タミヤイタレリ新作 素敵なおまけがついたM47パットンを作る④

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戦車・装甲車等製作記
アドルフ
アドルフ

6月初旬前後に発売された新作プラモたちが次々完成してきました。

今回はその中の残り、M47パットンを進めていきます。

ヴァルダ
ヴァルダ

M47は組み立て作業が終わっている。

いつもなら塗装なんだけど、映画「バルジ大作戦」に登場した車輌らしくするために少し手を加えていこう。

アドルフ
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ですな。

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へスラー大佐を乗せる

アドルフ
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キットにはドイツ連邦軍の戦車兵が一人付いてきますが、今回は同じドイツ軍でも第三帝国のほうです。

ロバート・ショウ氏演ずるマルティン・へスラー大佐に似た戦車兵を探してきましょう。

ヴァルダ
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というわけで筆者が調達してきたのがこちら。

タミヤのドイツ国防軍戦車兵セットだ。

2017年9月発売。同シリーズの兵士プラモでは比較的新しい製品だ。

ヴァルダ
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中身はこんな感じ。

ランナー2枚に塗装図、解説書に階級章のデカール、そしていつものTech Tips!

アドルフ
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内容としては全身像の兵士が4体、半身像の兵士が4体ついてきます。

各兵士、同じアルファベットの付いた部品を組み合わせて作ります。

今回は一番大佐に近いように見えた士官3の兵士を使ってみましょう。

ヴァルダ
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士官3はhパーツを使って組み立てる。

筆者は「このhはへスラーのhだ」とか言っている。

頭部は帽子が略帽とクラッシュキャップの二種類で選択式。大佐は戦車搭乗時略帽なのでこちらを選択。

アドルフ
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組み立てるとこんな感じに。

新しいだけあって精巧です。

古い従来の戦車兵達に比べるとやや小顔に感じますね。

ヴァルダ
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M47には戦車兵を乗せる台座が付属するけど、軸の長さが短いので、戦車兵セットについてくる台座を今回は使用する。

こちらの台座は半身像同様4つ付属、長いようなら短くカットして使うことも出来る。

アドルフ
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説明書のイラストでこの人はペリスコープつきのキューポラを持った戦車(ティーガーII?)の戦車長になっています。

まったく違う形のM47パットンに乗せるには調整が必要……

かと思いきやなんと無改造で違和感なく乗りました。

ヴァルダ
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タミヤの人たちが狙ったんじゃないかと思うくらいぴったりとはまってしまった。

とりあえず大佐の手配はできたのでこれはここで終わり。

溶きパテで鋳造表現

アドルフ
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大戦期〜冷戦初期の米国戦車は鋳造製の砲塔や車体を持つものが多いです。

M47もその一つなのですが、元のキットが古いため装甲面は滑らかなものとなっております。

ここは溶きパテを使って鋳造独特の梨地を再現してみましょう。

ヴァルダ
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まずは溶きパテを塗る。

やや濃度が濃く、ドロドロしていたほうが作業をしやすい気がする。

濃度が薄いと乾くまでに時間がかかる、凸凹が付きにくいといった問題があるからね。

ヴァルダ
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生乾きのところをひたすら筆で叩く。

写真では細い筆を使っているけど、太い筆を使ったほうが広い面積で作業できるので効率がいい。

パテで筆が荒れてしまうので、二線級の使い古したものを使おう。

ヴァルダ
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これを防盾、砲塔、車体前面上部に行う。

多少のはみ出しは無視してしまう。

この作業もここで終わり。

雑具箱を取り外す

アドルフ
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砲塔後部にはジェリカン付きの雑具箱が付きますが・・・・・・

バルジ大作戦に登場した車輌は取り外されているようです。

そこで取り付け基部だけ残した状態を再現してみましょう。

ヴァルダ
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まずは基部の位置を砲塔側に写す。

雑具箱の取り付け基部にエナメル塗料を塗って、砲塔側にスタンプ。

これで基部の位置が砲塔側に印される。

側面部分に写されていない部分があるね・・・・・・。

アドルフ
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写されていない部分は再度スタンプ。

また、上段中央にも基部があるようですが、キットでは再現されていないので、ここはそれらしく開口。

口径は1.5mmにしています。

アドルフ
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そして1.5mm径の真鍮線を植えます。

真鍮線はたまたま筆者の自宅に転がっていた、馬鹿でかいペンチで切った後に鉄ヤスリで頭の部分を整形してやります。

ヴァルダ
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これで基部は完成。

周囲に鋳造表現を行うのを忘れずに。

延ばしランナーでアンテナ作り直し

アドルフ
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キットのアンテナはプラ成型で再現されていますが、太い上にそのままだと折れやすいので、延ばしランナーで作り直しています。

ヴァルダ
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延ばしランナーは文字通り、ランナーを熱して延ばして細長くしたもの。

バルジ大作戦に出てくる車輌のものはキットのものより長く作られているので、車長ハッチの後部のは3倍、装填手ハッチ後部のは2倍の長さで作っている。

へスラー大佐の搭乗車R-01号車はアンテナに旗がついているけどこれは後で作る。

履帯のピンを潰す

アドルフ
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旧製品の名残で無駄に長い履帯の凸ピン。

筆者は熱したマイナスドライバーで潰して焼止めしています。

それでも目立ちますが、後で転輪に重なるように配置すれば問題ないです。

アドルフ
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これで改造作業が終わりました。

いよいよ塗装に入っていきます。

塗装でバルジ大作戦の車輌に近づける

アドルフ
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まずは陰色。

いきなりガイアノーツのブラックサフをキット前面に吹いてしまいます。

ヴァルダ
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さてここで本塗装。

バルジ大作戦でティーガーII役を演じているM47は全面グレーの塗装になっている。

このグレーが問題で、シーンによって黒っぽかったり白っぽく見えたりする。

今回は冬らしさを強調するため、白みの強いグレーを使う。

使用したのはMr.カラーのエアクラフトグレー。

ヴァルダ
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塗るとこんな感じに。

何となくそれらしくなったかな。

アドルフ
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履帯やアンテナはいつも通りモデルカステンの「履帯色」

正直、色を塗っても遠くからでは真っ黒にしか見えませんね。

アドルフ
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ついでに大佐も塗っておきます。

こちらはガイアノーツのホワイトサフを吹いた後、同社のノーツフレッシュ ピンクを顔に塗ります。

キットでは素手ですが、映画の大佐は手袋着用でしたのでこちらは塗らず。

アドルフ
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基本塗装終了。

これだけでかなり劇中車輌に近づきましたね。

おまけのデカールでマーキングを行う

ヴァルダ
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いつもならここで部分塗装を先にやるんだけど、ここまで来たならこのマーキングを先に行ってしまおう。

予告どおり、不要マーク扱いされている14、15番のマークを使用する。

アドルフ
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塗装図には貼り付け指示がないので、映画や先人たちの作品を参考に貼り付けていきます。

車体後部に鉄十字、砲塔後部に番号、砲塔側面にも並ぶように鉄十字と番号を貼り付けます。

ヴァルダ
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なお各ペリスコープも黒いデカールを貼り付けて再現するようにする。

前面を向いたものはディティールがなく、そのままではただの板と化しているので是非とも貼り付けておこう。

今回の戦果

アドルフ
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今回はここまでです。

一気にバルジ大作戦の戦車になってしまいました。

ヴァルダ
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続きは次回。

この記事で作っているキット

この記事で作っている車輌の登場する作品

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