タミヤの旧製品IV号駆逐戦車ラング。
それの主砲を付属する48口径型に変えて、IV号駆逐戦車F型にします。
前回はツィンメリットコーティングを施した後、別売りの車外装備品セットを組み込む記事を独立して書かせてもらった。
今回は再び駆逐戦車の組み立てに戻ろう。
少し飛び飛びになったね。
車外装備品セットに関する記事は以下からだよ。
このIV号駆逐戦車F型は直前に組み立てていたIV号駆逐戦車ラングとほぼ同一の内容となっています。
なので一部省略したダイジェスト版でお送りいたします。
タミヤのラング(旧製品)に関しては以下から・・・・・・。
主にそのラングでは手を付けなかった部分を中心に紹介していこう。
シュルツェンを解体する
このキットにはシュルツェンが付属する。
以前のラングでは作らなかったので、今回のIV号駆逐戦車F型には装備させてみよう。
片側4枚の板が一体成型されたものと、コの字状のフック受けで構成されている。
装甲板裏側には押し出しピン跡があるので筆者がパテを盛っていますが・・・・・・。
ここは装備すると外からはほとんど見えなくなりますな。
なので必要ないかと。
とりあえず一体成型された装甲板をバラバラにするよ。
筆者はエッチングソーで解体。
これは薄くて切りしろが少ないのが利点だね。
その分強度が低くて使っていると曲がったりすることもあるけど。
筆者が使っているのはコトブキヤのモデリングノコ1。
この記事を書いている時点では、あまり見かけないようだけど・・・・・・。
天板周りの改造
旧ラングのときも触れたけど、カニ眼鏡が付属しないのでそれ用のハッチは閉めておくよ。
ここの取っ手は板状に省略されたものだったから、0.5mm径真鍮線でディティールアップ。
ほかにも省略されている3つのペリスコープをジャンクパーツから取ってきたもので再現。
グレーのものはおそらくドラゴンのティーガーIIかヤークトティーガー。
車長ハッチのブラウン成型のはおそらくタミヤのヤークトティーガーで余ったものですな。
車長ハッチのスコープガードが狭いので、スコープ自体も左右から削っています。
組み立て完了!
車体にシュルツェン架を取り付けたり、履帯を焼止めして組み立ては完了。
このまま塗装に入るよ。
簡単に塗装を済ませる
キット付属の塗装図はこんな感じ。
一昔前のものなので、やや曖昧なところがある。
更にこのIV号駆逐戦車、時期によって細かい部分にかなり差異がある。
なので画像をググってもなかなかキットの仕様に近いのが見つからなかった。
例えばどんな仕様の違いがあるのかな。
有名どころだと砲口のマズルブレーキですな。
本来は装備していましたが、本車の場合地面に近い位置なので主砲発射後に吹き出るガスで砂埃が舞い、次射時に支障が出たとか。
そのためほとんどの部隊では取り外してねじ山だけが見える状態に。
本車は1944年1月から生産されていたようでしたが、同年5月あたりからはそのねじ山すらない砲口の車輌が生産され始めたとか。
ねじ山のない砲、見た感じヘッツァーの主砲みたいな外見のようだね。
他にも
- 初期には2基あった主砲左右のMGポートが1基になる
- 初期には予備履帯ラックが車体前面・予備転輪ラックが後部のスタイルだったがノーズヘビー解決のため予備履帯ラックが車体後部・予備転輪ラックがエンジンデッキ上になる
- 内側防盾の下部がやはりノーズヘビー解消のため削られる
- 前面装甲厚が60mmから80mmに
などなど。
以前作ったクレオス・ドラゴンの製品はMGポートが2基だったり内側防盾が下に長かったりと、比較的初期のものに近い。
予備履帯・転輪の配置は生産のかなり早い段階で変更されたようだね。
そういえばこのキットは砲口のねじ山が残った状態にも出来たんだった。
んで塗装はどうするの?
こういうときは、この説明書に近い感じに仕上げるんだ。
上段に載っている単色塗装にしよう。
まずは下地ですな。
- ガイアマルチプライマー
- モデルカステンの履帯色
- クレオスのマホガニーサーフェイサー
の順に吹き付けていきます。
シュルツェンのせいで少し手間が増えるね。
今回の戦果
んで車体色はいつものガイアカラー・ダークイエロー2。
頻繁に使うからそろそろ在庫が危うい。
結局ほとんど旧ラングと一緒になっているような・・・・・・。
今回はここまで。
次回のマーキングで、その旧ラングと差をつける予定だ。
お楽しみに~。
この記事で作っているキット
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