
イタリアのスーパーモデルより、レジアーネRe.2000ファルコ戦闘機を作っていきましょう。

前回は筆者が組みかけで遺棄していたものを掘り出して、パーツを確認した。
全て揃っているようだったので、今回は組み立て開始。
機内を組みつつ、主翼と胴体を合わせて形にしてみよう。

しかしこんな骨董品キットなんて需要あるのかなぁ。
もっと人気のキットを紹介してみたら?

ところがどっこい、筆者がガンプラを作ったところで需要があまりないようで……。

骨董品の航空機模型も一部ガンプラも、誰も持っていないし手に入れられないからね。
しかし筆者の手持ちにはあんまり定番品が残っていないというやつだ。
とにかく、中途半端な組みかけ品をなんとか完成に持ち込もう。
それでは作戦を開始する。
合わせ目部分の確認


既に一部接着・塗装済みですが確認を。
まずは主翼とカウリング部分が真っ二つなので、そこから接着をすると良いかと。
筆者はこの接着を済ませて、そのまま放置したようですな。

合わせ目消しについては過去記事を参考にしてね。
胴体のほうは単に塗装だけしたようだけど……。

コクピット部分は椅子の背もたれに目立つ押し出しピン跡がある。
ここのパテ埋めをして、以前の筆者は遺棄したようだ。
削って均してしまおう。


ここからは今回の追加分。
Re.2000は主翼に機銃を装備していないことが一般的なようなので、伸ばしランナーを接着して埋めてしまいます。
ここは接着後、削って均すことで埋められますな。

どうも他のレジアーネ社製戦闘機シリーズと一部部品が共用らしい。
それで後の型にはあるけど、この型にはない装備とかが存在するのだとか。
反対に機首の機銃口は埋まっているので、こちらは裏側からピンバイスで開口。
カウリングの縁に近く、いきなり大きな穴を開けようとすると破損する可能性が高い。
小さい径で開けてから、大きい穴に広げるといいだろう。
筆者は最終的に1.0mm穴にした。

胴体下は……。

ここは穴に部品をセットするので加工は不要ですが、筆者が間違えて埋めています。
後で気づいて穴を開け直したようですな。
皆さんは手をつけないように……。
機内の塗り分け


続いて機内の塗り分けに。
内部は座席とパイロットしかない構造。
パイロットは今回乗せていません。
側壁内部の凸ピンと前述した座席のピン跡を処理してから、機内色のグリーンFS34227を筆塗りしています。

前回のG.55Sにも使った色だね。
……そういえばこの構造、あのG.55Sに似ているような。

どうやら前回のG.55S同様、このレジアーネシリーズも元々イタレリの金型と言われており……
同社からスーパーモデルが分離設立された際に移籍してきたものらしい。
厳密に言うとG.55Sの元であるG.55は、旧々社名のアリプラスト時代が初出。
レジアーネシリーズは旧社名のイタラエレイ時代が初出なのだとか。

ややこしいなぁ。

話をコクピットのほうに戻します。
そのままですと椅子の強度が足りませんな。
前回のG.55S同様、外から見えない座面の裏側にランナーで作った円柱を追加しておきましょう。

余談だけど、この胴体下部には付属のスタンドを取り付けるための穴を開ける凹みが存在する。
使用する場合はこの時点で内側から穴を開けておこう。
主翼と胴体を合わせる


そのまま胴体を貼り合わせ、主翼と共に接着して形にしてしまいます。
座席は後からでも取り付けられそうなので、先に胴体の合わせ目を処理してから取り付けましょう。
先にセットすると削る際に邪魔になるので……。

胴体の合わせ目は一部隙間が目立ったので、一緒に伸ばしランナーを接着。
乾燥後に削って均してしまおう。
ここからでは見えないけど、先ほどのスタンド用穴開け箇所も表側に隙間が発生していた。
やはり伸ばしランナーの出番だ。
今回の戦果


他の部品の整形をしているうちに本体の合わせ目が乾燥したようなので、胴体部分を整形。
埋めた主翼の機銃部分も平らになりました。

ここから先は少しややこしくなりそうなので、今回はここまで。
次回はこれらの部品を取り付けていくことになるだろう。

続きは次回!