タミヤのシャーマンイージーエイトを作っていきましょう。
前回は車体上部を組み立てた。
今回は砲塔を組み立て、更にこまごまとしたディティールアップをして全体の組み立て作業を終える。
クリスマスも終わって後は年末一直線。
やり残したことはないかな?
……積みプラ以外で。
大掃除……でしょうか。
筆者の部屋は結構その辺埃まみれなので。
大掃除ついでに紛失した部品も発見したいところ。
部品紛失が原因で作業が進まないものもいくつかあるんだ。
とりあえずその前にイージーエイトを完成に向けて進めよう。
砲塔の組み立て
砲塔はこんな感じに。
76mm砲(厳密には76.2mm)を装備するため、75mm砲型よりも大型化しているのが特徴的ですな。
この砲塔、元はM4シャーマンの後継として開発されるものの不採用となったT23中戦車用のものだったと言われている。
とりあえずまずは内部から接着するものを取り付けよう。
砲塔上部の先端付近には穴あけ箇所が。
下部と合わせる前に開けておこう。
サイズは1.0mm径だよ。
内部から取り付ける部品を接着したら砲塔上下も接着。
合わせ目がガッツリ出るけど……。
どうも実物もここで車体上下を溶接しているため合わせ目があるようですな。
なので合わせ目消しの必要はないかと。
溶接跡をつけてもいいけど……
今回は鋳造表現を強めに施すので、とりあえずそのまま進める。
それと砲塔上部は一体成型の影響か目立つ部分にパーティングラインがある。
画像で赤く着色した部分だ。
ここは削って整形しておこう。
更に細かい部品を取り付けていきます。
主砲はポリキャップ接続で上下に可動するようですな。
主砲はマズルブレーキだけ真っ二つで砲身は一体整形。
パーティングラインだけ処理しよう。
組み立てるとこんな感じに。
後の塗りわけを考えて
- 主砲
- 車長キューポラのペリスコープ
は接着しないで進める。
車長ハッチと機銃架も接着していないみたいだね。
そちらはなんとなくだ。
砲塔を車体にセットするとこんな感じに。
とりあえず組み立ては終了です。
筆者がこの状態で眺めていたところ、どうしても気になる箇所があったようだ。
少し手を加えよう。
ハッチの取っ手を作り直す
各部のハッチはコの字状の取っ手がついているんだけど……
キットでは省略されて板のような形となっている。
ここを作り直してみよう。
元の取っ手を切り飛ばし、跡に0.5mm径ピンバイスで穴を開けるか凹みをつける。
ズレやすいので先にデザインナイフの刃先などで軽く凹みをつけておくといいだろう。
裏側を見せないときは穴を貫通させたほうがいいね。
反対に開閉するハッチとか裏側が見えるものは凹みに留めておこう。
取っ手は0.5mmの真鍮線を曲げて作成。
いつも通り、WAVE社のC・ラインを使っています。
エンジンデッキ周りも真鍮線の取っ手に置き換える。
穴がずれると網模様の部分を貫通してしまうので、作業時は慎重に……。
鋳造表現!
続いて鋳造表現。
これは過去記事で詳しくやり方を取りあげているから、そっちを参考にしてね。
大戦期の米軍・仏軍・ソ連軍戦車でよく見られるものですな。
筆者はドイツ軍戦車をメインに作っているけど、そこではあまり見られない。
どうもドイツ軍は溶接が得意だったものの、鋳造技術はそこまで進んでいなかったようだ。
大戦後期に防盾とかに使われているぐらいだよね。
今回の戦果
小改造後はこんな感じに。
今度こそ組み立て作業は終了だ。
結構部品が余ったような。
今回は鹵獲車輌にしたいので、機銃や兵士は外したようですな。
その他最初から余剰扱いされている部品も多数あります。
後に発売することになった朝鮮戦争版への流用を考慮していたのでしょうか。
今回はここで中断。
次回は塗装作業からになる。
続きは次回!
この記事で作っているキット
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