タミヤMMシリーズのM41ウォーカーブルドッグを作っていきます。
前回は車体下部を組み立てた。
今回は車体上部や砲塔を組み立ててみよう。
筆者の補給物資が近々到着するようだよ。
まだ第一波だそうですが。
作業を進めて、積みを減らしていかないとね。
それでは作業再開だ。
車体上部の組み立て
車体上部はこんな感じになっています。
フェンダー上の雑具箱はほとんど一体成型で、主に工具やライト部分のみ別パーツとなっています。
操縦手ハッチはスイング式で、接着しなければ完成後も動かせる。
取っ手が省略されて板状なので、ここを作り直してみよう。
やり方は簡単。
- 元の取っ手を切り取り、跡に0.5mm径の穴を開ける
- 0.5mm径の真鍮線で取っ手を作り直し、開けた穴に埋めるように接着
するだけ。
ハッチを可動させないで閉めっぱなしにするなら、取り付け穴は裏側まで貫通させてしまったほうが作業しやすい。
今回は可動させるので、真鍮線は貫通させずに長さを調整して取り付けている。
……雑具箱の取っ手は作り直さないんだ。
筆者は
「数が多くて全部作り直すのは億劫」
などと供述しており……。
目立つハッチだけ取り替えたようだ。
後部に装備されたトラベリングロックは表面に押し出しピン跡がある。
パテで埋めるのが面倒だったので、今回はパーツ自体を薄く削りこんで処理している。
車体上下を合わせますが……上手くはまりませんな。
この車体上部にある三角突起が、前回埋めた車体下部の穴部分に干渉したようだ。
三角突起を切り取ってしまおう。
改めて接着。
そのままだと浮きそうだったから、テープで抑えながら接着するよ。
流し込み式接着剤を使うときは、テープを接着剤が伝って表面を荒さないように……。
先にある程度接着剤を流し込んでプラが溶けた後にテープを使うのが良さそうですな。
これで車体上部も組み立て完了です。
他国の戦車と比べると、やや幅がありますな。
軽戦車の割にはそこそこ大柄。
ただ最大装甲厚は砲塔防盾の38mm。
全備重量は約23tとのこと。
砲塔の組み立て
続いて砲塔を組み立てます。
ここは手すりパーツが多めですな。
紛失しないように注意しながら作業をしましょう。
ある程度組み立てるとこんな感じに。
車長ハッチの近くに装備された機銃は弾薬箱に目立つ凹み(ヒケ)があります。
パテを盛って削って整形しておきましょう。
……なんか説明書にものすごい改造が書かれているんだけど。
実際のM41は防盾周りにキャンバスカバーを取り付けた個体が多数存在した。
そのカバー作成方法らしい。
ここではビニール袋や糸、セロテープで作る方法が書かれている。
……ビニールだと塗料を弾きそうな気がするけど。
現在でしたらエポパテを使って作るのが簡単そうですな。
ただそれだと主砲の可動に支障が出そうですが。
とりあえず今回はカバーなしで進めよう。
鋳造表現!
車長・装填手ハッチはさっきの操縦手ハッチ同様、真鍮線で置き換えだね。
M41の砲塔を調べたところ、どうも鋳造品と圧延鋼板を溶接で組み合わせたものとのこと。
防盾と砲架周りが鋳造品のようだ。
鋳造品と聞くとやりたくなるのが鋳造表現。
筆者は溶きパテで砲塔前面のそれらしい部分に施している。
実際の画像とかを見ると、そこまで激しく凸凹はしていないようですが……。
一時期のソ連戦車みたいな、戦時中の粗製乱造品ではないからね。
あくまで記号みたいな感じで少しオーバーに施している。
鋳造表現は過去記事で詳しく解説している。
接着乾燥待ちだった主砲も取り付けて砲塔の組み立てが完了。
防盾と砲塔本体は接着していないので、ここで分割できる。
軽戦車なのに長い砲身。
主砲は新設計の60口径長76.2mmライフル砲M32。
M4シャーマンなどが装備していた52口径長76.2mm砲(M1戦車砲)よりも威力が高いとか。
今回の戦果
砲塔を本体に接続。
これで組み立ては完了だ。
スタンダートな戦車感がいい感じ。
キットにはアメリカ軍の戦車兵×1、歩兵×2が付属します。
今回は陸上自衛隊所属車で仕上げるので使いませんでしたが。
今回はここで作業を中断。
次回は塗装作業に入る予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット
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