クレオス IV号駆逐戦車L/48製作記①

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戦車・装甲車等製作記
アドルフ
アドルフ

模型大隊戦闘日誌、始まりますよ。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回はウェザリングをしながら、作りかけの自走砲ヴェスペを完成させた。

アドルフ
アドルフ

さて、今回は何を作るんですかね。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回は積みの山から筆者の作りかけを掘り出してきた。

それを完成目指して進める予定だ。

アドルフ
アドルフ

作りかけなんて需要あるんですかね。

ヴァルダ
ヴァルダ

とりあえず在庫の処理だ。

 

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今回のお題 クレオス IV号駆逐戦車L/48

ヴァルダ
ヴァルダ

今回のお題はこちら。

クレオスより、IV号駆逐戦車だ。

アドルフ
アドルフ

クレオス……

塗料ではありませんよね。

ヴァルダ
ヴァルダ

発売はMr.カラーなど塗料類でお馴染みのGSIクレオス。

かつてはグンゼ産業株式会社という名前だったようだ。

2001年に現在の社名に改称している。

 

IV号駆逐戦車とは?

ヴァルダ
ヴァルダ

これは第二次世界大戦後期に登場したドイツ軍の駆逐戦車だ。

名前の通りIV号戦車がベースとなっている。

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アドルフ
アドルフ

IV号戦車は汎用性が高かったのか、さまざまな派生車輌がありますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

元々はパンターが装備する70口径7.5cm砲を装備する予定だった。

しかし同車への供給を優先した結果数が足りず、当初IV号駆逐戦車は元の戦車型同様48口径7.5cm砲を装備していた。

生産は1944年1月ごろから。

同年8月から70口径7.5cm砲を装備した車輌が生産開始。

48口径型もしばらくは並行生産していたけど、同年11月に生産打ち切りとなった。

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アドルフ
アドルフ

どちらかといえばラングの愛称を持つ70口径型のほうが有名ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

詳しいことは後述するけど、今回のクレオス製品は選択式で両方作れるようになっているんだ。

その中でも48口径型で作る予定となっている。

とりあえず実際にキットを見てみよう。

 

48口径?70口径?

ヴァルダ
ヴァルダ

キットのボックスアートには二種類の車輌が描かれている。

先ほど少し触れたとおり、本キットは選択式のコンパーチブルキットで

  • イラストの手前にいる48口径の7.5cm砲を搭載したL/48型(IV号駆逐戦車F型)
  • イラスト奥の70口径7.5cm砲を搭載したL/70(V)型(通称ラング)

のどちらかを選んで作ることが出来る。

前述の通り、筆者は今回L/48型を選択した。

アドルフ
アドルフ

珍しく即決ですね。

ヴァルダ
ヴァルダ

即決といっても既に4~5年は購入から経っているはず。

L/48にしたのはいくつか理由がある。

まず購入して間もないころにタミヤが新しくL/70(V)を発売したこと。

アドルフ
アドルフ

筆者が以前欲しがっていましたな。

積みが増えるので自分が止めましたが。

(阻止しきれずに後に購入。その記事は下記から)

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ヴァルダ
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ちなみにタミヤは旧製品でもIV号駆逐戦車を発売している。

こちらは今回のクレオス同様コンパチキットだけど、タミヤ旧キットは側面装甲が付属する。

アドルフ
アドルフ

こちらは以前筆者が作ったことがあります。

例によって奥底にしまってしまいましたが。

(それに飽き足らず後に再び購入。詳しくは下記から)

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ヴァルダ
ヴァルダ

もう一つの理由としては付属する履帯

L/70(V)の場合は肉抜き穴が空いた軽量型履帯を装備したのが一般的。

……なんだけど、このキットには軽量型履帯が付属しない。

筆者は中古で買ったから前の持ち主が抜いたと考えたこともあったけど……

パーツ一覧にも軽量型履帯が収まったiランナーの表記がなかった。

なので最初から付属していないと判断、L/48で作ることに決めたんだ。

アドルフ
アドルフ

組立て説明書にはiランナーの指示がありますが・・・・・・。

 

ドラゴン製品?

ヴァルダ
ヴァルダ

このキット、ところどころに不自然な切り取りがあるけど……

どうやら90年代に発売されたドラゴン社製品のOEMのようらしい。

またクレオスはこの選択式キットの他、それぞれ単品版も発売していた様子。

その辺りがごっちゃになって軽量履帯が付属しないのではないか……

と筆者は判断している。

アドルフ
アドルフ

旧型履帯のラングに関しては

「物資の不足で軽量型履帯が不足、不良在庫の旧型履帯を新型に装備させた」

と解釈する手も・・・・・・。

ヴァルダ
ヴァルダ

とりあえず、解説はここまでにして作業を始めよう。

 

箱を開ける

アドルフ
アドルフ

まずは説明書。

コンパーチブルキットなので、事前にどの塗装で仕上げるかは必須ですね。

ヴァルダ
ヴァルダ

L/48が三種類L/70(V)が二種類

先に述べたとおり今回はL/48を選択。

塗装は気分を変えて、塗装図3番の珍しいシリア軍仕様で作ってみよう。

アドルフ
アドルフ

1番にあるSS第1装甲師団仕様も捨てがたいですが・・・・・。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者がどこまで作りかけていたのか確認する。

足回りの途中まで組んだようだ。

ここから作業を再開する。

アドルフ
アドルフ

部品一覧に関しては先ほどの履帯の話題に掲載されているのでそちらを参考に……。

 

記憶をたどりつつ作業を再開する

アドルフ
アドルフ

それでは作戦再開です。

上部転輪が不揃いだったのでここから作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

コンパチキットなので選択性の部品が多い。

不揃いだったのはアホな筆者が説明書をよく見なかったせい。

L/70(V)用の上部転輪を装備させようとしていたからなんだ。

アドルフ
アドルフ

ところどころ足回り側面も汚くなっていますね。

ヴァルダ
ヴァルダ

IV号駆逐戦車は生産時期によって細部の差異がある。

L/48とL/70(V)は上部転輪の数が違い、それに伴って車体下部のアタリ線を削ったりする必要があるんだ。

アタリ線も昔のキットらしく、目立つように成型されているから手強い。

アドルフ
アドルフ

そういえばこの車輌、実車の生産時期からして吸着地雷避けのツィンメリット・コーティングが必要なのでは?

説明しよう!ツィンメリットコーティングのやり方
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ヴァルダ
ヴァルダ

今回は1954年の中東戦争に駆り出されたシリア軍仕様なのでいらないと判断した。

筆者は珍しさのほかに

「早く完成させたい」

と思うのもあってこの塗装を選んだようだ。

アドルフ
アドルフ

履帯の張りを調整する誘導輪。

これは接着はせず、後の作業に備えて動くようにしておきます。

ヴァルダ
ヴァルダ

起動輪も接着せず回転するようにしておこう。

 

組み立て式履帯の切り出し

アドルフ
アドルフ

今回の履帯は組み立て式。

履帯のみを収めた3枚のランナーが付属します。

本ブログでは初となる形式ですね。

ヴァルダ
ヴァルダ

戦車模型初心者が苦戦する箇所だ。

丁度いい機会だから組み方を解説しよう。

アドルフ
アドルフ

説明書には枚数指定がありません。

調べたところ、IV号戦車系列は片側99枚のようなのでランナーから切り出して準備します。

ヴァルダ
ヴァルダ

履帯には押し出しピン跡がある。

面倒だからこのまま進めよう。

ゲートもギリギリでカットして未処理。

アドルフ
アドルフ

枚数を数えやすいように10枚ごとに並べてスチロール系の接着剤でくっつけていきます。

ヴァルダ
ヴァルダ

アホな筆者は速乾の接着剤を使っているけど、ここは乾燥が遅い通常タイプのほうがおススメ。

作業中に完全乾燥してしまうからね。

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アドルフ
アドルフ

接着剤が完全に硬化する前の状態で取り付けましょう。

最初は歯を合わせる起動輪部分から。

アドルフ
アドルフ

誘導輪部分で折り返して起動輪まで一周してきます。

起動輪や誘導輪を固定しなかったのは、ここで張りを調節したり歯に合わせやすくするためです。

ヴァルダ
ヴァルダ

誘導輪での折り返し部分はゆっくり曲げること。

ここで履帯が千切れることが多いんだ。

それと一周した両端部分同士は接着しないでおくと、後で取り外すことが出来るんだ。

俗にC組みというものだね。

アドルフ
アドルフ

後に組み立て履帯に関する記事ができあがりました。

こちらも参照にしていただければ幸いです。

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今回の戦果

アドルフ
アドルフ

後は弛みをつけます。

誘導輪付近の車体にある穴が気になりますね。

ヴァルダ
ヴァルダ

説明書には特に何か取り付けるようなことは書いてなかったね。

今回はこの辺で。

次回は車体上面からになりそうだ。

この記事で作っているキット

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