模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はアミュージングホビーのE-100が無事完成しましたな。
今回は……。
ここ最近手のかかるキットが多くて筆者がタミヤ病を発症した。
なのでそのために温存しておいた、タミヤの組みやすそうなキットを投入しよう。
放置じゃなくて?
筆者曰く「温存」だそうだ。
最近購入したものの、息抜き用に取っておいたものらしい。
ここ最近購入したタミヤキットは2つぐらいありましたな。
今回のお題 タミヤ1/72 紫電一一型
今回作るのはこちら。
タミヤウォーバードコレクションより
紫電一一型甲だ。
同社の1/48傑作機シリーズにもラインナップされているけど、いつも通り1/72のウォーバードコレクションのものとなる。
息抜きの定番といえば、タミヤウォーバードだね。
紫電一一型とは?
紫電は第二次世界大戦期の大日本帝国海軍局地戦闘機だ。
日本海軍機の略符号はN1K。
連合軍によるコードネームはGeorge(ジョージ)
局地戦闘機……
確か航続距離を捨てて火力とか上昇力に特化した戦闘機だよね。
雷電とか。
陸軍では防空戦闘機と呼ばれたものですな。
どちらも主に迎撃任務を主としたため、そのような傾向の性能を求められたという。
後に紫電を作ることとなる川西航空機。
ここは水上機や飛行艇を得意分野としていた。
しかし1941年の末から翌年にかけて、川西は水上機の需要が減ると考え別の機種を開発しようと考える。
いくつか案を検討した結果水上機「強風」を陸上戦闘機化する案に決まり、それが海軍へと提出される。
滑り出しは順調そうな。
雷電や烈風の開発も遅れていたので、海軍もそれに代わるものとして承認したようですな。
開発期間を短くするため極力強風からの変更点は抑えられている。
- フロートを撤去し引き込み脚を装備
- エンジンを従来の火星から誉へ変更
といったところが主なポイントだ。
無論これらの変更に引きずられて機体形状はそれなりに変わっているけどね。
誉エンジン……。
2000馬力級のエンジンで小型高性能なところがウリでしたが、その分不具合が発生しやすかったという。
紫電の試作機も1942年12月31日に初飛行しますが、誉の不具合に苦労したようです。
また原型の強風が中翼式の航空機であったが、紫電もそれを引き継いでいる。
中翼式だと主翼と地面の間隔が広くなるので、主脚を長くする必要が発生。
長い主脚だと収納スペースをとるため油圧で収縮する2段式にしたのだが、これも複雑な構造になり不具合が多かった。
これらいくつかの問題が残っていたものの、それらは量産しながら改良することに。
結果1943年7月に軍に領収、翌月量産が命じられることとなる。
零戦の優位性が揺らいできて、頼みの雷電や烈風もまだまだ……。
紫電一一型は細かな違いによりいくつか派生種がある。
- 一一型(N1K1-J)→極初期生産型。武装は機首に7.7mm×2、主翼下にガンポッド形式で20mm×2
- 一一型甲(N1K1-Ja)→機首の7.7mm機銃を廃止し、代わりに主翼内に20mm機銃×2を追加。今回作るのはこれ
- 一一型乙(N1K1-Jb)→空気抵抗の大きいガンポッドを廃止し、20mm機銃×4を全て主翼内に装備
- 一一型丙(N1K1-Jc)→乙型の爆装能力向上型。試作のみらしい
また2段式主脚の不具合解消のため、後に主翼を低翼式に改めたものも登場。
それが紫電二一型こと紫電改だ。
似たようなのを以前見かけたような気がすると思っていたら……。
水上機から陸上機になり、零戦と紫電改の間を繋いだ局地戦闘機紫電。
タミヤから発売されている一一型甲のキットを作ってみよう。
箱の中身を確認してみよう
とりあえず箱を開けてみよう。
中身は
- パーツ入りの袋
- 説明書
- Tech Tips!
となっている。
中身はかなり少ない感じだね。
パーツ袋を開封するとこんな感じに。
- プラランナー×1
- クリアーパーツランナー×1
- デカール×1
- ポリキャップ×2
となっている。
キャップはプロペラ部分に1つだけ使う感じだ。
ランナー1枚にほとんどの部品が揃っているのが、またコンパクトというか。
収録されている塗装は4種類。
- A 筑波海軍航空隊所属機
- B 横須賀海軍航空隊所属機
- C 第341海軍航空隊所属機 戦闘第402飛行隊
- D 第341海軍航空隊所属機 戦闘第402飛行隊
となっている。
AとBは下面が明灰白色。
CとDは下面が銀のジュラルミン地になっているのが大きな違いだ。
また4種類それぞれ下面と上面の塗り分けが微妙に異なる。
筆者はどれで組むのかな?
まだ未定のようですな。
部品の選択はなさそうですし、塗装直前に決めるパターンでも大丈夫そうです。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から作業開始となる。
まったく苦戦する要素が感じられないような。
細かい部品を紛失しない限りは大丈夫でしょう。
実は筆者、以前同キットを途中まで組んだものの……
細かい部品を紛失してしまい、結局未完に終わっている。
それのリベンジも果たしたいところだ。
残骸自体は残っているようですな。
パーツ自作とかでどうにか復帰できないものか……。
とりあえず、今回はキットの紹介も兼ねてこの新品を仕上げよう。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット
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