フジミの夜間戦闘機、彗星一二戊型を作っていきます。

前回は箱の中身を確認し、一気に組み立てを終えた。
今回は塗装・マーキング・ウェザリングを施し一気に完成させてしまおう。

月が変わって一気に進むね。

前回説明したとおり、先月の時点で完成していましたからね。

塗装やウェザリングもやはり直前に完成した艦爆型と同様になる。
詳しくはそちらも参考にしてほしい。



それでは始まり始まり~。
塗装図の確認

付属の塗装図はこちら。
基本的には艦爆型同様、波模様の塗り分けが特徴となっています。
マーキングは機番の選択のみで、基本的に塗装パターンはどの番号でも共通のようですな。

……でもボックスアートだと機首の塗り分けが違うみたいだね。
プロペラも塗装図では黒だったけど、こっちは茶色だし。

どうも一部の機体はこのように機首全体が緑色だったようだ。
今回はプロペラを茶色にして、機首は塗装図に合わせる。
下塗りをする

まずは下塗りから。
風防を暗緑色(中島系)
その後全体をMr.サーフェイサー1000で塗ります。

人によってはモールドが埋まることを嫌ってサーフェイサーを吹かない人がいるという。
筆者は逆に塗装が剥がれるのを嫌ってサーフェイサーを吹く派だ。
このあたりはお好みで。
本体の塗装

続いて着色。
- 下面→Mr.カラーの明灰白色(三菱系)
- 主脚→Mr.カラーGXのウイノーブラック
- プロペラ→Mr.カラーの赤褐色
だね。

筆者は日本機とドイツ機ばかり作ります。
国籍が同じ飛行機だと塗料の使いまわしが簡単ですな。

上面は艦爆型同様、波模様の境界線付近を筆塗りしてから、エアブラシ塗装。
使用したのは暗緑色(三菱系)ですな。

在庫が残り少なくなってきたけど、大丈夫かな?

この前筆者が補充済みなので大丈夫ですよ。

なんかクレオスの流し込み速乾がいっぱい……。

いつも使っているタミヤのが見当たらなくてね。
しばらくは代わりにこちらをメインにしていく予定だ。
筆者が残り時間10分ぐらいで送料無料ラインを超えようとした結果、商品を吟味せず購入したというのもある。

今回は積みが増えなかったようですな。
マーキング!

こちらが付属のデカール。
垂直尾翼の機番が選択可能なぐらいで、内容は比較的シンプルです。

艦爆型のは大変なことになったけど、こっちは大丈夫かな?

貼り付けるとこんな感じに。
パリパリです。

こっちもダメかぁ。

水に漬けたら直ぐに剥がれた分、あちらよりマシだ。
ただこちらはデカールが薄くて硬く非常にパリパリしている。
なので勝手に割れるものが多数だった。
平面に貼り付ける機番や日の丸はつなげることでなんとかなったけど、折り曲げる必要のある識別帯はご覧のとおりに。

とりあえずなんとか貼り付けてこんな感じに。
識別帯以外は貼ることができましたな。

識別帯は前に組み立てた艦爆型同様筆塗り。
先に白いサーフェイサーで下地を作り、上から水性ホビーカラーのイエローを塗っている。
プロペラ先端の警戒帯も塗装の必要があるので、同じようにして塗り分けた。

一気に形に。
ウェザリングして仕上げ!

後はウェザリングしてつや消しクリアーを吹きつけ、風防のマスキングをはがして完成です。
ウェザリングはいつもの3点セットなので、詳しくは過去記事を参照に……。


ずいぶんすっ飛ばすなぁ。

やっていることが直前の艦爆型と全く同じですからね。
手順とかはそちらでも紹介しているので、この記事の冒頭にあるリンクから飛んでいただければ幸いです。

それでは完成した彗星一二戊型のお披露目といこう。
フジミ 彗星一二戊型 完成!

やっぱり液冷エンジンはスマートでカッコいいね。

基本的に夜戦型の彗星は液冷でしたが……
どうやら空冷エンジンの彗星からの改造夜戦型も存在するようです。

直前に完成していた艦爆型との比較。
実際は同時に作っていたけどね。

キットだとほとんど斜め銃を追加しただけというか。

実際は垂直尾翼が大型化しているようですが、よく見ないとわかりませんな。
作ってみた感想のコーナー

2機連続の彗星。
どうだったかな?

斜め銃を追加しただけでキットの内容はほとんど艦爆型と同様。
- 少ない部品ですぐ形になる
- パチピタとはいえず、タミヤやハセガワと比べると部品の取り付けに少し調整が必要。
といったところも同じような感じ。
艦爆型とは好みで選ぶといいだろう。

2022年12月現在の現行品では艦爆型・夜戦型・偵察機型の選択式となっているようですな。
値段も少々上がっているようですが、航空機キットの場合デカールの存在が大きいためそのリスク回避代としては悪くないです。

時代の流れと共に物価上昇は自然なものと聞く。
寧ろ値上げしない他のメーカーが無理をしているのかもしれない。

海外製品は物価上昇のペースが速いからか、再販のたびにガンガン値上げしているね。
昨今の国際事情も拍車をかけていそうだけど。

あまり値上げ値上げ言っていると
「値上げする前に買え」
と言って筆者が積みを増やしそうですな。

今回はここまで。
次回はあのガンプラになる予定だけど……。

次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキットの改訂版