模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回は筆者が長年放置していた、ツクダホビーのMC.200サエッタが無事完成しました。
今回は……。
中断しているドラゴンのHe162に戻りたいけど、この機会に合わせてもう一つやりたいことがある。
今回はその紹介だ。
これは似たようなキットがくるパターンかな?
似たようなキット……
筆者がサルベージしていましたな。
今回のお題 ドイツレベル マッキMC.200サエッタ
今回作るのはこちら。
ドイツレベルより、マッキMC.200サエッタだ。
組みかけ品のため、箱なし状態となっている。
確か箱は以前組んだMe262やGo229同様の青いものだったはず。
サエッタ……
ということは同じ機体だね。
というより、全く同じ金型のパーツのようですな。
このキットもツクダ版同様、筆者が中古で確保したもの。
ただ見たところ、今回のキットは2012年初版のようだ。
なのでデカールとかは比較的新しい状態となっている。
確認できた範囲では……
レベル製MC.200サエッタの一番新しいものが、今回のキットのようです。
内容物の確認
実機に関する情報とかは直前に製作したツクダ版を参考にしてほしい。
とりあえず組みかけの中身を確認する。
パーツがバラバラなので、パーツ一覧図を。
大枠がないランナーとなっています。
ツクダ版では小さい箱に合わせて、ランナーが切断されていましたな。
付属デカール。
ツクダホビー版とはまったく別のものが入っている。
あちらはドイツ(西ドイツ)の印刷物だったけど、こちらはイタリアでの印刷物のようだ。
印字によると、2012年製のようだね。
再販品とかでない限りはその通りだから、少なくとも12年前ってことかぁ。
スケモとしてはまだ新しいほうですな。
質に関しては全く問題なさそうです。
塗装は2種類収録。
デカールに鉄十字が入っていたところからもわかるように……
イタリア空軍機の他、ドイツ空軍所属機も再現できる。
今回はイタリア軍機で作ってみるけどね。
注意点としては……
- ドイツ空軍機も収録されているが、鉤十字は例によって入っていないので別途用意が必要
- 塗料は記号指示
といったところですな。
塗料の番号、海外の塗料でしょうか。
番号が噛み合わないので、ハンブロールではないみたいですが……。
また今回は適当な手持ち塗料に置き換える感じになりそうかな。
修復しつつ組み立てを行う
キットのパーツはツクダ版と全く同じ。
なので詳しいことはそちらにお任せして、今回はダイジェストで紹介しよう。
早速組み立て開始。
まずは主翼と胴体を合わせることに。
筆者がこのキットを放置した理由がここですな。
接着に失敗したのか、胴体と主翼の間に大きな隙間ができてしまい……
当時の筆者ではこれをうまく処理できなかったというやつです。
真っ直ぐな隙間だったので、ここはプラ板を利用して処理する。
- 胴体側にプラ板を流し込み速乾で接着
- 乾いたら本体の形状に合わせてプラ板を削って整形
……といった感じだ。
伸ばしランナーやパテもありだけど、真っ直ぐな箇所なら厚みの一定なプラ板のほうが好都合だ。
タミヤのプラ板なら切削もしやすい。
胴体側の白くなっている箇所がプラ板の箇所だね。
一見難しく思えるけど、スパイクの整形みたいに
「貼り付けて切削」
という手順だから、実際は合わせ目消しの延長というか。
まだわずかに隙間がありますが、モールドともいえる段階に収まりましたのでこれで決定。
胴体と主翼を合わせてしまいます。
寧ろ下面の主翼と胴体の接合面にガタガタな合わせ目がくる。
今回も発生したので、ツクダ版同様に整形した。
プロペラ軸を自作する
作業をしているうちに、プロペラ軸を紛失していることに気づいた。
ここは単純な形のものなので自作してしまおう。
- タミヤの2.0mm径プラ棒に1.5mm径の穴を開ける
- 切り出して、ウェーブのCライン真鍮線の1.5mm径をプラ棒の穴に接着
- 真鍮線を切り出す
ことで作り出した。
パーティングラインとかが発生しないのが利点だ。
この隣のパーツは……。
前回完成させたツクダ版ですな。
実際は同時に進めていたというやつです。
今回の戦果
折れたピトー管の修復などはツクダ版と同様。
これで組み立てを完了としましょう。
今回はここまで。
次回はツクダ版と大幅に異なる、塗装とマーキングからになるだろう。
続きは次回!