プラッツより発売されていますガルパンキット、モンモデル製のルノーFT-17軽戦車を作っていきましょう。
前回は箱の中身を確認した。
今回は組み立て開始。
砲塔を組んでみよう。
このキットは2018年発売だっけ。
となると発売直後に購入したと仮定して……
約7年間の放置品だね。
相変わらずの長期放置です。
前回も言ったけどガルパンキットはどこまで劇中再現するかで迷うから、それで筆者は積みがちなんだ。
まだいくつか積み山に待機しているけど、それらも手を加えたいところだ。
それでは作戦を開始する。
FパーツとGパーツ? そんなものはない
前回も少し触れたけど……
このキットは大元のモンモデル製FT-17の説明書をそのまま流用しているのか、組み立てにFランナーとGランナーのパーツを使う指示が出ている。
ただそれらのパーツは、今回のガルパン版には含まれていない。
同封されている訂正用紙の指示通り、それらの部品は省略して進めていこう。
初期のプラッツ製ガルパンキットは必要な部品を省略して、かえって劇中仕様から遠ざけていることもあったけど……
今回のキットは主にエンジンとかの内装省略が多いみたいだね。
寧ろ組み立てやすさに貢献しているというか。
エンジンとかはハッチを閉めてしまうとまったく見えなくなりますからね。
この省略のおかげで、説明書序盤の3工程目まではまったく手をつける必要がなかったりします。
砲塔の組み立て
砲塔は一番最後に組み立てる指示が出ているけど……
すぐ形になりそうなので、まずはここから組んでしまおう。
パーツはこんな感じ。
他に砲弾ラックとかが説明書に記載されているけど、前述通りGランナーの部品なので省略しよう。
大元のモンモデル版では機関銃装備型でも組めたようですな。
今回のBC自由学園所属車は戦車砲装備型なので、そちらを選びます。
可動軸部分が少し緩いので、薄く瞬間接着剤を塗って軸を強化しておくとよいかと。
なんか見たことある主砲だなぁ。
ピュトーSA18、37mm砲ですな。
ルノーFT-17の事実上の後継車である、ルノーR35やFCM36も同じ砲を装備しています。
両車ともに過去に組んでいますよ。
パーティングラインを削る
FT-17は砲塔にいくつか種類があるけど、今回の車輌はその中でもっとも一般的な鋳造砲塔。
一体成型されているけど、よく見るとパーティングラインがある。
画像で赤く着色した辺りを削って均しておく。
側面上部にもなんかパーティングラインっぽいものが……。
あれはどうやら実物でも存在する溶接跡のようですな。
今回は残しておきます。
ただBC自由学園の車輌はCGモデリングの都合か、そこも均されているようですな。
劇中に近づけたい人はそこも削ってしまうのもありかと。
というかCGモデリングの都合か、劇中車はリベットの位置も本キットとは少し異なったり、刻印された各文字も省略されている。
一度手を加えると大変なことになりそうなので、今回は残して進めよう。
ハッチの取り付け
車内には座席代わりのベルトが装備されています。
キットではエッチングパーツとして付属しますが、今回はハッチを閉めてしまうので見えなくなりますな。
作業中に外れる可能性もありますし、ここは省略してしまいましょう。
ハッチは開閉選択式。
ヒンジ部分に2本の取り付けピンがあって、そこをどちらか選んで穴にはめ込む感じだね。
使わないピンは削り取っちゃおう。
今回は閉めた状態にしてしまいます。
今回の戦果
ハッチを組むとこんな感じに。
そのままだとハッチ同士の間に少し隙間ができますな。
取り付け穴を削って、もう少し内側に寄る形にするとよいかと。
パーティングラインを削った影響で、元の鋳造表現は消滅してしまった。
ここは接着剤で表面を溶かしてから歯ブラシで荒らし、軽い梨地に戻している。
詳しくは過去記事から。
パーティングライン、寧ろキューポラ周りのほうが苦労するんだよね。
リベット部分をまたぐ様にあるし。
今回はリベットを避けながら整形しているけど、こだわるなら一度削ってからリベットを植え直すといいかも。
今回はここまで。
次回は車体を組んでいこう。
続きは次回!
この記事で作っているキット