ドイツレベルから発売されています、ICM社パーツを使ったHe70を作っていきましょう。
前回は塗装とマーキングを済ませた。
今回はウェザリングをして完成させよう。
実際は先月で完成していたみたいだけどね。
一昨日の時点で完成していましたな。
多少作業と記事とでズレがあるので……。
それではHe70が最終的にどのような姿になるのか、確認してみよう。
スミ入れ!
とりあえずスミ入れを。
タミヤのスミ入れ塗料ブラックを流し込みますが……
あまり目立たないですな。
このキット、凹んだ箇所がほとんどないんだよね。
モールドも薄い凸モールドやリベット表現だけだし。
どちらかといえばウォッシングですな。
溶剤で塗料を前から後ろに伸ばし、空気の流れをイメージした感じにしてみましょう。
銀剥げと排気管汚れ
続いて銀剥げと排気管汚れ。
詳しくは過去記事でやり方を紹介していますので、そちらを参考にしていただけると幸いです。
いつものやつだね。
排気管本体は比較的大きくて目立つから、ウェザリングカラーをメインで塗っているよ。
うっすら見える排気汚れはタミヤのウェザリングマスターだけど。
つやを消して完成へ
最後に水性のつや消しクリアーを吹きつけ、マスキングを剥がして完成です。
長かったですな。
今回は風防内部にクリアーが吹き込んで曇ることもなかった。
完成品のギャラリーは以下からとなる。
ドイツレベル ハインケルHe70F-2 完成!
1930年代前半の機体らしいけど、30年代後半の機体に混ざっても違和感ないね。
先進的な設計をしていだだけはありますな。
今まで作ったハインケル社の航空機、He111やHe112と。
特徴的な主翼をはじめ、He70の特徴が色濃く出ていますな。
ハインケル社の航空機はまだまだ保有している。
そのうち紹介したいところだ。
作ってみた感想のコーナー
なんかずいぶん苦戦していたみたいだけど。
筆者の感想としては……
- 非常に安価。ドイツレベルとしては珍しく、元となったICM製品よりも安くなっている
- コクピット内の再現が充実しており、1/72のプロペラ機としては十分
- 胴体の窓枠は外側からはめ込める。作業中に押して外れる心配が少ないのでありがたい
- 収録された塗装は1種類のみ。ただ値段を考えるとこれはまだ許容範囲か
- 部品分割が独特でやや組みにくい。パーツの合いもあまり良くなく、各部削って調整する必要がある
- 部品の取りつけ指示が曖昧でわかりにくい。意味ありげな凹みになにもパーツを取り付けず、逆に何もない平面にパーツをイモ付けしたりする箇所も
といった様子。
できあがるとかっこいいんだけど、組み立てには苦労するように見えるね。
ちょっと簡易インジェクション味がするというか。
大元のICM版は2008年ごろ登場したといわれているから、そんなに古くないはずなんだけど。
筆者の記憶が正しければ、オリジナルのICM製品は店頭で2600~2800円ぐらいだった気がします。
筆者の購入したドイツレベル版は箱の値札によると1296円ですな。
輸入代理店であるハセガワの公式HPによると、税込み1320円のようですが。
筆者は店頭でICM版も買うか何度も悩んでいたみたいだけど、これだけでよかったみたいだね。
あっちはあっちで塗装バリエーションや旅客機型があったりと違いはあるんだけど。
というか組むのに結構苦労するので、今考えると1つで十分だ。
筆者はこれを購入して7、8年放置していたけど、難易度が高いから寧ろ今まで放置しておいて正解だったかもしれない。
下手に手を出しても途中で放棄するパターン……。
あまり見かけない機種だから、He70が作りたい場合は大体これを選ぶことになるんだけどね。
他にはマッチボックス製品があるぐらいで。
ちなみにドイツレベルからはマッチボックス社パーツを使ったHe70も発売されていたようですな。
同一機体の違うメーカー製品が、ドイツレベル箱で並ぶという。
とりあえず今回はここまで。
次回は……この記事内で触れたものが登場することになるだろう。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット