ドラゴン・サイバーホビーより、ツィンメリットコーティング済みのポルシェティーガーを作っていきましょう。
前回は車体を組んだ。
今回は砲塔を進め、全体の組み立てを終了する。
8月に突入。
夏本番だね。
気温的にはもう何ヶ月も前から夏ですが。
夏だろうと冬だろうと、筆者の在庫を崩していこう。
それでは作戦を再開する。
車長移籍案
まずは砲塔本体から。
防盾パーツと砲塔側面にツィンメリットコーティングが施されています。
防水カバーの取っ手は、過去の筆者が真鍮線に置き換えたようですな。
ここで筆者が兵士を乗せたくなったようで……
タミヤのティーガーI初期型に付属する車長を持ってきた。
今回の実戦型ポルシェティーガーとはキューポラが同一なので、大きくポーズを変えることなく乗せることができる。
座席は余剰指定されている「青A10・青A24・C11番パーツ」を使えばいい。
ただ兵士に合わせてプラ板を使い、座席基部を少し嵩上げする必要があるけどね。
ポルシェティーガーにはAランナーが2つあるんだよね。
ちょっと混乱しそうな。
説明書だと黒いAランナーと青いAランナーに分かれている。
黒いAランナーはポルシェティーガーの車体パーツが含まれている。
青いAランナーはティーガーI系列共通の砲塔内部パーツだ。
余談だけどポルシェティーガーの場合、この青Aランナーに含まれるキューポラのハッチ周辺も余剰パーツになる。
この余ったパーツは以前のイタレリ版試作型ポルシェティーガーに有効活用させてもらった。
イタレリ版は設計ミスなのか、キューポラのヒンジパーツが短いんだよね。
んで筆者があらかじめ外しておいた、今回のドラゴン・サイバーホビー版の余剰品を流用したと。
- 試作型ポルシェティーガー→ハッチ周りまでティーガーIと同じような構造
- 実戦型ポルシェティーガー→ハッチ周りはティーガーIと異なる構造
のようですな。
ちなみに今回のキットはハッチを2種類から選べます。
穴あり・穴なしの2種類ですが、今回は穴なしをチョイス。
どうやら本車輌は砲兵用のカニ型望遠鏡が装備されており、穴部分を通してそれを使っていたようだ。
実際の画像だと穴開き状態のが多く見つかるけど……
「雨とか降ってきたどうするんだろう」
とかいって、筆者は穴なし状態のをチョイスしてしまった。
ちなみにこのキットにはカニ型望遠鏡は付属しない。
更に進める。
ボックスアートだと、主砲根元の筒状部分はツィンメリットコーティングが施されている。
実物の画像でもギザギザっぽいのが見えたが、キットにはコーティングされていないパーツしかセットされていない。
なので急遽エポパテとローラーでコーティングを施している。
車体の前後フェンダーもだったよね。
なんかコーティング済みキットなのに中途半端な感じが。
設計者の方々が見落としていたのか、それともパーツ流用の都合か……
後部雑具箱の支柱を作る
雑具箱は専用のものではなくIII号やIV号戦車に装備されていたものと同じタイプ。
独特な形をした留め具で砲塔と接続されている。
上部の留め具や履帯ラックはエッチングのみ。
下部の留め具はプラパーツかエッチングパーツかの選択式となっている。
今回はオールエッチングパーツで済ませた。
ただエッチング・プラ共に下部の留め具は根元の寸法が合いませんな。
プラパーツの場合は説明書の指示通りに削って調整。
エッチングの場合も指示はありませんが、MA5番パーツの根元をハサミで切り取って調整しています。
根元ってことは、これはコーティングなしキットに合わせた寸法ってことかな?
コーティングの都合で取り付け穴がないから、その分余計な寸法になるという。
それと上部留め具には雑具箱を留めるリベットのディティールがない。
これは薄切りした伸ばしランナーで追加している。
砲塔組み立て完了!
とりあえず砲塔はこれで組み立て完了。
キューポラ内部のクリアーパーツは後で接着予定。
キューポラ本体は仮留め状態にしておく。
ここは本体ほど迷走した感じにはならなかったかな?
エッチングパーツに苦戦したぐらいで。
中途半端にして放置すると破損の原因になるからか、過去の筆者もエッチングには手をつけていなかったようです。
単純に筆者はエッチングの扱いが苦手で手をつけていなかったというのもありますが。
今回の戦果
車体に砲塔をセット。
他キットのように引っ掛けるポイントはなく、そのまま乗せる形になる。
持ち運び時には注意だ。
なんか思いっきり迷走していたけど、何とか形に。
筆者が中途半端に組んでいたこともあって、余計把握するのが難しく。
なるべくお手つきで放置はせず、始めたら一気に完成させたいところです。
今回はここまで。
次回は塗装からになる。
続きは次回!
この記事で作っているキット