引き続きメッサーシュミットの続きを進めます。
今回は主に塗装作業の予定。
灰色一色の機体に生命を吹き込んでいこう。
世間は相変わらず、外出自粛ムードが続いていますな。
こういうときはやはり自宅で模型に限ります。
筆者はいつでも模型さ。自粛ムードのあるなし関係なしにね。
今回は塗装
まず最初に窓枠に下地として機内色を吹いておく。
これが本キットに付属する塗装図です。
今回は左のAタイプで進めていきます。
機首ボイレの目玉マークと曲面になっている上面塗り分けが特徴ですね。
実際のところ、マスキングテープを貼り付けるのが面倒だと言う理由で筆者はこちらの塗装を選んだらしい。
ちなみに説明書には記載されていないが、この機体はエースパイロットの一人であるエリアス・キューライン上級曹長の搭乗機だとか。
細部の塗装を済ませる
本体の塗装をしたいところだけど、先に細かい部品をまとめて塗ってしまう。
足周りはRLM02グレー、タイヤはウィノーブラック。
筆塗りではないのですか?
筆塗りだとどうしても数回塗る必要があるからね。
エアブラシも丁度準備したこのタイミングでブラシ塗装してしまおう。
白いサーフェイサーで下地づくり
主脚格納庫に簡易マスキングとしてキムワイプを詰める。
そしてここから本体の塗装に入る。
筆者は基本的にサフといえばグレーサフを使う。
ところが今回は白や黄色の塗り分けがあるので、発色用にガイアノーツのホワイトサフを使う。
ものぐさな筆者は普通の塗料の白を使うのではなく、サフの白でホワイト塗装を兼ねるようです。
その黄色は機首の下部に塗る。
使用色はMr.カラーのRLM04イエロー。
黄色はそのままでは発色しにくいです。
そのため、下地に白を塗っておくと効果があります。
第一次マスキング作戦開始
ここまで来たら白と黄色の部分をマスキングしてしまいます。
マスキング部分は少ないし直線的な塗り分けなのでそこまで難しくはないはず。
落ち着いて行おう。
そのまま今度こそ本体の塗装に入ろうと思いましたが、胴体にグレーの帯がある様子です。
キットの塗装図だと本体のグレーとは別色なので、ダークシーグレーを吹き付けます。
本体の塗装を行う
グレー帯をマスキング後、いよいよ本体の塗装に入ります。
最初はRLM76ライトブルー。これを機体全体に吹き付けます。
大戦中期以降のドイツ軍機によく塗られていた色だ。
他のドイツ軍ライトブルーと比較してやや白っぽいのが特徴。
先ほどのグレー帯の上から上面色はかかっているようです。
なので帯のマスキングはここで剥がしてしまいます。
境界面が多少ガタガタしているけど無視する。
第二次マスキング作戦開始
ここから上面色を塗っていきますがその前に主翼と水平尾翼の根本に簡易的なマスキングをします。
そのままですと上面から吹いた塗料が不自然に下面へと付着するので……。
グレー二色による上面塗装
大戦前期のBf109の上面にはRLM02グレーとRLM71ダークグリーンのスプリッター迷彩が施されています。
1940年~41年のバトル・オブ・ブリテンの辺りからこのRLM75グレーバイオレットとRLM74グレーグリーンの塗り分けになったと言われています。
まずはグレーバイオレットから。
塗料濃度が程よい感じだったので「モットリング」と呼ばれる斑迷彩も同時に行ってしまいます。
モットリング部分は普通の迷彩部分より少し塗料濃度を落としてあげると細かい吹きつけがしやすい。
「薄めすぎる&ハンドピースの動きが遅い」と太陽状の模様になってしまうのが難点だけど。
反対に細吹きしようとする際、濃度が少しでも濃いと上手く塗料がボケず、粒子状の斑が出来てしまいます。
結構難しいところでもあります。
筆者はハンドピースを機体から離す感じで吹き始めて塗料の乗りを様子見したりしている。
ハンドピースを接近した状態で始めると太陽マークが出やすい。
尾翼の簡易マスキングは逐次移動してやりましょう。
この状態は水平尾翼根本を塗装する際のフォーメーションです。
続いてグレーグリーン。
こちらも似たような濃度で塗装します。
ものぐさな筆者はいつもハンドピースのカップに塗料と溶剤を別々にぶち込んでそこで攪拌している。
ただ、モットリングをする際には話は別。
カップ内で混ぜようとすると比重の重い塗料が先にカップの底面に沈んでしまい、濃い塗料が出始めに集中してしまうんだ。
最後にプロペラ塗装
機体の塗装は終わりです。
最後にプロペラをRLM70ブラックグリーンでベタ塗り。
今回の戦果
ここでエアブラシ塗装はおしまいです。
お楽しみのマスキング剥がしタイムです。
航空機模型はとにかくマスキングと塗り分けが連続する。
そのせいか時間をほとんど使ってしまった。
と、いうわけで今回はここまで。
次回は部分塗装からと行こう。
この記事で作っているキット
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