バルジ大作戦のへスラー大佐搭乗車になる予定の、新生M47パットンの続きを作っていきます。
前回は車体を組んだ。
今回は砲塔を組んでみよう。
作戦は順調に進んでいますな。
進め、・・・・・・進むんだ!
あの映画、敵役であるはずのロバート・ショウ氏演ずるへスラー大佐が主役にみえるんですよね。
アメリカ映画には珍しい(らしい)かっこいいドイツ軍が見れる。
大量の戦車による戦闘シーンも見所だけど、やはり一番の名シーンはその戦闘前のあれだね。
パンツァー・リート合唱シーンですな。
作戦前に最新鋭戦車ティーガーII(役のM47パットン)を操る兵士たちが召集される。
しかし集まった兵士たちはほとんどが実戦経験のないような年少兵ばかり。
「こんな素人集団でどうしろというのだ」
的な大佐に対して一人の兵士がドイツ軍戦車兵の歌、パンツァーリートを歌い出す。
周りの兵士たちもそれに続き、やがて大佐の部下であるコンラート、そしてへスラー大佐も・・・・・・。
このシーンがきっかけでこの曲が広く知られるようになったんですね。
日本でも戦車を題材にしたゲームやアニメで、ドイツ軍のテーマ的な扱いをされることがしばしば。
余談ですが、ガンダムMS IGLOOのカスペン大佐とエルヴィン・キャデラック曹長らのやり取りはこのシーンのオマージュなのでしょうか?
あのシーンのオマージュ元は黒騎士物語終盤のバウアー大尉とヒトラーユーゲントの少年兵のやりとりという説もあるね。
筆者はバルジ大作戦サントラをDL購入、勿論、上記の歌も収録されているぞ。
M47を作るお供にぴったりだ。
不要部品を使ってM47パットンをバルジ大作戦仕様にする
さて、長々と映画と歌の話題になってしまいましたが本題に移りましょう。
本キットの砲塔は防盾部分が新規造形のキャンバスカバーパーツとなっています。
しかしバルジ大作戦に登場するM47はカバー未装着なので、ここは不要部品を使っていきます。
ちなみに説明書を見てわかる通り。砲塔にキャンバスパーツを直接貼り付ける構成になっている。
見た感じ、砲身は非可動のようだね。
不要部品を使うのでイタレリの旧製品の説明書を参考にします。
組み立てた後、砲尾はほとんど見えなくなるので、ほどほどの整形で済ませてしまいましょう。
前回も説明したけど、マズルブレーキは3種類から選択する。
バルジ大作戦の車輌はC101、C102番パーツを使う。
丁度ティーガーIIに一番近い形状だね。
こちらの砲身は可動しますが、元が昔のキットなのでポリキャップはなく、プラパーツを直接組みます。
そのままでは軸部分が緩いのでビニールを噛ませて保持力を高めておきます。
その後は砲塔本体の上下をあわせる。
部品同士の合いがよくないので、多少隙間が出来るね。
丸みを帯びていて砲身もそこまで長くないので、やはりティーガーIIとは印象が違いますね。
ポルシェ砲塔のティーガーIIといえばそれらしくも見えそうですが。
とにかく大量の戦車を用意する必要があったからね。
数輌だったらまだ外装を弄ってそれらしくすることはできるけど。
そもそもティーガーII自体があまり生産されなかった&ほとんどが大戦で失われたので・・・・・・。
そして隙間が気になるのでポリパテを合わせ目に沿って盛りつける。
後部の雑具箱は取り付けないのでここで取り付け用の穴も埋めてしまおう。
穴の内側からプラ板で裏打ちしておくとより作業がしやすくなる。
その後はヤスリで整形する。
後に鋳造表現を行うのであんまり神経質に整える必要はない。
今回のキットでは西ドイツ軍が増設したレインガードを取り付けるガイドの凸モールドが刻印されています。
バルジ大作戦版では使わないのでこの段階で削り取ってしまいます。
ちょっと手を加える
砲塔上部やハッチに来るフックは0.5mm径の真鍮線に置き換えてしまいます。
それと、機関銃架は映画では蓋のようなものが付いているように見えましたので、適当なプラ材を乗せてそれらしくします。
今日の戦果
とりあえずキットに付属する必要なパーツ類は付きました。
ようやく形になってきましたね。
今回は短いけどここまでにしておこう。
いつものパターンならこのあと塗装なんだけど、その前に必要な改造が幾つか残っているので、次回はそれらを行う予定だ。
更新頻度を上げる筆者苦肉の策ですね。
単に記事の水増しだろう。
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