模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回は筆者がしばらく放置していたMPMのフォッカーD-21(D.XXI)が完成しました。
今回もなにやらスオミの航空機になるようですが……。
また筆者が放置していたフィンランド軍の航空機を引っ張り出してきた。
今回はそれを紹介する。
まだあるんだ。
筆者の積みにはあと2つほどフィンランド軍機の箱があったような気がしますな。
ハセガワ B-239 バッファロー (フィンランド空軍エーセスコンボPart2)
今回作るキットはこちら。
ハセガワ社より
B-239 バッファロー (フィンランド空軍エーセスコンボPart2)
だ。
Part2ってことはPart1もあったのかな?
Part1は2012年ごろに発売されているようです。
そのころの筆者は戦車模型に夢中だったため、購入を見送っていますが。
今回のPart2は2017年ごろに発売されたもののようです。
筆者がいつ購入したかはわからないけど、発売から6年は経過しているみたいだね。
B-239 バッファローとは?
この機体は第二次世界大戦期に開発されたアメリカ海軍の艦上戦闘機だ。
以前も説明したから、詳しくはそちらも参考にしてもらいたい。
そういえば前も作っていたんだっけ。
アメリカ海軍での略称はF2A。
- F→戦闘機
- 2→メーカーごとの通し番号(アメリカ海軍に採用されたブルースター社の2番目の機体)
- A→開発担当会社の符号(Aはブルースター社)
という意味ですな。
愛称のバッファローはM4中戦車シャーマンなどと同様、この機体を受け取ったイギリス軍がつけたものです。
ものすごくざっくり説明すると
- アメリカ海軍の要望にこたえてブルースター社が開発した近代的な艦上戦闘機
- 無事採用されたもののブルースター社自体の問題から生産が遅延し、アメリカが大戦に参戦する頃にはグラマン社のF4Fワイルドキャットに主力の座を奪われる
- 大戦では零戦など枢軸国陣営の機体相手にも劣勢で、1942年ごろには実戦部隊から引き上げられる
- B-239はF2Aのフィンランド軍向け仕様。40機強が輸出され、こちらはソ連軍相手に大活躍する
といった感じ。
前に作ったフォッカーD-21同様、本家を差し置いて大活躍したという。
北欧で大活躍したF2A改めB-239バッファロー。
ハセガワ社のコンボキットで2機まとめて作ってみよう。
箱の中身を確認する
それでは箱を開封しよう。
中身はこんな感じ。
コンボキットだけあって、箱の中のパーツは2機分だね。
2010年頃のハセガワは1/72の既存製品のマークを変更して、2機セットでよく販売していましたな。
2020年代に入ってからは、あまり見かけなくなりましたが……。
ハセガワの1/72は定番品からは外れているものが多いけど、隠れた名作も多い。
筆者も事実上の再販とみて、これらのコンボキットをよく集めていた。
定番品といえば……
日本海軍の爆撃機、銀河が定番品入りを果たしたとか聞いたような。
パーツはこんな感じ。
6枚のプラランナーと1枚のクリアーランナー。
画像のは1機分。
コンボキットなので、これがもう1セット付属する。
パーツが多いように見えますが、細かい仕様の違いで余剰品もそこそこ発生します。
ランナーが多いのも、細部のバリエーション違いが原因でしょう。
ランナー1枚辺りの部品は少なめというか。
その他デカールとポリキャップ。
キャップは4個付属するけど、機首部分にそれぞれ1つずつ。
計2個だけ使用する。
例によってハカリスティは端っこに印刷されているね。
紙媒体は説明書のみ。
書かれている解説は過去のフィンランド軍仕様バッファローと同じですな。
収録されている塗装は3種類。
「フィンランドエーセスコンボ」だけあって、名だたるエースの搭乗機3種類が含まれる。
いずれもフィンランド空軍第24戦闘機隊所属機で
- エイノ・ルーッカネン少佐機(1942年11月)
- エイノ・イルマリ・ユーティライネン曹長機(1942年3月)
- ハンス・ウィンド中尉機(1943年1月)
となっています。
ここはフィンランド軍のトップエース、ユーティライネン機にしたいところだけど……
彼の機体は以前単品版で組み立てた。
なので今回は他2人、ルーッカネン少佐機とウィンド中尉機で作ってみよう。
過去記事を改めて確認したけど、すでに2機製作済みなんだね。
ということは3、4機目という。
ちなみに後になってから筆者が気がついたことなんだけど……
ルーッカネン少佐機とウィンド中尉機は同一の機体(BW-393号機)
しかし機番が1機分しか付属しない。
なので仮にこのキットを作る人がいたら要注意だ。
普通ならどちらかしか作れないってことかな。
基本は
ユーティライネン曹長機&ルーッカネン少佐機かウィンド中尉機
ですな。
筆者はかなり遅くなってから気がついている。
どう対処したかはマーキングのときに語ろう。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から作業開始だ。
とはいっても3年前に同じようなものを作っているんだよね。
そんなに苦戦しなさそうな。
記事内容も3年前のおさらいみたいな感じになりそうですな。
キット内容だけでなく、筆者の製作手順も再確認することになるでしょう。
筆者が成長しているといいんだけどね。
それでは次回以降をお楽しみに。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット