フジミの流星改を作っていきましょう。
前回は組み立てを終了させた。
今回は前回やり残したことを済ませて、塗装とマーキングになる。
なんか更新速度が落ちてきたような。
実はこの流星含め、3機を同時並行して筆者は進めているらしく。
それで進みが遅いというやつですな。
内1機は今進めている流星改と同じような塗装だからね。
並行している他の2機は、今回のものに続いて紹介予定だ。
それでは作戦を再開する。
主脚カバーの押し出しピン跡を埋める
前回やり残したことが、この主脚カバー内側にある凹み。
タイヤで隠れると思いきや、タイヤとカバーの間隔が広くて少し見えるようだった。
この脚カバーは他にも押し出しピン跡があったみたいだね。
筆者は削って処理したみたいだけど。
他の部分は多少厚みがあった部分でピン跡も浅かったので、削ってしまった。
今残っているのはやや深い凹みになっている。
ここを削ると歪みそうだったので、一度伸ばしランナーを輪切りにして接着。
乾燥後に削って整形している。
この辺りは過去記事を参照にしていただければ幸いですな。
伸ばしランナーはパテと違い、接着剤でパーツと溶着できるのが利点です。
より隙間ができにくく、削る際も同じように削れるので段差ができにくいですな。
塗装図の確認
それでは今度こそ塗装に入る。
今回のキットに収録された塗装は1種類のみ。
横須賀海軍航空隊の機体だ。
標準的なツートンの塗装ですな。
塗り分け線の折れ曲がった感じをどう表現するかがポイントになりそうです。
今回は少しキットの指定とは異なる塗り方をするところもある。
それについては順次説明していこう。
下地系の塗装
先に塗ってあるエンジン部分にティッシュを詰めて簡易マスキングし、とりあえず下地系の色から。
- 風防の下塗り→Mr.カラーのRLM02グレー
- 全体の下塗り→クレオスのMr.サーフェイサー1000
- 主脚周り→Mr.カラーのシルバー
- 識別帯→Mr.カラーの黄橙色
- プロペラ→Mr.カラーの赤褐色
- 魚雷先端→Mr.カラーの紅色
……ですな。
本来シルバーは粒子が残りやすいので後回しですが、諸事情があったのでここで塗ってしまっています。
なんか見慣れない色があるね。
紅色?
筆者が保有しているMr.カラーの「紫電改用カラーセット」に含まれていたものですな。
どうやら日の丸用塗料のようです。
セット内容の
- 暗緑色(川西系)
- コクピット色(川西系)
らと同様、現在は単品売りになっていますな。
ただ筆者はあまり使わないので、やや不良在庫気味だ。
せっかくの日本機用の赤なので、ここで今回使ってみた。
通常の赤よりも、わずかに黒っぽい感に見える。
下面の塗装
識別帯部分をマスキングし、下面色を塗ります。
キットの指定では明灰白色1。
筆者も同名のMr.カラーをそのまま塗っていますな。
このクールな感じがいいんだよね。
……そういえば今回は主脚格納部分は塗り分けないんだっけ。
キットの指定では脚カバーや格納部分は青竹色で塗り分けるようになっている。
今回は以前組んだ紫電改などと同じように、下面色で一緒に塗ってしまった。
大戦末期の機体だから省略されたって感じかな?
下面色を銀のジュラルミン地にしてもいいかも。
上面色の塗装
下面に吹き込まないよう、主翼付け根などに簡易マスキングを施し、上面色を塗っていきます。
キットでは水性ホビーカラーの濃緑色1、Mr.カラーでいう暗緑色(中島系)ですな。
ただ筆者は今回暗緑色(三菱系)で塗ってしまっています。
塗料ナンバーからいって、おそらくこのキット発売当時は三菱系の暗緑色がなかったのだろう。
中島系の黒っぽい暗緑色に対して、やや明るい三菱系の暗緑色。
筆者は今回そちらをチョイスした。
2024年11月現在、愛知系の暗緑色は発売されていないんだよね。
やっぱりなんか特徴があったのかな?
筆者はとりあえず愛知系の機体には三菱系の暗緑色を使うことが多いですが……。
それと魚雷も先端をマスキングし、黒鉄色を塗っておきます。
これで塗装は完了ですな。
……マスキングを剥がした後の画像なんだけど。
本当はマスキングを剥がす前の画像があったんだ。
ただ並行している他キットのパーツを一緒に写してしまっていてね。
マスキングを剥がした後にそれが発覚し、撮り直した。
各部の塗り分け
その後は各部細かいところの塗り分け。
タイヤやピトー管、翼端灯辺りですな。
20mm機関砲は他キットと異なり、凹みに上からはめ込む構造。
やや凹みが浅く、砲身が上に飛び出た感じになりそうだった。
一度取り付け部分をさらっておくといいだろう。
マーキング
その後はマーキング。
1種類分しか収録されていないので、内容はシンプルですな。
細かい注意書きとかもないみたいだね。
あっという間に終わりそうな。
今回の戦果
貼り付けるとこんな感じに。
筆者が10年以上放置していたものですが、新品だけあって大きな問題はありませんな。
ただ少々薄くて硬いからか、下面の日の丸が少し崩れかけました。
セオリー通りあまり台紙から持ち上げず、スライドして貼り付けるとよいかと。
一度乾燥待ちになるだろう。
……魚雷の塗り分けが足りていないのに気がついたから、乾燥待ちに塗り分けておきたいところ。
今回はここまで。
次回は仕上げのウェザリングを施し、完成予定だ。
続きは次回!