ブロンコモデルのズリーニィII突撃砲を作っていきましょう。
前回は車体下部をほぼ組み立て完了にし、車体上部も組んだ。
今回はそれらを合わせる前に、主砲を組んでいこう。
今回もズリーニィ特有の箇所だね。
案の定、筆者の頭を悩ませるようなものとなっています。
砲塔がないから楽と思いきや、そういうわけにはいかないようだ。
それでは作戦を再開しよう。
砲架の組み立て
とりあえず部品を用意。
主砲は内部の砲架部分まで再現されています。
実物同様の構成なのか、砲架のパーツ同士の接合面が狭く、指示も曖昧だ。
注意して進めていこう。
主砲は自走砲キットのように後退させることができます。
とりあえず車体下部同様、奥まった部分は黒く塗りつぶしておきましょう。
丸い防盾は内装式。ここも塗っておけば後で手間が省けるね。
主砲は上下左右に可動します。
上下は一見貧弱に見えますが、丁度ギア部分が引っかかるので保持力は高いですな。
この辺りの問題として、とにかく部品の接着位置の指示が曖昧なことがある。
筆者は特に底面に接着するG25番やG29番パーツの取り付けに迷ったようだ。
G29番パーツ、なんか長さが足りなくない?
強度を考えると片側に寄せて埋まるように接着したいところですが……
長さが足りませんな。
おそらくこれは左右砲架のG30・31番パーツの間にぴったり合わせるのが正解だと思われる。
そのままでは接着面積が狭すぎるので、プラ板の切れ端で接着面を継ぎ足している。
完成後は外から見えなくなるから、多少雑でも問題ない。
なんか結構歪んでいますな。
エッチングパーツもセットしてこんな感じに。
砲尾部分は完成後ハッチを閉めてしまえばほとんど見えなくなる。
なので細かい部品は外して簡略化してもいいかもしれない。
こういうのって後で外れないか心配になるんだよね。
車体前面の組み立て
その後は車体前面を組みます。
……二種類付属しますな。
上がBランナー付属のもの。
下がDランナー付属のもの。
有識者や先人達の情報によると、丸いフタようなものがあるDランナーのは軟鉄製の試作車体車輌に見られたらしい。
今回はBランナーのものを使う。
砲周りの別パーツ化された装甲は上部の形がそれぞれ異なる。
こちらもBランナーとDランナーそれぞれの装甲本体に合わせよう。
更に予備履帯フックを取り付けます。
車体の右側4本は穴にはめ込めばいいですが、左側にくるものはイモ付け式。
なのでフックも取り付けの凸ピンを削りましょう。
取り付け後はこんな感じに。
ちなみに肉厚だからか、そのままでは予備履帯を懸架できない。
フックか履帯の穴かどちらかを削って調整しよう。
ここでは1つ予備履帯を懸架していますが……
最終的に筆者は装備せずに進めることになったようです。
右側のクラッペは後回し。
先に車体に前面装甲を取り付ける。
ただここもそのままでは入らない。
干渉するフェンダー周りを少し削ろう。
接着面積が狭かったり、そのままでは入らなかったり……
地味にこういう箇所が多いような。
今回の戦果
主砲を取り付けてようやく完了です。
丸い防盾は接着せず、前面装甲と砲架の間に挟みこんでいるような状態ですな。
この砲架部分も接着箇所がわかりにくかったりする。
どうやら上部前面装甲の裏側に凸部分があるらしく、そこに接着するのがいいようだ。
この装甲部分は先に接着しちゃったけど、砲と一緒に組んだほうがよかったかな?
砲架もバラバラにして組んだほうが前面を合わせやすく見えるけど、そうなると防盾が前面にうまく挟み込めなくなると言う問題がある。
なので全部組んでから本体に接着している。
筆者が結構消耗してしまったので今回はここまで。
次回はこれに車体上部を合わせることになるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット