模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はタミヤの古いパンターが完成しましたな。
今回は何を作るのでしょうか。
筆者が積みっぱなしにしていた、ある戦車を作るようだね。
なんかこの前、思いっきり積み山をひっくり返している筆者を見たような。
当該キットは箱が頑丈でね。
積み山の下のほうにあったんだ。
今回のお題 トランペッター KV-1E 重戦車
今回作るのはこちら。
トランペッターより
KV-1E重戦車だ。
今回はドイツ戦車じゃないんだ。
KV-1は以前タミヤの1941年型を作っていましたな。
タミヤは少し前にKV-2の新作も発表している。
今回作るのは中国の華新発展有限公司のブランド、トランペッター製。
見た感じ2021年12月現在で最も1/35スケールのKVシリーズが充実しているメーカーだね。
筆者は以前何回かここのキットを作っているみたいだけど・・・・・・
本ブログで取り上げるのはこれが初めてかな?
KV-1Eとは?
タミヤの1941年型のときにも軽く触れたけど、本車は第二次世界大戦期で活躍したソビエト連邦の重戦車だ。
1930年代後半に多砲塔戦車のT-35の後継車の開発が指示される。
キーロフスキー工場がSMK多砲塔戦車を、ボルシェビク工場がT-100多砲塔戦車を試作。
更にキーロフスキー工場ではもう1つの案として単砲塔のKV重戦車が開発された。
3種類の戦車は1939年までに出揃い、冬戦争でテストを兼ねて対フィンランド戦に投入。
その結果最も性能が高いとしてKV戦車が採用される。
この頃はまだ単純にKV戦車なんだね。
後にKV-2を始めとした派生車輌が登場しますな。
今回作るのはKV-1E。
まずKV-1は30.5口径76mm砲L-11を装備した通称1939年型が量産される。
続いて31.5口径76mm砲F-32を装備した通称1940年型が登場。
KV-1Eはその1940年型の砲塔や車体に35mm厚の追加装甲をボルト止めしたものだ。
Eはエクラナミ(ロシア語で平幕、追加装甲の意味)のことだね。
正式名ではなくどうやら通称のようだけど。
なんかややこしいなぁ。
とりあえず追加装甲をボルト止めしたのがエクラナミってことかな?
筆者も普段ドイツ軍戦車ばかり作っているので詳しくは不明ですが・・・・・・
1940年型とかの分類も資料によって定義が異なる場合があるようですね。
更に生産が切り替わるときに各部位の古いものと新しいものがごっちゃになることもあるようで、一概に特徴が当てはまるわけではないようですな。
T-34なんかもそうだけど、生産工場によっても多少ばらつきがあったというのもあるとか。
後年の研究による分類も、時期によっては同じ特徴を持っていても呼称が変わったりすることがあるね。
KV-1E(エクラナミ)はまだ分類しやすいかと。
ただこちらも追加装甲の形状で多少違いがあるといわれていますな。
後のKV-1では基本装甲を増厚したのでこの追加装甲は見られない。
あくまで応急的なものだったようだ。
防御力は向上しているが、やはり機動性は落ちてしまっているようだね。
KVシリーズは常に犠牲になった機動力に悩まされている印象ですな。
T-34とともにドイツ軍の前に立ちはだかったソ連軍重戦車KV-1。
無骨な追加装甲を纏った個性的な姿を現代に蘇らせてみよう。
箱の中身を確認しよう
長々と語っていたけど、箱の中身を確認してみよう。
箱の中身はこんな感じ。
タミヤとかと比べるとちょっと多いかな?
さすがにドラゴン社のスマートキットとかと比べると少ないけど。
付属品その1。
プラランナー6枚だ。
やっぱり多いような。
ただランナー自体に含まれる部品が少ないので、一概に多いとは言えませんな。
付属品その2。
転輪や履帯のランナーは2枚ずつとなっている。
履帯はポリ製のものも付属しており、好みで選択できる。
銅線(?)は牽引ロープ用ですな。
糸と違って毛羽立たず、曲げも簡単なので扱いやすそうです。
付属デカールはこちら。
砲塔に貼り付けるスローガンのみだ。
なんて書いてあるの?
すまない、ロシア語はさっぱりなんだ。
紙媒体は説明書と塗装図。
塗装は1種類で、前述のスローガンを書いたグリーン1色の車輌となっています。
うーん、1種類かぁ。
次回、製作開始!
今回はこれで終了。
次回から組み立てになる。
筆者が珍しく作る非ドイツ戦車。
そういえば昨日はソ連崩壊の日だっけ。
だから急にソ連戦車を作りたがっていたのかな。
なんか筆者が以前購入したKVの本を読んでいたところ、急に作りたくなったらしく。
以前組んだ1941年型同様、またドイツ軍鹵獲車で作るのだろう。
とりあえず今回はここまで。
続きは次回!
余談 筆者の散財タイム
そういえば筆者のところになんか届いていたよ。
一日遅いクリスマスプレゼントかな?
鉄道模型は先日発売、予約していたTOMIXの475系(北陸本線・新色)ですな。
JR西日本の北陸本線でローカル輸送に従事した交直流急行型電車です。
戦車は今年の夏に新発売したICM社のFCM36、フランス戦車のドイツ軍仕様だ。
偶然鹵獲戦車の話をしていたらまた鹵獲戦車が到着した。
筆者は鹵獲戦車好きだねぇ。
ジャーマングレーに塗るとどんな戦車もかっこよくなるとのことらしい。
本当に今回はここまで。
今度こそ、続きは次回!
この記事で紹介しているキット