タミヤMMシリーズより、2014年に発売された方のIV号駆逐戦車ラングを作っていきます。
前回は車体をあらかた組んだ。
今回は残りの細かいところや戦闘室天板を組んで組み立てを終えよう。
筆者の補給物資が到着したよ。
改造パーツに、プラモ本体か。
簡易インジェクションなので割高でしたな。
結構簡易インジェクションキットの積みも増えてきている。
そろそろ手をつけたいところだね。
ライトコードの増設
このラングは原型のIV号戦車同様、左フェンダー上にボッシュライトがある。
コード部分がないので、今回自作してみた。
0.5mm径ピンバイスと0.4mm径エナメル線を使用している。
塗装に備えてプライマーも塗るのも忘れずに。
ライトコードの配線って車輌によって異なったりもするけど、IV号戦車系列は大体直下の車体上部を貫通しているパターンが多い気がするね。
シュルツェン架の取り付け
シュルツェン架は先に取り付けた別形状のもの同様、車体後ろ側に来る面に押し出しピン跡があります。
そこそこ深いのもありますが、乾燥時間をとるのが億劫だったので上から削って処理しています。
ちなみにシュルツェン本体は付属しない。
シュルツェンは整備時の着脱が面倒だったり、走行中に騒音が激しくなるといった問題があったため装備しないこともあった。
大戦後期になるとそもそも物資不足で装備していなかったりも。
ラングの場合は物資不足が原因かな?
IV号戦車の場合は元々の目的だった対戦車ライフルへの防御力は捨てて、成形炸薬弾のみに対抗した金網型シュルツェン「トーマシールド」が登場したりもしているけどね。
シュルツェン架を取り付けるついでに車体後部側面装甲も取り付けます。
ここは奥まったところなので、あらかじめ陰色を筆で塗って備えておきます。
今回はマホガニーサフを使っておきます。
奥まったところでよく見えないから、多少雑に塗っても大丈夫だ。
取り付けるとこんな感じに。
これで車体の組み立ては終わりかな。
残りの天板を仕上げよう。
戦闘室天板の組み立て
戦闘室天板はこんな感じですね。
ポリキャップが写りこんでいますが、ここでは使いません。
人形を乗せる場合はここで裏側から台を取り付けます。
車長・装填手ハッチともにヒンジ部分が可動する。
前回組んだトラベリングロック同様、接着剤を流し込まないように注意だ。
ハッチだけでなく、照準器レールも可動する。
こちらも接着剤の流し込みに注意。
組み立てるとこんな感じに。
カニ型眼鏡とそれ用のハッチは接着せずに進めるよ。
天板の近接防御兵器発射装置は装備したものと、未装備の鉄板の選択式。
今回は未装備状態で組んでみます。
接近してきた歩兵への攻撃を目的としたものだけど、大戦後期だと装備が間に合わず鉄板で取り付け部を塞いだ車輌もあったんだ。
今回の戦果
天板を取り付けるとこんな感じに。
天板は単純に引っ掛けるだけの構造になっている。
なので接着はしていない。
サクッと組み立ては完了。
これだけでラングの低いシルエットがよくわかるね。
確か車高は2mを切っているようです。
今回は使わなかったけど、キットには車長・装填手の半身像が付属する。
ここ最近AFVキットの人形塗りで筆者が消耗してしまったので、しばらくは人形無しで作ることになりそうだ。
他のキットに使えるかな、この人形。
とりあえず今回はここまで。
次回は塗装作業に入ろう。
そういえばどの塗装で作るかはまだ決まっていませんでしたな。
どうなるのやら。
続きは次回!
この記事で作っているキット
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