模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はヅダシリーズということで、HGUCのヅダ予備機が完成しましたな。
んで改造パーツが足りないので残りが保留と。
そういうことだ。
最近は航空機やガンプラだったので、今回はAFVキットを作ってみよう。
ぐるっと回ってAFVに戻ってきましたな。
何を作るのかな?
今回のお題 タミヤ IV号突撃戦車ブルムベア中期型
今回のお題はこちら。
お馴染みタミヤMMシリーズより
IV号突撃戦車ブルムベア中期型だ。
正式な商品名は「ドイツIV号突撃榴弾砲ブルムベアー」
なんか箱が異様に汚いよ。
これは筆者が中古品店で確保したものです。
箱の状態が悪いので、その分値引きされていましたが。
筆者が8月の一大攻勢で大量に補充してきたものの1つだ。
これとイタレリのHs126がまだ残っている。
もう少しで全部完成ですな。
IV号突撃戦車ブルムベアとは?
IV号突撃戦車ブルムベアは第二次世界大戦期にドイツ軍が開発した車輌だ。
ちなみにこのブルムベアという名前、パンターやティーガーなどとは違ってドイツ軍自体が命名したものではないのだとか。
動物名というよりは「気難し屋」といった意味だとか。
第二次世界大戦中、ドイツ軍は歩兵を支援する強力な15cm歩兵砲を装備する自走砲を欲していた。
とりあえずI号戦車やII号戦車をベースにしたI号自走重歩兵砲、II号自走重歩兵砲などを作ってみたものの、急造品であるが故に満足のいく性能ではなかった。
なんかすっごいアンバランス・・・・・・。
ちなみにI号自走重歩兵砲、牽引砲である15cm sIG33歩兵砲を車輪ごとそのまま乗せた代物となっています。
そうこうしているうちに戦争は激化。
これらの車輌に代わってIV号戦車をベースにした車輌を作ることになる。
それが今回作るIV号突撃戦車ブルムベアだ。
なお繋ぎとしてその間III号戦車をベースにした33B型III号突撃歩兵砲も少数生産されている。
なんかIII号突撃砲と名前がごっちゃになりそうな、ややこしい名前の兵器が・・・・・・。
繋ぎの33Bがスターリングラードの戦いなど市街戦に投入されたが、ブルムベアは間に合わず。
最初の生産車輌はクルスクの戦いに投入される。
ただここではブルムベアが想定していた市街戦ではなく、開けた平原での戦いだったのであまり活躍は出来なかったようだ。
この最初に生産されたグループは初期生産型と呼ばれる。
IV号戦車のE・F・G型車体をベースにしており、車体前面にティーガーIと同じ操縦手用視察バイザーを装備しているのが外見上の特徴だ。
模型とかでは初期型・中期型・後期型と分けられていますが、当時のドイツ軍では第○次生産型、19○○年○月生産型などと呼称されていたようですな。
ちなみに初期型は第1次生産型だそうです。
前述のこともあってかブルムベアの生産は一旦打ち切られるけど、続いてのイタリア戦線では山岳地帯の戦いだったため、ここはブルムベアの運用に適していた。
なので生産が再開され1943年12月から1944年6月までに約80輌の、IV号戦車H型をベースにした車輌が生産される。
これは第2次・3次生産型と呼ばれるグループで、通称中期型と呼ばれる。
今回のキットで作るのもこのグループだ。
外見的特長として前述のティーガーIと同型のバイザーが廃止、操縦手用ペリスコープが装備されている。
今回作るのは第3次生産型ということかな?
上記の中期型の中でも第2次生産型は1943年12月から、第3次生産型は1944年3月から6月の生産車とのことです。
・・・・・・ただ調べたところ、資料によって
「第2次生産型からすでにバイザーが廃止されている」
「第3次生産型からバイザーが廃止される」
の2つがありますな。
今回はとりあえず中期型という分類で解説しますが。
ちなみに1944年6月以降は後期型(第4次生産型)に生産が移る。
こちらはIV号戦車J型がベースとなり、主に戦闘室の形状が単純化・前面に機銃が増設などの改修がされている。
近年タミヤから新しく出たブルムベアはこちらの後期型となっている。
ラングのときもそうだったけど、生産時期の異なる仕様だから古い製品も現行販売されているんだね。
高い防御力を備え、市街戦での歩兵支援任務に奮戦したブルムベア。
それの中期型をタミヤMMシリーズ古参キットで再現してみよう。
箱の中身を確認しよう
キットの中身はこんな感じ。
一般的なタミヤMMシリーズとほぼ同様だ。
キットの成型色はダークイエロー。
袋を開封してプラパーツを並べてみましょう。
足回りの部品が入ったAランナー、車体後部の部品が入ったBランナーはIV号駆逐戦車のものと同様みたいですね。
その他パーツ。
ポリキャップと履帯もやはりIV号駆逐戦車ラングなどのタミヤの旧IV号系列と同様になっている。
古いものなので、デカールの名称表記が近年のものとは少し異なるようだね。
履帯はポリ製。
焼止め式のものだね。
塗装図はこんな感じに他の旧MM製品系列と同じような感じ。
ブルムベア中期型は他のメーカーからも多数発売されているから、それらを参考にするものいいかもね。
セメントコーティング・・・・・・
ツィンメリットコーティングのことかな?
そのようだね。
昔はエポパテやポリパテが一般的じゃなかったから、ラッカーパテを塗ってヘラで1つずつ刻みこむ方式が主流だったようだ。
説明書でもその方法が紹介されている。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から早速作業に取り掛かろう。
足回りに関しては今まで作った旧IV号系列とほぼ同じなので問題なさそうですな。
見た感じツィンメリットコーティングの時期の車輌なので、その辺りで時間を使いそうにみえます。
とにかく、早めにコーティングを済ませたいところ。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット
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