
なんか違うの?
この別ランナーのベンチレーターは元々別売りのディティールアップパーツで、屋根ランナーに含まれるものよりも精密に出来ている。
画像左側が屋根ランナーのもの。
右側がベンチレーターランナーのもの。
側面の開口部が再現されているのがお分かりいただけるだろうか。
とはいっても、このガーランドベンチレーターはスロフ62では2つしか使いません。
残りのT型ベンチレーターは別ランナーのみ含まれるので、いずれにしろこれのお世話になるんですけどね。
クーラーは切り取り済みなので、そのまま取り付けるだけ。
気になる人はパーティングラインとかを成型したほうがいいね。
クーラーとベンチレーターを屋根に接着していきます。
成型色を生かすので、接着剤のはみ出しに注意しつつ・・・・・・。
両端のガーランドベンチレーターは曲面の屋根を持った客車に合わせているためか、今回の平たい低屋根のスロフ62には接着しにくい。
ベンチレーター自体を軽く曲げて平面に合うようにするといいかな。
T型ベンチレーターは10個が真っ直ぐ並ぶように接着。
定規などを当てて真っ直ぐか確認しながら作業をするといいかも。
屋上機器が全て取り付け終わりました。
弁当箱みたいなクーラーが特徴的ですな。
これはAU13クーラー。
国鉄車両の中では最もポピュラーな形式のクーラーだったみたいだね。
1969年頃から搭載が始まった様子。
今の鉄道車両はでかいカマボコのようなクーラーを1基搭載した、集中式冷房装置が主流なようですな。
なんか違うの?
集中式は1両1基なので、保守する際に楽だそうです。
分散式は最初から分散して搭載されているため隅まで冷気を送るための配管などが不要で、屋根の強度もそこまで求められないのが利点だそうです。
他には新幹線など高速性能を求められる車両の場合は、低重心化のため床下に装備することが多いんだ。
ここまでできたら車体と屋根を接着する。
屋根と車体には向きがあるので間違えないようにしよう。
よく説明書の図を確認しながら……。
これで車体の組み立ては終了だね。
一気にそれらしく。
床下の組み立て
続いて床下を組んでいく。
屋根と同じグレーランナーに床板が入っている。
それと黒い床下機器のランナーを用意。
見た感じ、他の客車と共通の部品みたいだね。
本キットについてくるのは1番のランナー。
車両によっては2番のランナーが付属します。
いずれも改修・補修用に別売りもされています。
商品名は1番→Aセット
2番→Bセット
となっていますな。
紛失時も安心。
それと、台車も用意。
今回使うのは品番5001のTR50台車。
連結器部分はお馴染みアーノルドカプラーですな。
取り付けは単純にピンを押し込むだけ。
外すときは引っ張るだけ。
簡単だね。
・・・・・・ところで箱に「非集電台車」と書いてあるけど?
Nゲージは
- 線路に電気を流す
- それを車輪から金属製の集電板を通して車両に取り込む
- 取り込んだ電気で車両のモーターを回したりライトが点灯
したりしますが・・・・・・
この台車は車輪の軸がプラ製だったり、集電板が取り付けられていなかったりします。
なのでそのままではライトや室内灯が機能しないということです。
仮に取り付けるなら、各自改造が必要な感じかな。
逆に集電板などの部品が車輪に接していないので、転がり抵抗が少なくスムーズに走らせることが出来る。
床下機器はゲート跡やパーティングラインなどが目立つので、整形しておく。
見えないところは軽めに済ませておきましょう。
整形方法は過去記事を……。
整形した部品を説明書の指示に従い、接着していく。
台車を先に取り付けたのは、この時に台車付近の部品が干渉しないようにするため。
全部取り付けるとこんな感じ。
右下のJパーツがカプラーに引っかからないか心配だね。
小半径のカーブを曲がらない限り大丈夫だろう。
ちなみに標準的な模型の曲線でも、実物よりもかなり急カーブらしい。
ところで、このJパーツってなんの部品なんだろう?
トイレ配管だそうです。
詳しいことは各自で調べてください。
それってもしかしてあんなのやこんなのを線路に垂れ流s
各自で調べてください。
ちなみに旧型客車のトイレに
「停車中は使用しないでください」
みたいなことが書いてあるらしいけど、そういうことらしい。
作業に戻って……
板の車内側にはオモリをセットする。
オモリをはめ込んだ後、留めパーツを床板に接着する。
座席の代わりにオモリかぁ。
内部再現は改造必須ですな。
今回の戦果
床下を車体に取り付け。
ここは保守のことを考えて、接着はしない。
これで組み立ては完了。
着色済みだから塗装はいらないね。
今回はここまで。
車体の塗装はすっ飛ばして、次回は細かい部分の塗装などになるだろう。
次回も・・・・・・の前に今月のまとめだったね。
ですな。
月末恒例 今月の戦果
2021年6月の戦果は・・・・・・
購入 4(ケッテンクラート、フェルディナント最終生産車、フンクワーゲン、スロフ62)
完成 4(ケッテンクラート、瑞雲、零式水上偵察機11型、フェルディナント最終生産車)
ですな。
差し引き0かぁ。
今の様子だと来月は鉄道模型が多くなりそうだね。
来月は積みを減らしたいところ。
続きは次回!
この記事で作っているキット