ハセガワのハインケルHe111Z-2を作っていきましょう。
前回は塗装を途中まで進めた。
今回はマーキングや、やり残した夜間迷彩を行う。
更にウェザリングも済ませてしまう予定だ。
一気に進むなぁ。
この前まで更新を止めていたのに。
基本的な流れは今までに組んだ通常のHe111と同様ですからね。
ただ胴体が2つある分、同じ作業を倍やることに。
画面の向こうの戦友諸君も
「ガンプラで腕や脚など2組同じものを作るのが億劫で苦手」
という人がいるだろう?
いるのかなぁ。
筆者はガンプラではどちらかといえば武器の組み立てが苦手なようですが。
ガンプラはさておき、He111Z-2の製作を再開しましょう。
第一次マーキング作戦
本キットに付属のマーキングはこちら。
He111Zは胴体が2機分なので、事実上マークも2機分ですな。
ただし塗装2種のどちらにも使わない注意書きマークも含まれる。
なので実際はそこまで多くなかったりするんだ。
今回は夜間迷彩なので、機体下面は黒く塗りつぶされている。
それらの細かい注意書きも貼り付けなくていいだろう。
余るデカールは塗装例以外のパターンで塗るときに使用したり、他キットの補修用にも使えそうだね。
鉤十字も海外製キットに流用できそうな。
今回の機体は工場で塗られた通常迷彩の上から、現地で夜間迷彩を施されたようなイメージですな。
なので先に細かい注意書きのみ貼り付けてしまいます。
部隊マークなんかはおそらく現地での記入ですし、後回しに。
胴体後部の黄色帯はデカールが付属するけど、今回は塗装で再現することに。
前回塗ってマスキングしたままとなっている。
こちらは夜間迷彩の後に塗られたようなので、まだマスキングをしたままにしてある。
テープもあまり長期間貼り付けて放置すると、塗装面にノリが残ると言われていますな。
手早く進めたいものです。
夜間迷彩を施す
細かいマーキングを終えたら、早速夜間迷彩に。
指定されている色、RLM76ライトブルーを斑模様に吹き付けていきます。
せっかく時間をかけてマスキングをしたスプリッター迷彩の上からの夜間迷彩。
ちょっと勇気がいるよね。
以前はもっと大変な蛇行迷彩をしたことがありましたが……。
デカールがシルバリングした上から塗料を吹き付けてしまい、余計に強調されている。
完成を急いでいるので、ここは今回そのまま進める。
第二次マーキング作戦
夜間迷彩の後は黄色帯のマスキングを剥がし、残りのマーキング。
こちらは国籍マークや部隊マークですな。
むしろこういう大判マークの方がシルバリングの影響を受けやすいんだよね。
部隊コードのアルファベットの間とか。
間隔を自分で調整する必要がありますが、余白を切り落として1文字ずつ貼り付けるのが確実かもしれませんね。
筆者が正月に仕入れたデカール資材を使い、今回は色々試してみた。
ただまだ使い慣れないようで、シルバリングが残って白っぽくなってしまっている。
今回は急ぎの用なのでそのまま進めるけど、また別の機会に調整しておきたいところだ。
画面の向こう側のみんなはシルバリングって言われて「?」を思い浮かべていないかな?
大丈夫かな?
念のため説明しておくと
「デカールとパーツの間に空気が入り込んでしまい、白っぽくなってしまっている現象」
のことですな。
- デカール側のノリが足りず、うまくキットに貼りついていない
- キット側表面の凹凸が激しく、デカールが馴染めていない
といったことが主な原因で発生するのだとか。
- デカールのノリ成分であるデカール糊
- 凹凸にデカールを馴染ませるための軟化剤
などが各社から発売されている。
筆者の使い方が悪いので、それを使ってもなかなかシルバリングが消えないんだけどね。
要練習ですな。
ウェザリング!
その後はウェザリング。
いつもの3点セット……と行きたいところですが、今回は銀の塗装剥げは省略しています。
排気汚れも控えめですな。
銀剥げは筆者のイメージだとドイツ機には少ない感じだからね。
単純に夜間迷彩を目立たせたいから、銀剥げを控えたというのもあるけど。
また今回は下面が黒い塗装。
排気汚れも目立たないと判断して、控えめにしている。
単純に
「急いでいたから」
っていう理由が大きそうだけど。
スミ入れはタミヤの塗料を使用。
上面はブラックですが、下面は塗装面自体が黒いので、グレイを使って逆に白っぽい感じにしています。
爆弾ラックを調整する
爆弾ラック部分で少し気になることが。
胴体下の計4つは問題ないのですが……
中央翼の2つ、レジンパーツ部分の凸部分が爆弾の凹みと噛み合いませんな。
どうもラック側の凸部分の間隔が狭いようで。
最後の最後に……。
ここはラックの凸部分の内側を少し削ることで対処。
これで何とか凹凸が噛み合うようになった。
削った部分は後でレタッチしておこう。
急ぎなので筆者も決断が早いですな。
これが昔だったら先送りになり、放置ルート入りなのですが。
今回の戦果
後は水性ホビーカラーのつや消しクリアーで整えてから、各部のマスキングを剥がし最終組み立て。
完成となる。
He111はマスキングが大変だけど、その分完成した後の機首がかっこいいんだよね。
……んでギャラリーは?
長くなりそうなので今回はここで一度中断。
次回完成品画像を掲載する予定だ。
引っ張るなぁ。
この記事で作っているキット