
ハセガワより、連山攻撃機とセットになっていた震電改を作っていきましょう。

前回は箱の中身を紹介した。
今回は組み立て開始。
例によって、コクピット周りから進めていく。

ほとんどの内容はハセガワD帯で発売されている、原型の震電と同じなんだよね。
ダイジェストになるかな?

それも考えましたが……
あちらのキットの製作から4年近く経過しています。
筆者も内容を忘れかけているので、それを思い出すためにもじっくり見ていきましょう。

それでは作戦を開始する。
合わせ目部分を貼り合わせる


まずは合わせ目部分を貼り合わせ。
見た感じ主翼部分だけなので、まずはそちらから。
一体成型されたピトー管を折らないように注意しつつ……。

主翼内部には増槽とか爆弾用なのか、穴開けができる凹みみたいなものがついていたね。
今回は特に穴開けはしないよ。
合わせ目消しについては過去記事を参考にしてね。
コクピットの組み立て


続いて機内を組んでいきましょう。
このキットではバスタブ状の基部に、座席などを取り付けていく方式。
それらを胴体で挟み込む形になりますな。

胴体左右は長方形に凹んだ部分が外から見えるだけだ。
周りに押し出しピン跡があるけど、これらは外からほとんど見えなくなる。
今回は処理を省略してしまおう。


組み立てるとこんな感じに。
座面や前輪格納部分に押し出しピン跡がありますな。
ここはいつも通り、彫刻刀の平刃やピンセット+紙ヤスリで均しています。

……組み立てとはいっても、ほとんどの部品がバラバラのままじゃん。

この震電、機内の塗装色がそれなりに分かれていますからね。
全部接着してからだと、後で筆が入りにくかったりするので……。
機内を塗る


部品を紛失しないうちに機内を塗ってしまいましょう。
今回は使用色の都合上、先にMr.サーフェイサー1000を吹き付け。
その後はキットの指定通りに
- 機内本体→Mr.カラーの機体内部色
- 座席・操縦桿→Mr.カラーの暗緑色(中島系)
- 計器板・ボンベ(?)→Mr.カラーGXのウイノーブラック
と吹き付けています。

機内内部色、本来は米軍機向けの色だったね。
黄緑色だからか、ちょっと下地なしだと発色しづらいという。

なのでいつもは省略しがちなサーフェイサーを吹いておいた。
ちなみにこれらの塗装は日本海軍仕様のみ。
このキットに収録されたドイツ軍仕様だと
- コクピットなど搭乗員区画の機内→RLM66ブラックグレー
- 前輪・主脚格納庫内など搭乗員区画外の機内→RLM02グレー
の指示が出ている。
そちらで塗りたい場合は、当該塗料を用意するのを忘れずに。

その後は
- シルバーや赤で細かい部分を塗り分けしつつ、計器のデカールを貼り付け
- 各部を接着して、タミヤスミ入れ塗料のブラックでスミ入れ
- タミヤエナメルの明灰緑色でドライブラシ
といった流れですな。

前輪格納部分もコクピットと共に胴体に挟み込むので、こちらも用意。
塗装は日本海軍仕様の場合、下面と同じ明灰白色1。
ドイツ軍仕様の場合、前述通りRLM02グレーとなっている。
本体の塗装と一緒に塗る予定なので、ここではまだ整形箇所確認用のサフだけに留めた。
今回の戦果


そしてコクピットを胴体で挟み込み。
胴体左右がズレて段差が出来ないよう、よく確認しながら貼り合わせましょう。
筆者はここの開設以前に、一番最初に組もうとした震電でやってしまったので……。

なんか前も言っていなかったっけ。

その震電は未完。
まだ捨てずに第二積み山で保管されているけどね。
このキットの胴体は凹凸ピンがあるけど、それに従うと段差が出来そうになる。
なので今回はそのピンを切り取って、自分で位置を確認しながら貼り合わせた。


後は乾燥待ちの時間に各部品を整形して用意。
部品番号がわかりにくくなると困るものは、ランナーごと切り出して待機させています。

左右で似ているけど異なる形の部品や、極端に細かい部品とかはランナーごと切り出す感じだ。
今回はここで中断。
次回はこれらの部品を取り付けて、更に進めていこう。

続きは次回!
この記事で作っているキット