タミヤの九七式中戦車チハを作っていきましょう。
前回は組立てを終えたところだ。
今回は日本戦車独特の迷彩塗装を施してみよう。
なんか筆者がポチっていたよ。
まだ今月は1つも完成していないのに・・・・・・。
生産速度を上げるしかなさそうだね。
しかし今回は一番時間がかかる作業ですな。
塗装図の確認
キット付属の塗装・マーキングはこんな感じ。
ここでは土草色・緑色・土地色の迷彩の上から黄色の帯を塗るように指示されている。
ただどうやら前期の日本軍戦車迷彩は茶色・緑色・土地色の迷彩の上から黄色の帯らしい。
筆者は確かMr.カラーセットで日本軍迷彩を持っていたよね。
かつてはクレオスのMr.カラーセットで日本軍戦車前期・後期迷彩色が発売されていた。
現在はそれらは生産中止されており、代わりに単品のMr.カラーが発売されている。
詳しくは後に解説するけど、今回はそれらを使う予定だ。
ちなみに現在欠番になっているMr.カラーの133と134番。
かつてはここに土地色と草色がラインナップしていたのだとか。
ちなみに直前の132番には今回のキット指定にも名前がある、土草色が現行でラインナップしている。
調べたところ、こちらは主に単色迷彩に用いられるようだね。
下地系の塗装
とりあえずまずは下塗りから。
先にポリ製の履帯にガイアノーツのマルチプライマーを吹き付けて塗料が乗るようにする。
その後はサフ類。
車体は陰をつけるためガイアカラーのブラックサフ。
兵士は発色確保のためホワイトサフで塗っている。
転輪をバラバラにしているため、少し時間がかかりますな。
組み立て中に筆塗りしたほうが良かったかもね。
続いて車体色。
まずはMr.カラーの茶色をエアブラシで吹き付ける。
前述通り現在は単品売りしているけど、筆者は在庫のセット品を使用している。
履帯にはいつも通りモデルカステンの履帯色。
なんか成型色とぜんぜん違う色になったような。
成型色はオリーブドラブ系ですからね。
境界線のはっきりした迷彩を描いてみよう
ここからは迷彩を描く。
ハケ塗りされたものと想定して、塗り分けがはっきりとしたものを再現してみよう。
まずは塗り分け部分を鉛筆で下書き。
なんか塗装図と微妙に塗り分けが違うのは気のせいかな?
迷彩パターンは職人にお任せされていたということなので、説明書の塗装図を参考にしつつ少し塗り分け線をずらしてアレンジしている。
単純に資料が見つからない&探すのが面倒というのもありますが。
一気に下書きだけやろうとすると混乱するので、適度に筆塗りもしながら進めていく。
迷彩色はMr.カラーより緑色と土地色だ。
白い帯?
そのまま黄色の帯を塗ると上手く発色してくれないと判断してね。
帯の部分は先につや消しホワイトで下塗りをしている。
筆塗りしていくとこんな感じに。
どうしてもラッカー系塗料なので溶剤同士で下地が溶けてくる。
塗るときはサッと塗って乾かすのを繰り返そう。
グチャグチャいじっていると下地が溶けて汚くなってしまう。
いわゆる塗装面が泣くというやつですな。
転輪類は迷彩色をエアブラシ。
ついでに車体の迷彩もこれを吹き付けてムラを抑える。
塗料の量を少なめにして、塗り分け同士の内側に向かって吹き付ければ境界線でボケないはず。
ついでに主砲はMr.カラーの陸軍カーキで塗り分け。
これはタミヤ製品の塗装図の指示とは異なりますな。
筆者は知波単学園のチハを参考にしたようで・・・・・・。
どうやら主砲は車体とは別の工場で生産されており、それぞれが完成直前に組み合わせられるからこういう風になるらしい。
今回の戦果
最後に黄色帯。
これは水性ホビーカラーのイエローを筆塗り。
Mr.カラーのでも良かったけど、ここは水性を試してみる。
下地に白を塗ったとはいえ、まだまだムラが出やすいですな。
しかし厚塗りするとリベットやモールドが埋まるという・・・・・・。
適当なところで止めて、後はウェザリングでどうにかしよう。
時間がかかったので今回はここまで。
次回は更に細かい塗り分けやマーキングを行う予定だ。
続きは次回!
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