タミヤMMシリーズのM41ウォーカーブルドッグを作っていきましょう。
前回は塗装とマーキングを行った。
今回はウェザリングをして完成させよう。
10月に入って今年もあと3ヶ月。
やり残したことはないかな?
筆者は作り残したプラモが多数。
それは毎年のことだ。
エナメル塗料の汚し
手始めにエナメル塗料でのウェザリング。
- タミヤのスミ入れ用ブラウンとエナメル・フラットブラウン。それとガイアエナメルの埃色でスミ入れ兼ウォッシング。
- タミヤエナメルのバフ&明灰緑色でドライブラシ。
を行います。
なんかいつもより使う塗料が多いような。
スミ入れ用塗料が残り少なかったので通常のエナメル塗料、フラットブラウンを足しているんだ。
ブラウン系の色はモールド周辺、埃色は広い面をメインに使っている。
ドライブラシは車体に明灰緑色。
足回りにバフですな。
今回は足回りをドロドロした感じにはせず、砂埃が付着した程度に留める予定です。
スミ入れ兼ウォッシングやドライブラシについては過去記事参照だよ。
エンジンデッキのウェザリング
続いてエンジンデッキ周りを中心に
- タミヤエナメルの混ぜ物で給油口ッぽいものの周辺にオイル染み
- マフラーやそれのカバーにウェザリングカラーで錆汚れ。
- クレオスのウェザリングライナー錆色セット・スートブラックで雨だれ
と施していきます。
オイルと錆は過去記事を参照にしてね。
工具類は今回手入れされているものとして、錆は施していないよ。
最後の仕上げ
今回はウェザリングカラーで足回りを汚さない。
そのまま水性のつや消しクリアーを吹きつけながら、タミヤウェザリングマスターAセットで足回りに砂埃をつけよう。
乾燥後、各部を最終組み立て。
履帯の向きに注意して装着しましょう。
そのままだと少し浮くので、上部転輪と履帯は瞬間接着剤で接着。
ポリ製履帯もプライマー吹きつけ済みなので、何とか接着できました。
これで完成となる。
以下、ギャラリーだ。
タミヤ M41ウォーカーブルドッグ 完成!
足回りをあまりドロドロさせていないから、いつもよりすっきりした印象だね。
戦車模型を始めたばかりの筆者は、スミ入れとドライブラシだけで済ませていましたな。
すっきり系のウェザリングを施すとどうなるかは過去記事参照です。
筆者が保有する唯一の戦後アメリカ戦車、M47パットンと。
同時期の車輌だからか、全体のレイアウトが似ていますな。
M41らへ高い評価を与えていた自衛隊は当初M47の採用も検討していた。
しかし西ドイツへのM47大量配備の時期と重なり、さすがのアメリカでもM47を自衛隊へ供給することが出来なかった。
代案として1輌だけ供与されたM47を元に国産戦車を開発。
最終的にこれが戦後初の日本国産戦車である61式戦車になるんだ。
MMシリーズの古参軽戦車つながりでII号戦車F型と。
同じ軽戦車ですが姿形はまったく異なるものとなっています。
時代が進んでまったく違う形に。
長年親しまれてきた製品だから、どちらも発売から50年近く経った現在でも発売されているのだろう。
作ってみた感想のコーナー
あっという間にカッコいい戦車が。
タミヤMMの初期製品らしく
- 2022年10月現在定価が税込み2090円と安価
- 少ない部品ですぐ形になる
といったところが長所。
- モーターライズの名残で車体下部側面に穴が空いている
- トラベリングロックや履帯両端など表側に押し出しピン跡がある
といった気になる点もあるけどね。
筆者は今回穴を埋めたりピン跡を削って処理している。
履帯のは削るのが困難なので、見えない位置に持ってくれば問題ない。
車体の穴は履帯に重なる位置にあるので、角度によっては見えにくかったりもしますけどね。
ちなみに……
筆者としてはこの戦車の見た目が結構気に入っているようだ。
確かに
- キャタピラ走行
- 回る砲塔
- 長い主砲
と、戦車に詳しくない人でも思い浮かべる典型的な戦車像をしているというか。
安価な軽戦車の模型だけど、万人に受け入れられそうな戦車の形をしている。
初めての戦車模型にしても良さそうだ。
先ほどのII号戦車もおススメの1つですが……
典型的な戦車像からは少し離れていますな。
この辺りはそれぞれのお好みですが。
今回はここまで。
次回はあの自走砲を紹介予定だ。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット
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