
タミヤより発売されています、チェリャビンスク版のT-34/76(1943年型)を作っていきましょう。

前回は車体上部の途中まで進めた。
今回は残りの部品を取り付けて、組み立てを完了させよう。

なんか急に暑くなってきてない?

筆者も冷たい飲み物を用意していますな。

アイスティーかな?

ひとまずアイスティーは置いといて、作戦を再開しよう。
装備品の取り付け


こちらが残りのパーツ達。
筒型の燃料タンクは接着済みですな。

通常版との違いとして、このキットにはソ連歩兵2体とソ連製火器がいくつか収録されている。
兵士の内一人は帽子違いで頭部を2種類から選択可能だ。
今回はドイツ軍仕様で組むから、この辺りは手をつけないけどね。

ドイツ軍仕様の車輌と組み合わせるなら、戦利品ということでドイツ兵に持たせたり、ジオラマでソ連兵が撤退時に遺棄していったものにするみたいな使い方をしてもいいかも。

車輌のみならず、銃火器も鹵獲して戦闘には使われていましたからね。
中には自国兵器よりも好まれて使った鹵獲品もあったのだとか。


組み立てるとこんな感じに。
今回は結局燃料タンクと予備履帯だけですな。

ジャンクパーツを漁ってみたんだけど、しっくり来るものがなくてね。
ちなみに実際の写真とかをみたところ、ドイツ軍のT-34は燃料タンクを外したものが多かったようだ。
筆者としては穴埋めが億劫なので、今回はそのまま組むけどね。

燃料タンクは外装との間部分に塗料が入りにくいかな。
筆者はあらかじめマホガニーのサーフェイサーを筆塗りしているよ。
車体下部の追加加工


後は車体上下を合わせるだけ。
元のモーターライズの名残からか、ポリキャップとツメで合わせるだけなんだよね。

ここで一度車体下部に戻る。
底面の接着面積が狭く、強度が貧弱だった。
そのままでは履帯のテンションに負けてしまい、隙間ができたり部品が外れることが考えられる。
なので内部に広いプラ材を貼り付けて補強。
プラ板でもいいけど、今回はランナータグ部分を切り取り整形して再利用した。

以前の通常型では角棒や伸ばしランナーを使っていましたな。
ただ板状のもののほうが強度は出るかと。


上下を合わせるとこんな感じに。
どちらかといえばこの上面パネルとの隙間が気になるところだ。
内部を補強しないと下部パーツが湾曲してしまい、これ以上の隙間ができてしまう。
補強をしてもまだ多少隙間ができるけど、今回はこれで進めてしまおう。

塗装とかしていけばそこまで目立たないはず……。


機銃マウント部分や操縦手ハッチは鋳造表現を追加。
これの方法に関しては過去記事で解説していますな。

鋳造表現で見落としていたんだけど……
操縦手ハッチの上辺りに、長方形の凸モールドがある。
筆者は消し忘れてこの後進めてしまったんだけど、これは不要なので削って処理しておこう。

このキット、地味にこういう凸モールドの部品接着目印が多いというか。

車体側面にも今回とは異なる手すり取り付け用の凸モールド目印がありましたな。
こちらは手すり取り付け時に筆者が違和感に気づいたので、削って処理済ですが。
今回の戦果


全ての部品を取り付け。
これで組み立て完了としましょう。

砲塔が丸っこいだけで、ぱっと見は紛れもないT-34なんだよね。

今回はこれで中断。
次回は塗装とマーキングを行い、本格的なドイツ軍鹵獲車輌にしてみよう。

続きは次回!
この記事で作っているキット
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