
月刊モデルグラフィックス誌2011年2月・3月号の付録キット、ファインモールド製の零戦五二型を作っていきましょう。

前回は機内を塗り分けた。
今回は胴体や主翼を貼り合わせ、乾燥待ちにエンジン周りを組んでいこう。

順調に進んでいるのかな。

多少は時間がかかっているようですが、順調に進んでいますな。

ただの付録とは思えないような出来の製品だ。
それでは完成を目指して作戦を再開しよう。
胴体の貼り合わせ


前回コクピット部分の基本塗装が終了しました。
内部を
- 計器マークを貼り付け、赤や黒などで細かいところを塗り分け
- タミヤのスミ入れ用ブラックでスミ入れ
- タミヤエナメルの明灰緑色でドライブラシ
といった手順で塗り分けます。
その後は出来上がったコクピットを胴体で挟み込み接着。
ついでに主翼も合わせてしまいましょう。

……肝心のコクピット完成時の画像は?

アホな筆者が撮影し忘れたらしく。
このキットと並行している別キットがあるので、それと混ざって撮影した気になっていたようです。

このキットの一番肝心な部分なのに。


まったくないのはアレなので、少し先の工程のそれらしい画像を掲載しておく。
1/72スケールの単発単座戦闘機でありながら、極限まで再現された機内がよくわかるだろう?

これは風防部分の取り付けですな。
風防は開閉選択式なので、開いた状態にすればこの機内を完成後もよく見ることができます。
筆者は閉じた状態で組む予定だそうですが。
機首の組み立て


乾燥待ちに機首を進めていきます。
こちらも細部まで再現されていますな。

画像右上に写っている排気管パーツは余剰品。
これはおそらく二一型などの集合排気管で、金型流用の都合からだろう。
それとカウルフラップは開閉選択式。
今回は閉まった状態で作ってみよう。


まずはエンジンやプロペラから。
プロペラは内部にポリキャップを仕込むのを忘れずに。
軸はエンジン先端側に接着固定し、それにプロペラ側のポリキャップで接続する形になりますな。

五二型のトレードマークである推力式単排気管は実物同様、エンジンから伸びている形。
ただ接着が少し難しいかな?

排気管パーツは左右に分かれています。
左右の合わせ目が丁度エンジンの真上と真下に来ますな。
エンジンの向き自体も少しわかりにくいのですが。

機体やカウリングに接続する凹凸があるので、そこで判別するような感じだ。
排気管とエンジンの接する部分は、エンジン側に微妙な凹みがある。
そこが接着箇所らしい。

付録元であるモデルグラフィックス誌ですと、この辺り詳細に書かれていましたな。
今年10月に発売される新盤の説明書ではどのように書かれるのか……。


続いてカウリング。
ここも誌面で注意点として書かれていましたな。
カウリング本体はスライド金型による一体成型となっていますが、その影響で赤く示した辺りにパーティングラインが発生しています。
ここは削って処理しておきましょう。

デザインナイフ類の刃物類で削ってから、紙やすりとかで均す感じ。
曲面だからスポンジやすりとかがいいかな?
いずれにしても、削りすぎて周りのモールドを消さないように……。

筆者の持っている個体ではカウルフラップ周りに少しバリがあった。
微妙なバリでもあると噛み合わなくなるので、削って処理しよう。
勿論、本来のディティール部分を間違って削り落とさないように……。

接着前に仮組みして確認。
うまく噛み合わないようでしたら削るパターンですな。


これで機首は組み立て完了となります。
塗り分けのため
「プロペラ・エンジン先端・エンジン・カウリング」
の4ブロックに分かれた状態にしておきましょう。
接着はせずに、仮組み確認に留めておきます。

エンジンやプロペラがシルバー成型なのはいいんだけど……
正直この成型色はゲート跡やパーティングラインの確認がしづらいんだよね。
前にシルバー成型色だったJu52で筆者がすごい苦労していたけど。

ファインモールド社の発表した情報によると、今年10月に発売される零戦ではシルバー部分がグレーの成型色に変更されているようだ。
なので多少確認しやすくなるはず。
今回の戦果


乾燥した胴体・主翼・増槽の合わせ目を整形。
他の部品も整形を行い、次の作業に備えましょう。

相変わらず細かい部品がたくさん。

整形済みの細かい部品はチャックつきの小袋などに保管しておくといいだろう。
今回はここで中断。
次回はこれらの部品を取り付けて、全体の組み立てを終了する予定だ。

続きは次回!