ブレンガン(Brengun)社より発売されている、戦闘グライダーのロケット動力搭載型・・・・・・
ブローム・ウント・フォスBV-40Rを作っていきます。
前回はパーツ紹介で終わった。
今回から組み立てていく。
簡易インジェクションキットかぁ。
部品も少ないし、多分簡単に出来るのかな。
ところがどっこい、そういうわけにはいかないようだね。
簡易というのは「簡易金型」を使ったということでありまして……
組み立てが簡易というわけではないようです。
まあ、この辺りは実際に組んでみればわかるさ。
それでは、作戦行動を開始する。
作る前に・・・・・・
簡易インジェクションキットの特徴として、まずパーツ取り付け位置を示すピンがない。
接着する際には注意だ。
それと、部品番号のタグもランナーにはない。
説明書のパーツ図とにらみ合いながらパーツを切り出すことになる。
胴体や主翼ならともかく、細かい部品は注意が必要ですな。
取り付け位置のピンはないが、代わりに盛大な押し出しピン跡がある。
盛大なので、挟み込むパーツのつっかえ棒になっている。
ここはきっちり削っておこう。
必要なものがなくて、代わりに余計なものが……。
ここは見えなくなる場所なので、多少雑でもいい。
ちなみに本キットには原型のグライダー型の胴体も付いてくる。
ロケット型の胴体は後部に噴射口があるのが目印だ。
間違えないように。
コクピットの組み立て
コクピットはこんなパーツ構成。
簡素な機体だけど、内部も簡素なものとなっている。
機内色はRLM02グレー。
前回の記事でもお伝えしたとおり、本機はうつ伏せの姿勢でパイロットが乗り込みます。
後部のしきりに脚を乗せるような跡があるのが面白いですね。
仮組みでコクピットを挟み込もうとしたら、上手くできないよ。
どうやらコクピット床板を左右から削りこむ必要がありますな。
コクピット内はまず床に操縦桿パーツを2つ取り付ける。
片方は取り付け位置の凹みがない。
どうせほとんど見えないので、それらしく取り付けてしまおう。
操縦席前方には計器板がつくけど、接着面積が狭いよ。
ここは裏側からエポキシパテを使って接着面積を確保。
そして接着。
パーツが干渉して隙間が出来ないか、よく確認しながら接着しよう。
あれ、機内を塗装しないの?
機内がシンプルだから、後からでもエアブラシの霧や筆が入ると思ってね。
今回は後で塗る。
接着剤が乾燥後、削って整形します。
ランナーからもげていた部分もあったので、パーツにえぐれが出来ていました。
これもパテで埋めて一緒に整形します。
その他の組み立て
基本的に接続ピンがない本キット。
ただ、主翼の部分は接続ピンがある。
・・・・・・盛大なバリがあるので、取り付ける前にここの整形が必要だけどね。
胴体への取り付けもちょっと合いが悪い感じ。
胴体側の凹みをピンバイスでさらっておくといいかな。
尾翼支柱も詳しい取り付け位置がはっきりと示されていませんな・・・・・・。
いいんじゃない、適当で。
主翼下部に付く部品は隙間が出来たので、ラッカーパテで埋める。
ちなみに後に判明したけど、どうやらここに武装の30mm砲がつくようだ。
筆者は取り付け忘れているけど。
そんな装備で大丈夫?
このキット、翼下に装備するロケット弾が付属するからね。
ロケット弾は後々取り付ける。
ちなみに、そのロケット弾が敵機銃の射程距離外から攻撃できることもあって、本機の原型になったBV-40は試作止まりになったとか・・・・・・。
ちなみに本キットには30mm砲のパーツは付いてこない。
キット説明書には「ワイヤー」とか書いてあった。
おそらく、真鍮パイプ辺りで自作しろとのことだろう。
筆者が取り付け忘れたのは、その「ワイヤー」という指示で曳航用のワイヤーと勘違いしたとか・・・・・・。
今回の戦果
パテの感想待ちに、機内色のRLM02グレーを吹き付ける。
今回はここで作業を中断しよう。
ここで筆者がキットを落下。
尾部のソリを吹き飛ばしたようです。
・・・・・・その後無事見つかったのでご安心を。
続きは次回!
この記事で作っているキット