前回積みから筆者が引っ張り出してきたファインモールドのイタリア軍メッサーを作ります。
前回はパーツの紹介で終わってしまった。
今回は早速組み立てに入っていこう。
ところで、筆者は何故このキットを買っていたのでしょうか。
例によってしまっちゃうおじさんをしているので今は確認できませんが、筆者はこのブログ開始前からBf109を既にたくさん作っていましたが。
イタリア軍の航空機というのが物珍しいからだとか。
それと、Bf109は比較的シンプルな形状で模型としても作りやすいから、息抜きにサクッと作れると思っているからつい買ってしまうのだとか。
サクッと作れるとか言って1年強積んでいるじゃないですか。
筆者の積みには更に長く積んでいるものが多数ある。
……茶番は終わりにして、今回の作業を始めよう。
イタリア空軍のメッサーシュミットBf-109を作ってみよう
それでは早速作戦開始といきましょう。
前回でも注意したとおり、このキットは元々発売していたドイツ軍仕様のキットにイタリア軍仕様のマークと追加加工説明書を付属している。
そのため、通常の説明書だけに目を向けていると、途中の加工を見落とす恐れがある。
先に両方の説明書をよく確認しよう。
最初の加工 主翼下部に穴を開ける
いつもならすぐに主翼の合わせ目消しを行うところですが、早速イタリア軍仕様の追加加工があります。
Bf-109には追加装備として翼下に20mmガンポッドを装備可能となっています。
今回の機体はその装備を取り付けるために、翼下に1.2mmの穴を開けます。
案の定筆者は手元に1.2mm径のピンバイスがないので、1.0mm径穴を開けた後、デザインナイフで適当に広げて取り付け可能にしている。
ちなみにこの装備、R6キットというらしい。オリジンガンダムのザクにもそんな武装があったね。
火力向上のための装備なので爆撃機相手には有効でしたが、重量と空気抵抗が増すため戦闘機同士の空戦には不向きだったとか。
増槽をつける場合は胴体真下にも開口しますが、今回は増槽なしにするのでこちらはスルーです。
合わせ目消しのため接着をしよう
ここで合わせ目消しの接着を行います。
行った箇所は胴体、主翼、インテーク、ガンポッド基部ですね。
胴体はタミヤのキット同様、後部の上下の合わせ目はモールドになるため消さないようにする。
尾翼部分と内部再現された機首部分のみ接着剤を流し込む。
それと、イタリア軍仕様の加工として、ドイツ軍仕様の説明書に書かれたことと異なることをします。
胴体上部のアンテナ取り付け穴を開口しない、コクピット外壁左側面のディテールを削りとらない、この2点です。
待ち時間にコクピット内部を作る
後発のタミヤキットに負けないディティールのコクピット。
比較してみるとシート部分にオリーブドラブの塗装指示が出ていること、パイロットに人形がついてくるところが特徴でしょうか。
照準器X2パーツのみ、作業中に外れる恐れがあるためここでは組み立てません。
シートベルトはついてこない。
ただ、同社からシートベルトや計器板の別売エッチングパーツセットが発売されている。筆者は今回使わなかったが、気になる人は使ってみるといいかもしれない。
待ち時間は整形タイム
コクピットの塗装まで進めたいのですが、この時点ではまだ接着剤が乾燥していません。
なので、例によって待ち時間に他の部品を整形してしまいます。
合わせ目を整形する
ここでようやく接着剤が乾燥したようなので合わせ目消しのヤスリがけを行う。
エアブラシでコクピットその他の塗装を行う
ここでコクピットのRLM66と共に、脚やプロペラといった細かい塗り分けのパーツ達もエアブラシで塗ってしまいます。
実はこの塗装、以前のタミヤ製Bf109G-6の塗装ついでに塗ってしまっている。
使用色は……
コクピット内部→RLM66ブラックグレー
主脚、機種カバー裏→RLM02グレー
ホイール、機首内部→ウィノーブラック
プロペラ→ガイアノーツサーフェイサーエヴォホワイト
最後以外は全てMr.カラーです。
第一次デカール貼り
こちらがキット部付属のマークです。
新規のイタリア軍仕様のデカールと、細かい注意書き用のドイツ軍仕様のデカールが入っています。
デカールの右下を見る限り、G型キットの大元になったF型キットは2004年発売のようだね。
計器板のデカールはドイツ軍仕様とイタリア軍仕様両方についてきますが、イタリア軍側に印刷されている134番のマークを貼り付けます。
その他操縦桿の先端をタミヤアクリルのフラットブラック、座席は水性塗料がなかったのでMr.カラーのオリーブドラブ2で塗装しておく。
デカールの乾燥待ちのついでに今回はここで一旦中断しよう。次回はコクピットの続きから再開予定。
この記事で作っているキット