タミヤMMシリーズのヴェスペ(イタリア戦線)を作っていきましょう。
前回は車体上部と主砲を組み立て、車体下部と合わせた。
今回は残りの装甲板や兵士を作り、全体の組み立て作業を終えよう。
なんか急に冷えてきたね。
すでに10月です。
夏は終わっていますよ。
冬になると冬季迷彩の車輌が欲しくなるところだ。
とりあえず作業を再開しよう。
戦闘室装甲板の組み立て
まずは戦闘室の側面にある装甲板から。
通信機器や弾薬箱が備えられています。
また通常版では存在しなかったMG34やその弾薬箱などの装備も、新規のEランナーパーツでセットされています。
ここも防盾と同じで、押し出しピン跡がいくつかあるね。
でも装備類が多いから隠れるかな?
実際に組み立てて確認してみましょう。
組み立てや仮置きをするとこんな感じに。
オレンジ色で着色したのが押し出しピン跡です。
大半は隠れてしまいますな。
壁に縦向きセットされているMPより前のは防盾で隠れそうだね。
どちらかといえば車体後部の部分だけ削って処理すれば問題なさそう。
ちなみに左装甲板内部にセットする無線器ラックは筆者がパーツを1つ切り出し忘れている。
キットにはしっかり付属しているからご安心を。
その他装備の組み立て
その他の装備品も組み立ててしまいましょう。
この辺りは他のタミヤMMシリーズとあまり変わりませんな。
元が90年代のキットだから、ジャッキは4つ脚部分が再現されていないね。
ここは削ってそれらしく。
詳しくは過去記事参照だよ。
正面にはこれまた新規パーツで牽引ロープを作る。
付属の紐は明確な長さが書かれていない。
これは現物合わせで作ろう。
結果的に付属する素の紐を約1cmほど短くすることになった。
この紐は近年タミヤMMシリーズで頻繁に目にするタイプですな。
毛羽立ちが少ない反面、普通に切ると切り口からほつれやすいです。
先に切り口を瞬間接着剤で固めてから切るとよいでしょう。
左側のフェンダーにはボッシュライト。
コードはエナメル線で再現しているよ。
やり方はさっきのジャッキ改造記事に一緒に収録されているから、そっちを参考にしてね。
後部装甲板は深めの押し出しピン跡があった。
削って埋めようとすると歪みそうだったので、黒い瞬間接着剤やタミヤパテで埋めている。
後部装甲板は搭乗口や荷物置き場も兼ねていて、キットでは開閉選択式です。
今回は兵士たちが弾薬を乗せて利用している姿にするので、ここは開いた状態にしておきましょう。
これで自走砲本体は組み立て完了。
後は兵隊さんだね。
兵士の組み立て
このキットの目玉とも言える新規追加の兵士4人。
指揮官・砲手・装填手×2の計4人となっている。
接着部分は最近のタミヤでよく見る角型ピン付き。
これだと適当に組んでもぴったり合うのがいいね。
各部整形して組み立てるとこんな感じに。
指揮官はヘッドフォン、それ以外はヘルメットを装備しています。
これらは塗り分けを考えてこの段階では接着していません。
砲弾もおまけで複数ついてくる。
今回はキットの作例に合わせた数にしてみよう。
過去に兵士の塗装方法を紹介しているけど、最初のほうで組み立て方も少し紹介しているよ。
よかったら参考に……。
今回の戦果
そんなこんなで兵士を仮置き。
これでようやく全体の組み立てが終了です。
人数が多いからなんかにぎやかな感じ。
密閉された戦車や突撃砲と違ってオープントップの車体を持つ自走砲。
車内だけでなく搭乗員達の姿もよく見えるから、ここでもまた違った楽しみが味わえるんだ。
今回はここまで。
次回はいよいよ塗装作業となる。
続きは次回!
この記事で作っているキット
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