模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はタミヤイタレリの8輪重装甲車Sd.Kfz234/1を完成させましたな。
同じく、タミヤイタレリで前日再販されたものがある。
それを作っていこう。
あれですな。
なんかあったね。
今回のお題 タミヤイタレリ 508CMコロニアーレ
今回作るのはこちら。
タミヤイタレリより
508CMコロニアーレだ。
正式な商品名は「ドイツ・イタリア軍スタッフカー 508CMコロニアーレ」
先日(2022年1月)の再販品ですな。
公式HPによると初回生産は2013年8月のようですな。
約9年前ってことかな?
508CMコロニアーレとは?
これは第二次世界大戦で用いられた軍用車だ。
開発はイタリアのフィアット社。
純粋な軍用車ではなく1930年代に作られた同社の乗用車、508バリッラをベースに軍用として改められたものだ。
乗用車をベースにした軍用車・・・・・・
ドイツ軍のキューベルワーゲンみたいなものですかな。
コロニアーレは「植民地仕様」の意味とのこと。
当時欧米の植民地であったアフリカの熱帯地での運用を前提にしたのだろう。
戦闘用車輌ではないので華々しい活躍をしたわけではないが、第二次世界大戦の各戦場でイタリア軍将兵の脚として活躍した。
1943年にはイタリアが休戦するんだけど、それ以降は他のイタリア軍車輌同様ドイツ軍によって接収・再利用させる。
セモベンテM42とかみたいな。
その場で手に入るからか、主にイタリア戦線に展開していたドイツ軍がこれらの装備を使っていたようだ。
例によって、追加の改修を行ったものも存在する。
この辺りはチェコやフランス製の兵器にも改修を施していますな。
本場イタリアのメーカーから発売されたイタリア軍用車キット。
再販されたタミヤイタレリシリーズのそれを作ってみよう。
箱の中身を確認する
それでは箱の中身を確認しよう。
箱の中身はこんな感じ。
お馴染みの注意書きびっしりの袋に入っているのがイタレリパーツだ。
一目でわかるよね。
イタレリ製品はOEMとして他社製品でもこの状態で出てくるし。
まずはイタレリ製ランナーから。
ランナーは3枚で、内1枚は幌収納時やドイツ軍のノテックライトなど選択式の部品が収まっている。
明らかに後付けしたような感じですな。
続いてタミヤ製パーツのランナー。
画像左はイタリア兵。
2体分付属するが、これはカーロ・アルマートM13/40をはじめタミヤのイタリア車輌に付属するものと同一だ。
また君達か壊れるなぁ。
画像右のランナーはドイツ兵が1体付属。
こちらはランナータグ裏に「49650」と刻印されている。
調べたところ、かつてチェコのCMK社製のフォルクスワーゲンタイプ87とタミヤ製運転手のセットがその品番で発売されていたようだ。
筆者は実際に手に取ったことは無いけど、おそらくその運転手の流用かと思われる。
見た感じ、近年はあまり見かけないキットのようですな。
その他付属品。
窓ガラスはイタレリ製パーツで、打ち抜き済みプラバンとなっている。
これは同じタミヤイタレリのM47パットンに付属したレインガードと同じような感覚だね。
デカールは車輌に貼るイタレリ製と兵士に貼るタミヤ製に分かれているね。
・・・・・・タミヤの方は「イタリア軽戦車L6/40」って書いてあるんだけど。
かつてタミヤイタレリシリーズ以前に、タミヤはスケール限定シリーズのほうでイタレリ製のL6/40軽戦車を発売していたようです。
おそらくそれの流用品かと。
筆者は同じスケール限定シリーズでP40は購入したけど、L6は持っていないようだね。
こちらもまた再販して欲しいところ。
P40はガルパンの影響か2010年代に一度再販されていますからね。
その後プラッツからそのガルパン・アンツィオ高校仕様でも発売されていますな。
余談ですが今回作るコロニアーレもOVAにてアンツィオ高校が使用しています。
マークに余裕がある方はこちらで作るのもよいかと。
紙媒体は3枚。
車体の組み立て説明書、兵士の組み立て説明書、そしてTech Tips!
車体の説明書はイタレリのものをそのまま使い回している。
車輌の解説については兵士の説明書に日本語表記がありますな。
塗装図は車輌の説明書内に記載されている。
このキットでは4種類の塗装から選択出来るようになっている。
イタリア・ドイツ両軍で用いられた車輌だけど、本キットでは伊独それぞれ2種類ずつ収録されている。
それぞれ・・・・・・
- A イタリア陸軍 第132機甲師団アリエテ 1942年北アフリカ
- B イタリア陸軍 1943年 バルカン半島
- C ドイツ空軍 1944年 南フランス・プロバンス
- D ドイツ空軍 第4空挺師団 1944/45年 北イタリア
となっています。
今回は赤十字マークが目立つDの塗装図で進める予定だ。
一見冬季迷彩に見えるけど、兵士側の説明書に書かれている解説によると元から白一色の車輌らしい。
ちなみにこの塗装パターンのみ、幾つかパーツを挿げ替えたりする必要がある。
どれも個性的だから筆者も迷っていたみたいだね。
もう一個買って来ようか?
他のキットも順番待ちしているので一旦待ったを出しておきましょう。
筆者は他のイタリア戦車と組み合わせられるAのアリエテ師団と迷ったようですが。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から作業を開始しよう。
見た感じ部品は少なそうだけど・・・・・・。
パーツの合い次第ですな。
近年のイタレリ製品はそこまでひどくないみたいですが。
筆者はスケールモデル初心者時代にタミヤWBシリーズのイタレリ製品、MC.202フォルゴーレで思いっきり躓いたからね。
ガンプラとの違いを思い知ったというか。
んでも忘れた頃にまた作りたくなるという。
よくあることだ。
それでは次の作業に備えよう。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット
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