ハセガワのキ45改、二式複座戦闘機の屠竜を作っていきましょう。
前回は塗装を済ませた。
今回はマーキングやウェザリングをして完成させてしまおう。
なんか通信状態があんまりよくないんだけど。
何やら頻繁に途切れますな……。
機器類が機嫌を損なう前に、さっさと今日の分の記事をまとめてしまおう。
それでは作業を再開する。
デカールを貼り付ける
塗装図の確認。
迷彩はどっちの機体もおなじだったけど、マーキングは細部が異なるね。
日の丸の下に貼り付ける白い帯と、主翼前の黄色帯デカール。
今回それらは塗装で再現している。
山本少尉機の場合胴体後部に白縁の黄色帯があるけど……
こちらは塗り分けが大変そうだったので、デカールを使用する。
んでこちらがキット付属のデカール。
年代物だからか、少し変色していますな。
2000年1月の日付。
限定生産品だと初回のみだから、この日付のまんまだよね。
そうなると23年前の製品になるけど。
というわけで3日ほど窓に貼り付けて天日干しにした。
多少は変色が戻ったように見える。
31番のデカールが欠けているけど、これは機内の計器部分で使用済みだ。
白いマーク、帯は今回使わないけど……
機首の回天隊マークや、尾翼の「やまもと」は使用するよ。
それと古くて水に漬けたらバラバラになることが懸念されましたので……
上から水性ホビーカラーのつや消しクリアーを吹きつけて、塗膜で繋ぎ留めるのを試みます。
塗幕が透明ニスみたいになるので、マークをギリギリで切り出す手間がでますが。
貼り付けるとこんな感じに。
大きく崩壊することはありませんでしたな。
黄色帯部分、よく見ると下地の緑迷彩部分が透けて見えるんだよね。
今回はそのまま進めちゃうけど。
その後は部分塗装。
武装が撤去されているので、機銃類を塗り分ける手間がないのが楽ですな。
代わりに排気管部分が少し細かくなっているけどね。
ウェザリング!
ウェザリングは
- スミ入れ
- 銀のハゲチョロ
- 排気管汚れ
と、いつもの3点セットだね。
迷彩とケンカするから、銀ハゲなんかはいつもよりも控えめで。
迷彩の濃緑色を筆で厚塗りしたからか、スミ入れ塗料が流れ込みにくいですな。
軽くデザインナイフなどで彫っておくといいでしょう。
最後につや消しクリアーを全体に吹きつけ、マスキングを剥がしたり最終組み立てをして完成です。
着陸灯など細かいクリアーパーツ部分のマスキングを剥がすのを忘れずに。
これで完成だ。
以下、ギャラリー。
ハセガワ 1/72 二式複座戦闘機屠龍丁(回天隊) 完成!
前回に続いて特徴的な迷彩の機体になったね。
この機体は回天隊を率いた山本三男三郎少尉の搭乗機。
1945年4月18日、少尉はこの機体に乗り、福岡県大刀洗上空で米軍のB-29爆撃機に体当たりをしたという。
ここ最近作った屠竜と合わせて。
今回のは丁型で、前作、前々作は甲型。
機首の形が異なるのに注目ですな。
山本少尉機と樫出中尉機は同じような塗装とマークだけど、同じ飛行第4戦隊の所属だったんだよね。
筆者の手持ちの屠龍はこれですべて完成だ。
作ってみた感想のコーナー
屠龍三部作。
最後の機体も無事に完成だね。
基本的には甲型のバリエーションキットだからそちらと変わらない。
ただ
- 主翼に着陸灯を取り付けるための穴あけ加工が必要
- 胴体下の20mm機関砲取り付け穴を埋める必要がある
など、少し手を加える箇所がある。
ちょっとだけ手間が増えるね。
逆に後部風防が密閉されているんで、マスキングはこちらの方が楽なんですけどね。
一長一短です。
デカール変更品なので、入手難易度が高いかもしれない。
気になる人は中古品店などを探してみよう。
筆者も今回のキットは中古で購入した。
というか屠竜3機は全部中古品で確保したような。
今回はここまで。
手持ちの屠龍は全て完成したので、さすがに次は別のものになるだろう。
続きは次回!