模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はタミヤのMMシリーズ新作、ケッテンクラートが無事完成しました。
今回は何を作りますかな?
今回は航空機。
いつもとはすこし趣向を変えて、水上機を作ってみよう。
羽根のついたカヌーだっけ。
あれは飛行艇ですな。
どちらも着水可能な点は同じですが。
今回のお題 フジミ 瑞雲11型
今回作るのはこちら。
フジミより
瑞雲11型
だ。
艦これでやたら有名な飛行機だ。
まあ、そうなるな。
ってやつですな。
実際に1/1スケールの模型まで作られることになったりしたようだね。
瑞雲11型とは?
瑞雲11型は第二次世界大戦で日本海軍が運用した水上機だ。
設計は愛知航空機。
連合軍によるコードネームはPaul(ポール)
愛知……
九九艦爆とか晴嵐のメーカーだっけ。
2021年6月現在は愛知機械工業株式会社。
日産自動車の子会社だそうです。
ここに限らず戦時中航空機に関わっていた会社は現在、自動車関連で存続していることが多いようですな。
日本海軍内で水上偵察機と爆撃機の統合を図って開発が進められたんだ。
幾つかの試作機を経て1943年8月に瑞雲11型として正式採用。
ちなみに瑞雲とは仏教などで吉兆とされる紫色や五色の雲のことだとか。
1943年8月っていうと、もう大戦後半だね。
欧州ではクルスクでのツィタデレ作戦の時期ですな。
瑞雲に課せられた要求が
- 最高速度463km/h以上
- 最大航続距離2500km以上
- 格闘性能良好
- 急降下爆撃が可能
となかなか厳しいものだったからね。
欲張り仕様だなぁ。
零戦のときもかなり欲張り要求だったような。
今回のキットの題材になっているのは第六三四海軍航空隊所属機。
元々は航空戦艦に改装された伊勢・日向に搭載される予定だったが、母艦の実戦投入前にフィリピンの戦闘に投入されているため、艦載機としての実戦運用はなかった。
某日向師匠がやたら推しているイメージがあるけど。
花形の零戦などと比べて地味ではあるけど、フィリピンや沖縄方面での戦いで一定の戦果を上げるなどしていることから、性能自体は悪くないんだ。
箱の中身を見てみよう
それじゃあ早速箱の中身を……
って、作りかけだね。
筆者がコクピットだけ塗ってそのままにしていたようです。
バラバラなのでわかりにくいですがランナーはプラ3枚、クリアーパーツ1枚です。
塗装は1種類。
634-201号機1つのみとなっている。
ちょっとバリエーションに欠ける感じだね。
次回、組み立て開始
今回はここまで。
次回から、この作りかけキットを再び組んで行こうと思う。
筆者は水上機を幾つか購入したものの、いまだに完成したものは1機もないのだとか。
これが筆者始めての水上機完成品になるかな?
ちなみにこのキット、後に改訂版として同じ品番C-15のキットが発売されている。
パッケージが今回作る旧版は実物写真なのに対して、新版はイラストとなっている。
こちらはパーツ自体はほとんど変わらないけど、マーキングが4種類収録されているようだね。
これに限らず、近年フジミは旧製品のマークを一新した改訂版を発売しているようですな。
値段が上がってしまっているものが多いのが難点ですが。
とりあえず、続きは次回!
この記事で紹介しているキットの改訂版