タミヤMMシリーズより、増加装甲が特徴的な初期型のIV号戦車H型を作っていきましょう。
前回は砲塔を組み立て車体シュルツェンを加工し、全部の部品を揃えた。
今回は塗装とマーキングになる。
ここからはいつも通りになりそうな。
シュルツェンをバラバラにしたので、やや塗装の手間が増えますな。
両面テープを貼り付けた割り箸などにまとめてくっつけるのがいいだろう。
ただ粘着力が強すぎると、作業中に塗装が剥がれる可能性があるのが難点だ。
それでは実際に作業をしてみよう。
塗装図の確認
本キットに収録された塗装は4種類。
内一つは一枚板の前面装甲を持つ通常型ですな。
今回は増加装甲付きの初期型なので、これは除外します。
今回は2色迷彩が特徴的な、第2戦車師団所属車で仕上げる予定だったよね。
筆者としては第2装甲師団って呼び方のほうがしっくりくるみたいだけど。
第2装甲師団というとSSのダスライヒ師団が真っ先に思い浮かぶけど、今回のは国防軍の方の師団。
1935年の総統閣下による再軍備宣言直後から存在する古参師団らしい。
下塗り
例によって下塗りからはじめます。
今回は金属パーツをいくつか使っていますので、まずはその箇所にガイアノーツのマルチプライマーアドバンスを塗布。
目の細かい金網パーツはないので、筆塗りで済ませてしまいましょう。
その後はエアブラシで
- 全体の下塗り→クレオスのMr.マホガニーサーフェイサー1000
- 転輪→水性ホビーカラーのタイヤブラック
- 履帯→タミヤアクリルのダークアイアン(履帯色)
といった感じで塗っているよ。
以前J型を作った際にゴムリム部分もマホガニーのまま済ませたけど、完成した後も茶色っぽさが強すぎて違和感があった。
なので今回はタイヤブラックで黒くしておく。
車体色はこれを極力避けながら塗る予定だ。
……なんかこの下地だとあの有名なあんこうチームのIV号に見えるなぁ。
そういえば筆者はH型に限らず、あんこうチームのIV号をまだ一度も組んだことがないんだよね。
車体色の塗装
車体色はガイアカラーで
- 基本色→ダークイエロー2
- 迷彩色→オリーブグリーン
と塗っていきます。
筆者が急いで作業をしたので、この時点では砲塔後部周りの迷彩色が足りていません。
これは後で修正を……。
砲塔のシュルツェン架周りは入り組んでいて、吹き付けた塗料が遮られやすい。
不自然な跡にならないように注意しつつ進めよう。
マーキングと細かい塗り分け
続いてデカール貼り。
キットに付属するデカールはこちら。
……筆者が容量をケチったからか、他のパーツと一緒に写りこんでいますな。
また中古品ということもあって、少し汚れているようにも見えます。
大戦中期頃らしくて、まだ部隊マークとかが賑やかな感じ。
後半になるとほとんど描かれなくなるんだよね。
今回の戦果
貼り付けるとこんな感じに。
師団マークは砲塔シュルツェンの双頭の鷲……ではなく車体前後の三又槍だそうです。
小さくてわかりにくいですが。
どこかで見たことあると思ったら、前に作ったIII号戦車M型のボックスアートと同じ部隊で同じような塗装だったね。
筆者はあのキットをトーテンコップ師団所属車で仕上げたけど。
その他細かい部分をバフやら金属色で塗り分けて、今回は中断。
次回はウェザリングを施して完成予定だ。
続きは次回!
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