
タミヤMMシリーズより、後期型のティーガーI(タイガーI)を組んでいきます。

前回は外装を揃え、ツィンメリットコーティングを施した。
今回はコーティングをした車体に部品を取り付けていく。

今月が終わるまであと10日を切ったよ。

今月は今のところ積みを増やしていませんな。

先月は終わりごろに一気に積みを増やしたけどね。
今作っているティーガーもその1つだ。

筆者が新しい積みを増やす前に完成させてしまいましょう。
それでは作業の続きですな。
後部パネルの組み立て


まずは後部パネルに部品を取り付けていきます。
排気管やジャッキなどですな。

ジャッキは底面に来る部分に押し出しピン跡があるから、パテで埋めているよ。
……車体をひっくり返さない限り見えないから、無視しても大丈夫けど。


ジャッキは4つ脚部分が省略された形状となっている。
ここはいつも通り削りこんでそれらしくした。

このティーガーは89年発売。
以降の90年代発売のキットも、大半は省略された形だったね。


部品を取り付けていくとこんな感じに。
後部パネルにはうっすらと凸モールドがあるので、それに合わせて部品取り付け面はコーティングを避けています。
なので部品は問題なく取り付けられますな。

この排気管カバー、実際はかなり薄いパーツらしい。
削りこんで薄くしてみたり、ベコベコに凹ませてもいいかもね。
他社からは金属製の別売りパーツも用意されているようだ。
別売りの金網を取り付ける


続いて用意しておいた別売りのエッチングパーツを取り出します。
エンジングリルの金網パーツですな。

今回使うのは
「タイガーIシリーズエッチンググリルセット」
だ。
以前も触れたけど、似たような商品名で
「タイガーI初期型用エッチンググリルセット」
というものもある。
そちらは今回の後期型には非対応なので注意だ。

「タイガーIシリーズ」のほうは
- 中期型
- 後期型
- シュトルムティーガー(ストームタイガー)
に対応しています。
「タイガーI初期型用」のほうは
- 極初期型
- 初期型
のみに対応ですな。


金属製だからプラモデル系の接着剤は効果なし。
取り付けには瞬間接着剤を使うよ。
アロンアルフアのゼリー状のを使っているけど……。

開封してから時間が経っているので、少し粘度が上がっていますな。
買い換えたほうがいいかもしれません。
今回は何とか接着できましたが、糸を引いていて網目が埋まりそうになったり。

瞬間接着剤は乾燥が早い分寿命も短い。
開封したらそのままエッチングを多く使うキットを続けて作りたいところだ。
筆者は細かいエッチングパーツが苦手なんで、ついつい楽なキットを間に挟みたがるけどね。

それとエンジングリルで思い出しましたが……
今回は使用しませんが、タミヤからは別売り商品でこのティーガーIに対応したエンジン整備セットも発売されています。
エンジンを内部に組み込み、メンテナンス風景のジオラマを作ることができますな。
ティーガーIだけでなく、パンターG型シリーズやティーガーIIにも対応とのことです。
車体上部パーツの組み立て


続いて車体上部。
まずはハッチ類から組んでいきましょう。

操縦手・通信手ハッチは今回閉めた状態で作るよ。
閉めた状態だから、内部のパーツは省略してもいいかも。


ハッチ類に続きさらに工具類も整形。
部品自体はそこまで細分化されていないので安心です。


ライトコードは省略されているので台座部分に穴開けをし、エナメル線で追加。
加工方法は他のタミヤ製品同様。
先ほど紹介したジャッキ加工の記事内にコード追加の改造方法も収録されているので、そちらも参考にしてほしい。

金属線だと微妙な曲げとかがしやすいんだよね。
筆者は以前伸ばしランナーを使っていたけど、あっちだと急角度で折れたしやすいし。
フェンダーの取り付け


更にフェンダーなど車体側面に取り付ける部品を用意します。

このワイヤーっぽいのは……実物では履帯取り付けに使う道具みたいだね。

このワイヤーは車体左側面に取り付ける。
ただ後でワイヤーと重なる車体部分にデカールを貼るので、車体とは密着させないように注意しよう。


側面フェンダーは例によって4つが一体成型となっています。
ここはノコ類で切り離し、微妙に曲げ加工をしてから接着していますな。
今回の戦果


そんなこんなで車体部分が組みあがりました。
ティーガーIの四角い車体がようやく形になりましたな。

鋼製点輪やエアフィルターのないエンジン周りなんかが、以前作った初期型との違いだね。

今回はここまで。
次回は砲塔の組み立てからになる予定だ。

続きは次回!
この記事で作っているキット
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