イタリアのスーパーモデルより、マッキMC.205ヴェルトロを作っていきましょう。
前回は組み立てを終えた。
今回は塗装とマーキングになる。
新年になって最初の月が終了。
画面の向こうのみんなは順調に作業を進めているかな?
手のかかるキットが続いているからか、筆者の作業速度が落ちていますな。
月末恒例の集計は記事の最後尾に掲載する。
それでは作戦を再開しよう。
塗装図の確認
キットに収録された塗装は4種類。
- イタリア王国空軍所属機
- イタリア共同交戦空軍所属機
- イタリア社会共和国空軍所属機
- ドイツ空軍所属機
となっていますな。
今回はイタリア王国軍の機体にする。
グレーの下面に、グリーンの上面塗装が施されているのが特徴だ。
同国の標準的なツートン迷彩といったところ。
下塗り
手始めに下塗りから。
- 風防の下塗り→Mr.カラーのグリーンFS34227
- 全体の下塗り→Mr.サーフェイサー500番と1000番の混ぜ物
- 白帯→Mr.カラーのグランプリホワイト
ですな。
最近出番の増えたグランプリホワイト。
普通の白は使わないのかな?
元々はガンプラ用に導入したグランプリホワイトでしたが、航空機のマークに丁度良かったのでこちらにも投入することに。
筆者の保有する普通の白がつや消しばかりで、マーキングやスミ入れふき取り時に支障があるのでその代わりですな。
微妙に黄色みがかっており純粋な白ではないので、その点も変化がつけられるといいますか。
謎に混ぜ物となったサーフェイサーは1000番の手持ちが残り少ないため。
今回は切削も多かったので、それのキズ埋め効果も期待して500番をメインに吹き付けている。
凸モールドキットなので、普段のサフによるモールド埋まりも気にしなくていいだろう。
正月の補給で1000番サフは補充しなかったんだ。
昨年8月に補給していますからね。
筆者も4ヶ月で使い切りそうになっていたとは思っていなかったようで……。
昨年後半は面の広い爆撃機率が高かったからね。
幸い捨てサフ用に購入した未使用の缶サフがあるから、足りなくなったらそちらも使っていく予定だ。
下面の塗装
白帯をマスキングし次の塗装を。
- 下面→Mr.カラーの306番、グレーFS36270
- 主脚→Mr.カラーのシルバー
といった感じに。
この辺りは今までのイタリア機と同じ塗料を使って……。
今までと違う上面色を塗ってみる
続いて上面色。
いつもならタミヤカラーのNATOグリーンを塗っていますが……
筆者は今回Mr.カラーのRLM80オリーブグリーンを塗っていますな。
なんかあったのかな?
筆者もイタリア機の塗装について悩んでいたようだけど……
他社のイタリア機用塗料セットなんかで、グリーンとサンドカラーは2種類あるのを見かけてね。
その影響のようだ。
今回使ったRLM80は本来熱帯迷彩のドイツ機でよく使われる色ですな。
いつも筆者がイタリア機に使っているNATOグリーンに比べると、少し暗めの色調といいますか。
NATOグリーンは筆者が始めて手に入れたイタリア機のキット、タミヤウォーバードコレクションのMC.202フォルゴーレのグリーン部分で指定されていた色だ。
現在はあまり見かけなくなったキットだけど……。
タミヤ製品にしれっと混ざるイタレリ金型製品。
当時素人だった筆者はえらい目にあったようで。
ちなみに残された説明書によると、黄色部分はタミヤカラーのXF-59デザートイエローの指示だったみたいですな。
筆者は以前のフォルゴーレではMr.カラーのミドルストーンで塗っていたよね。
キット指定ではサンディブラウンだったから、そっちの方がデザートイエローには近いと思うけど。
そういえばあのキットではグリーン部分はMr.カラーのダークグリーン(2)の指定だっけ。
サンディブラウンや、そのフォルゴーレで指定された下面色のライトブルーはドイツ機向けの色だ。
ミドルストーンやダークグリーン(2)はイギリス機向けの色。
各国機向け塗料を網羅しているクレオスでも、2025年1月現在イタリア機向けのものはラインナップされていない。
イタリア機は海外のマイナーなメーカー率が高いですが……
どうしてもタミヤカラーやクレオス社の塗料(水性ホビーカラー・Mr.カラー等)、その他海外の塗料とキット指定がバラバラですな。
同じ名前の塗料でも、メーカーによって色調が異なったりと。
というか同じメーカーの同じ機体のキットでも、発売時期によって色の指示が異なっていたりすることもある。
これは考証が進んで色味自体が異なるものと判明したのか、時期や生産工場の違いが判明したのか……。
その後は筆で細部を塗り分け。
プロペラ真ん中にある警戒線は黄色の塗装(RLM04イエロー)で再現していますが、どうやらデカールにあるみたいですな。
しかも白色だったという。
後で塗り直しておきましょう。
……なんかピントがずれていない?
筆者が撮影後によく確認しなかったようですな。
マーキング後の画像は鮮明なので、そちらで補いましょう。
マーキング
こちらがキット付属のデカール。
以前も語りましたが航空機模型で一般的な水転写式ではなく、ドライデカールです。
いわゆるインレタですな。
ガンプラのMGによく付いてくる、擦って転写するやつだよね。
ここだと鉄道模型のキットでよく使っていたけど。
まずは尾翼周りから。
尾翼のイタリア王国国章は十字と紋章で分かれているので、先に十字を貼り付けてしまいます。
テープとかで固定しながら転写する場合は、先に貼ったマークにテープを貼って剥がさないように注意しましょう。
どうしても微調整が利かないのと、凹凸面になじませにくいのが難点というか。
飛行機模型とドライデカールは相性が悪そうだね。
なので一般化はしなかったようですな。
筆者の在庫にまだスーパーモデルのキットが3つほどありますが、いずれも水転写式デカールがセットされています。
今回の戦果
他のマークも貼り付けてこんな感じに。
どうしても透明部分が浮いてしまい、主翼の国籍マーク周りが悪目立ちする形に。
水転写式デカール用の資材は使えないのかな?
試してみたけどあまり効果はなかった。
綿棒で擦ったからか、多少は密着したみたいだけどね。
それとなんか画面右に失敗したデカールが。
右垂直尾翼の十字マークを間違えた位置に貼り付けてしまったらしい。
幸い同じキットをもう1つ持っていたので、そちらのマークを流用してやり直している。
今回のキットは所属国籍がバラバラだから、デカールをやりくりしても支障は出ないんだ。
一度ここで作業を中断。
次回はウェザリングを施し完成させよう。
続きは次回!
……と、今月の集計だったね。
月末恒例 今月の戦果
2025年1月の戦果は……
- 購入 1(レッドホーン)
- 完成 4(He111Z-2、He111Z-1、ルノーFT-17、MC.205ヴェルトロ)
ですな。
今月は航空機メインに。
……というかヴェルトロがもう完成しているし。
実際は裏で完成済みだ。
2機ある内のもう1機のヴェルトロは間に合わず、来月に持ち越しに。
1/72の小型機ですが、予想外に苦戦しましたからね。
後続の2機目は別の問題が発生したようですが。
それに関しては実際に紹介する時に触れよう。
来月はキャラ物も投入したいが、どうなることやら。
来月もお楽しみに~。