タミヤのティーガーI(タイガーI型重戦車)を作っていきましょう。
前回は箱を開けて足周りの組み立てが終わったところだ。
今回は車体後部を組み立てていこう。
車体後部だけですか。
少々手を加える箇所が多いからね。
とにかく作業再開だ。
ジャッキをお手軽ディティールアップする
ティーガーの車体後部には、整備などに使うジャッキが搭載されている。
最初に、ここの整形をする。
まずは押し出しピン跡による凹みが目立つため、これを黒い瞬間接着剤で埋める。
ここは完成時に下向きになるため、ひっくり返さない限り見えなくなる。
面倒な人は処理しなくてもいいかもしれないね。
さてこのジャッキ、脚の部分がこんな形になっている。
ここを整形して実物の四つ脚っぽい形状にしてみよう。
まずは中央部をへこませるようにデザインナイフで削る。
偶然刃先が折れていて平らになっていたので、より形状が出しやすくなっていた。
デザインナイフよりも、刃先の平たい彫刻刀のようなものの方が良いかもしれませんね。
続いて左右にある脚の部分の、赤く印した箇所をデザインナイフで削る。
多少表面がぱさついているけど、これは流し込みのセメント系接着剤で均す。
どっちにしろ後で錆塗装をします。
多少ガタガタでも気にしないほうがいいですな。
90年代ごろに発売されたタミヤのドイツ戦車に付属するジャッキはほとんどがこんな感じに省略された形となっている。
別の記事でも整形方法をまとめたので、そちらも参考にしてほしい。
車体後部の組み立て
後部のフェンダー裏にもパーツの押し出しピン跡があった。
ここは比較浅いので、ヤスリでガリガリ削って均した。
ここも上からは見えないので、面倒な人は無視していいかもしれないね。
または後で土を盛り付けたような汚し塗装をして目立たなくさせる、という手もあります。
各パーツが出揃ってきたので接着していく。
排気管は合わせ目ができる。
けれども、上から取り付けるカバーパーツで見えなくなるから、適当な処理で大丈夫。
始動クランク(?)は形状の異なる二種類からの選択式。
今回はまっすぐなタイプをチョイス。
エアクリーナーの取り付け
ここまで来たら、初期型ティーガーの特徴であるエアクリーナーを組み立てよう。
前回も少し触れたけど、エアクリーナーは前期型・後期型の2種類が付属する。
S04号車は後期型を装備。
クリーナー上部のような広い平面では、鉄ヤスリが面出しに役立つ。
ただ、力の入れ方を間違えると傷がつくので注意ですね。
下部の入り組んだところはデザインナイフのカンナがけで対応。
いずれにしろ、最後は紙ヤスリの仕上げが必要ですが。
エアクリーナーとその他車体上部に取り付ける小物たち。
クリーナーのパイプ部分はメッシュパーツ。
説明書にある長さで切っていくけど、切り口がささくれる。
瞬間接着剤で、接着ついでに切り口を固めてしまおう。
切る前に瞬間接着剤を染みこませて、ささくれを防げそうな気が・・・・・・。
排気管カバーも取り付けて、後部は組みあがりましたな。
後部の構成も、生産時期によって変わるポイントだ。
いわゆる中期生産型と呼ばれる個体からは、ここで組み立てたエアクリーナーが廃止されているんだ。
その他車体への装備品の取り付け
そのまま車体上部へ。
ここは今のところ説明書の指示通り、ただ組んでいく。
ただライトは後で手を加えるので、ここでまだ取り付けない。
操縦手、通信手用ハッチもまだ保留。
今回の戦果と余談
説明書では、車体側面のワイヤーパーツはデカールを貼り付けた後に取り付けるように指示がされている。
ものぐさな筆者は、マーク自体をパーツの隙間にスライドさせて貼る戦法を使うので、ワイヤーは先に取り付ける。
ただぴったり車体に接着すると隙間にスライドできなくなる。
接続ピンの部分だけ点付けで接着する。
今回はここまでですかな。
……そういえば筆者宛に荷物が。
かつて常磐線で活躍していた415系電車だね。
鉄道模型に関しては、そのうち記事にしてみたいところ。
ただこちらは、完成品を集めるのがメインの世界。
作るのがメインのプラモデルとはちょっと毛色が異なるから悩むね。
鉄道模型記事についてはいくつかできましたので、興味がある方は下記から……。
とにかく今回はここまで。
次回は更なる車体部品の組み立てになるだろう。
この記事で作っているキット
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