[ハセガワ]ベルリンの黒騎士のFw190D-9を作る②(完成)

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航空機等製作記
アドルフ
アドルフ

ベルリンの黒騎士が搭乗するドイツ戦闘機、フォッケウルフFw190D-9を進めます。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は組み立てを終えた。今回は塗装作業になる。

アドルフ
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今回は2回で完成になるようですね。

ヴァルダ
ヴァルダ

アホな筆者は何を考えているのやら……。

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黒騎士カラーを塗る

アドルフ
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まずは下地に機内色を塗ります。

風防はRLM66ブラックグレー、主脚格納庫はRLM02グレーといつもの色です。

ヴァルダ
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ほとんどのドイツ機は内装がこの塗装パターンになる。

初期のBf109なんかはコクピットもRLM02だったりするけど。

アドルフ
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その後は機体色を塗ります。

ベルリンの黒騎士機はその名の通り黒一色で塗られています。

キットの指定ではセミグロスブラックを塗るように指示が出ていますが、今回は少しアレンジ、カウリング色で塗っています。

ヴァルダ
ヴァルダ

本来この色は名前の通り日本機のカウリングに使われる色。

やや青みがかった黒といった感じの色をしている。

アドルフ
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本体が黒一色なのでエアブラシ塗装はここで終わりです。

筆による部分塗装を続いて行います。

基本的にいままで作ってきた他の航空機と同じような塗料を使います。

強いて今回新しく使ったものとしては各フラップ先端のRLM23レッド、タイヤのジャーマングレーでしょうか。

ヴァルダ
ヴァルダ

普段筆者はタイヤには水性ホビーカラーのタイヤブラックを使っている。

ただ今回のカウリング色がそれに似た色をしていて、違いが出なかったためタミヤアクリルのジャーマングレーを塗っている。

マーキングでベルリンの黒騎士にする

ヴァルダ
ヴァルダ

今回のキットに付属するマーキング。

肝心の髑髏マークのほか注意書き、尾翼の鉤十字なども揃っている。

例によって画像は組み立て前のもので実際は計器類は使用済みだ。

アドルフ
アドルフ

プロペラスピナーは渦巻きがデカールで再現されていますが……

筆者の貼り方が悪かったか仕様なのか、何故か長かったです。

ここは一旦貼り付けた後、余分な部分をカットしています。

その後、余計に貼り付いた部分をはがそうとしましたが、上手くはがれなかったため上から機体色を塗っています。

ミニ解説コーナー 筆者はどのようにデカールを貼り付けるのか

ヴァルダ
ヴァルダ

アホな筆者は今さらになってデカールの貼り方をわかってきたようだ。

今回はどのように筆者がデカールを貼っているのか、少し紹介してみよう。

アドルフ
アドルフ

基本的に筆者がデカール貼りに使っている資材が、画像に写っている2つです。

それぞれマークセッターとマークソフター。共にクレオスの製品です。

筆者がプラモを本格的に作り始めた15年近く前に購入していますが、いまだに使いきれていません。

アドルフ
アドルフ

まずはデカールを貼り付ける予定地に青の瓶、マークセッターを塗ります。

ヴァルダ
ヴァルダ

この資材はデカールの糊成分と軟化成分が入っている。

軟化成分でデカールを柔らかくして、糊成分で接着率を高めるんだ。

ヴァルダ
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そしてマークを貼り付ける。

所定の位置に来たらなるべく水気を拭き取りたいところ。

筆者は主にキムワイプか少し湿った綿棒を使っている。

完全に乾いた綿棒は繊維が張り付いたりする事故があるので注意。

アドルフ
アドルフ

マークが半乾きになったら今度は緑の瓶のマークソフターを上から塗ります。

こちらはソフターの名前通り、軟化剤だけが入っています。

これで、凸凹面にも密着しやすくなります。

ヴァルダ
ヴァルダ

いきなり塗りすぎるとデカールの質によっては軟化しすぎてグチャグチャになることがあるので注意。

始めは様子見で付属のハケでなく、筆を使って薄く塗るといい。

単に塗り広げるだけなので、毛先が乱れた使い古しの筆でも大丈夫。

アドルフ
アドルフ

半乾きの状態がポイントですね。

筆者は今まで一度乾燥したデカールにソフターを塗っていたのですが、どうも上手くいかず、ポツポツとした気泡が残ることが多かったので……。

逆にデカールが上手く固定されていない状態のところに塗ると、水分でずれてしまうことがあります。

アドルフ
アドルフ

貼り付け完了です。

アホな筆者がミスって機銃部分の凹みに上手く馴染ませられず、破いてしまいました。

ここはあとで塗って修正します。

ヴァルダ
ヴァルダ

大きめの凹凸部分は一番最初の貼り付け時に馴染ませたほうが良かったね。

乾燥したマークを無理やり突っついたからこうなった。

アドルフ
アドルフ

最終的にこんな感じに。

マーキングが完了してようやくベルリンの黒騎士らしくなってきましたね。

ヴァルダ
ヴァルダ

モールドの上に来るマーキングはモールドに沿ってデザインナイフで切れ込みを入れて、再度セッターやソフターで馴染ませると後のスミ入れが上手くできる。

デカール資材は色々あるけど、とりあえずこの二つを持っておくことがおススメかな。

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いつもと少し色を変えてウェザリング作業

アドルフ
アドルフ

ここから先はいつも通りの仕上げ作業です。

まずはスミ入れ。

ヴァルダ
ヴァルダ

ただ今回の機体は黒一色。

黒い部分に黒でスミ入れしても目立たないと判断、代わりにグレーを使ってみた。

主脚格納庫など黒くない部分はいつも通り黒をスミ入れしている。

アドルフ
アドルフ

タミヤエナメルによる銀の剥げチョロ、そしてウェザリングカラーによる排気管汚れ、ここもいつも通りです。

ヴァルダ
ヴァルダ

やはり黒の機体に黒は目立たないので排気汚れはいつものマルチブラックではなく、グランドブラウンを使っている。

アドルフ
アドルフ

ウェザリング作業の最後に先ほどのマーク破れを修正します。

とはいっても単純に水性のホワイトで塗っただけですが。

クリアーも半光沢に

アドルフ
アドルフ

最後にクリアーでコートを。

ここもいつもはつや消しですが、今回は気分を変えて半光沢にします。

ヴァルダ
ヴァルダ

ただし排気管汚れ部分は質感を変えるため、ピンポイントでつや消しクリアーをエアブラシで吹き付けている。

ヴァルダ
ヴァルダ

最後に風防のマスキングを剥がし、頭頂部を機体色で塗ってやる。

これで完成。

早速完成品を見てみよう。

ベルリンの黒騎士 Fw-190D-9 ヘルベルト・フォン・リヒター大尉搭乗機

作ってみた感想コーナー

アドルフ
アドルフ

黒一色の機体に髑髏のマーク。

おそらく戦場まんがシリーズのなかでもかなり特徴的な塗装といえるでしょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

ハセガワのFw-190D-9は特に組みにくい場所があるわけでもなく、シンプルにまとまったキットといった感じ。

強いて注意点を挙げるとするなら筆者も折った一体成型の機銃とややバリの激しい風防かな。

塗装は黒一色なので初心者には寧ろ普通のフォッケウルフより作りやすいともいえる。

あとは主役のデカールが上手く貼れるかが肝だね。

アドルフ
アドルフ

単純に1/72のFw190D-9のキットとしては新しい&定番製品で入手しやすいタミヤがありますが。

ハセガワのはこの記事を書いている現時点では定番商品ではないので、時々出るデカール換えの限定生産品を狙うか中古品店をハシゴする必要がありますな。

タミヤ 1/72 フォッケウルフ Fw190 D-9
ノーブランド品
ヴァルダ
ヴァルダ

1/72航空機は需要がないのか、なかなか新製品が出ないのが寂しいところ。

とりあえず今回はここまで。次回は勿論……。

この記事で作っているキット

ハセガワ 1/72 「ベルリンの黒騎士」 フォッケウルフ Fw190D-9&メッサーシュミット Me262A-1a プラモデル 64727

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