ハセガワ箱のドラゴン社製品、ハインケルHe162A-2ザラマンダーを作っていきましょう。
前回は中古の箱なし袋状態の中身を開けて確認した。
今回は組み立て開始。
機内やエンジンなどを進める。
なんか初めからあんまり勢いがなさそうな。
ここでも何回かドラゴン社の航空機を組んでいますが……
同社黎明期のキットで、精度にやや難ありといいますか。
先行して少し組んだ筆者としては、どうもこのHe162は以前の同社製Do335に近い感覚のものだそうです。
あれは特にオモリとかエンジン取り付けで苦労していたような。
とにかく、詳しくは実際に組んでから確かめよう。
それでは作戦を開始する。
合わせ目部分の接着
とりあえず真っ二つな箇所から接着。
内部まで再現されたエンジンと、尾部です。
他にも消したほうがよさそうな場所がいくつかありますが、手順を考えて一旦保留に。
合わせ目消しについては過去記事も参考にしてね。
機内の組み立て
その後はとりあえず機内の組み立てから。
今までのドラゴン製航空機同様、細かい部品が目立ちます。
計器盤はエッチング製。
これは瞬間接着剤の出番だね。
ゼリー状がいいかな。
筆者はこの前補充していたはず。
この作業に関しては、前回のM10パンターと並走していた。
なので補充が追いつかず、通常の瞬間接着剤で留めている。
繊細な計器の表現を接着剤で潰さないように注意だ。
組み立てるとこんな感じに
あまり精度が高くないわりに、細い部品が目立ちます。
ここはパーツを折らないようにしたいところですな。
この段階だと飛行機模型にありがちな、床板みたいなのがないんだよね。
早くまとめて取り付けたいけど……。
エンジンの組み立て
本当は主脚格納部分を組む予定だったのですが……
パーツの取り付けに難航。
先にエンジンを仕上げてしまいます。
前後の部分と、エッチングパーツを取り付けてしまいましょう。
エッチングパーツは立てて取り付けるのと、丸めて取り付けるのだね。
取り付け位置には凹みがあるから、そこにエッチングの端を差して接着する形に。
He162のエンジンはBMW003。
Me262、Ar234、Ho229(Go229)などドイツ軍ジェット機の大半は、当初このエンジンを搭載する予定だった。
しかしBMW003の開発が難航し、代わりにユンカース社のJumo004を搭載する機体が続出することに。
今回の戦果
取り付けるとこんな感じに。
丸めて取り付けるエッチング、M1番パーツが少し浮いた状態になりますな。
ジェットの後部パーツ、A29と30番パーツはエンジン本体を挟み込むような指示が出ているけど……
実際はこれらを先に貼り合わせてからでも後付けできそうだった。
なので先に合わせ目接着をしている。
エンジンのカバーパーツは合わせ目がモールドを兼ねているようだね。
ここを取り付けなければ、エンジンが見える状態にもできるというか。
今回はカバーを閉めて固定してしまう予定です。
内部がほとんど見えなくなるので、エッチングパーツとかを省略しても良かったかもしれません。
本体とのすり合わせが気になるので、一旦カバー取り付けは保留にする。
筆者が予想以上に難航しているので、今回はここまで。
あまりにも苦戦するようだったら、並走している別のキットを用意するかもしれない。
なるべくこのHe162を優先して組む予定だけどね。
あるかわからないけど、続きは次回!