タミヤのティーガーI型、後期生産型を作っていきましょう。
前回は車体の組み立てを終えた。
今回は砲塔を組み、兵士の組み立て・塗装も済ませよう。
相変わらず進みが遅いような。
ここで我々に何を喋らせるか、それを考えて時間を浪費しているようです。
筆者が思いつかないので特に語ることはなし。
さっさと作業に入ろう。
砲塔の組み立て
前々回に装甲面にツィンメリット・コーティングを施した砲塔。
今回は残りの部品を取り付けて組み立てを完了させましょう。
砲塔側面には予備履帯がつくよ。
コーティングで埋まっているものはピンバイスで掘り返して……。
砲塔の天板と側面装甲板の間には溶接跡をつけます。
キットでは再現されていないので、これは手持ちの伸ばしランナーを使いましょう。
キューポラ周りが初期型とは違った形をしているね。
初期型では単純な円筒状のキューポラに直視式の覗き穴がついていました。
これがソ連軍の対戦車ライフルなどで中の人ごと撃ち抜かれることが多発したようです。
なので中期型以降からペリスコープ(潜望鏡)を装備した背の低いものに変更。
ハッチ自体もパタパタするタイプから、横にスライドするタイプに変更されています。
中期型以降キューポラを変更したわけだけど、同時に対空機銃とそれを装備できる機銃架・レールも増設された。
前回使ったエッチングパーツの中に機銃(MG34)用の照準が付属するので、ここで取り付けてしまおう。
この機銃、どうやら砲塔内の主砲同軸機銃と兼用だったとか。
なので同時に両方装備されていることは少ないみたいですな。
兵士の組み立て
付属する兵士は車長が1人のみです。
帽子を制帽か規格帽か2種類から選ぶことができますな。
今回はボックスアートに合わせて規格帽姿のほうにするみたいだね。
少し前の製品だけあって、ちょっとずんぐりした体型に見えるような。
ドイツ軍戦車兵の人形は別売り品も多数発売されています。
再現したい情景に合わせて交換してもよいでしょう。
組み立てるとこんな感じに。
顔の塗り分け時に邪魔になるので、帽子はまだ接着しません。
接着剤が乾かないうちに、両手はキューポラとフィットするよう微調整をしておこう!
その他部品を取り付けて砲塔の組み立ては完了しました。
予備履帯は押し出しピン跡が表側にあるので、少し表面を削っておくのがおススメです。
車長キューポラや装填手ハッチ前にあるペリスコープは省略されている。
気になる人は他キットの余剰品や別売りパーツで補うといいだろう。
組み立て完了!
前回組んだ車体に砲塔をセット。
これで全体の組み立てを完了とします。
これだけだとまだ短く感じたので、もう少し先に進む。
車体は下地だけ塗って、兵士の塗装を完了させてしまおう。
兵士の塗装
車体はマホガニー1色。
兵士は左端に写っているものですな。
全体にガイアノーツのサーフェイサー・エヴォホワイト。
肌の部分はガイアカラーのノーツフレッシュ・ピンクを塗っています。
その後は顔とかをタミヤエナメルを中心に塗っていくよ。
この辺りは過去記事で詳しく書いているから、そっちを参考にしてね。
使っている色もほとんどそっちと同じだよ。
先に目元を描き、その後肌部分に陰影をつけていく感じです。
目元は非常に細かいので、先に色を乗せたあと溶剤で余分な箇所を拭き取り、細かく塗り分けていくイメージで進めましょう。
今回の戦果
その後は服を塗装し、軽くウェザリングで陰影をつけます。
ドイツ軍戦車兵の服は黒いものが多いですが、キットでは塗装指示がフィールドグレーとの選択となっています。
今回はボックスアートに合わせてタミヤアクリルのフィールドグレイで塗っています。
筆者が塗っている最中に気がついたけど、後期では材料の都合でフィールドグレイの軍服も白とか茶色っぽい色になっていたとのこと。
筆者はバフでドライブラシをしてそのイメージに近づけている。
戦車兵がフィールドグレー系の服は珍しい……と思いきや、大戦後期はそれ色のデニム作業着を着ていたことが多かったっぽいね。
車外だと目立つからかな?
デニム作業着は左胸の部分に大型ポケットがついているのが特徴だそうです。
今回の付属品はそれがないので、通常の戦車兵服ですな。
やっぱ黒で塗ったほうが良かったかな?
ボックスアートの再現ということにしておこう。
今回はここまで。
次回は戦車本体の塗装から再開しよう。
続きは次回!
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