模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はMONO/ドラゴンのT-34が無事完成して、8月を終了しましたな。
9月に入って最初の記事は……。
前回のラストでもチラっと出てきた、装甲車を紹介する。
先月の時点で既に完成しているんだけどね。
あれですな。
今回のお題 ホビーボス 39M チャバ装甲車
今回作るのはこちら。
ホビーボスより
39M チャバ装甲車
だ。
筆者が先月購入してきたやつだね。
2010年代半ばからホビーボスはハンガリー軍ラインナップを充実してきましたが、これもその一環ですな。
ホビーボスのハンガリー兵器、筆者はトルディとかタシュとか作っていたね。
39Mチャバ装甲車とは?
この車輌は第二次世界大戦期に東欧のハンガリーで開発・運用された装甲車だ。
ハンガリー軍兵器の名前は民族的な由来が多いけど本車も例外ではない。
チャバとはフン族の王アッティラの息子の名前だとか。
フン族……
世界史の授業とかで名前だけは聞くよね。
4世紀から6世紀にかけて中央アジアやコーカサス、東欧に住んでいた遊牧民族のとのことです。
設計者はハンガリー生まれの設計士ニコラス・ストラウスラー。
戦間期はイギリスで装甲車の設計をしていた彼であったが、ハンガリーのヴァイス・マンフレート社と合意の下、今度はハンガリー軍用の装甲車を設計した。
彼の設計に基づきヴァイス・マンフレート社が製作した試作装甲車は試験で良好な性能を発揮。
1939年にこれが正式採用されて39Mチャバ装甲車となる。
なんかものすごい順調な。
1939年と1940年の2回に分けて発注され、生産数は合計で約100輌と言われている。
このうち20輌ほどは無線やアンテナを増設した無線指揮車40Mチャバとして作られた。
ドイツ軍のSd.Kfz.222と223のような関係ですな。
チャバ装甲車は砲塔に20mm対戦車ライフルと8mm機関銃を装備。
最大装甲厚は13mmで最高速度は65km/h。
車体前後に操縦席が付いているなど、当時の列強各国が装備する装甲車に引けをとらない性能を持っていた。
ちなみに車内にも乗員が携行するための8mm機関銃が備わっていたようだ。
基本的に偵察任務とかで急な後進が求められるから、この頃の装甲車って後ろにも操縦席がついているんだよね。
筆者もいままでにいくつかこの時期の装甲車は作っていますからね。
影ながらハンガリー軍の装甲戦力を支えた39Mチャバ装甲車。
少し前から同国兵器を次々リリースしているホビーボスのキットで作ってみよう。
箱の中身を見てみよう
それでは箱を開けてみる。
小さめの箱の中身はこんな感じだ。
部品はそんなに多くないかな?
なんか紙媒体を多く見えるけど。
ランナーは5枚。
これに砲塔パーツと車体下部パーツが含まれる。
部品は少なめですな。
筆者はこのキットを6020円で購入したので、少し拍子抜けしているように感じます。
これに限らずホビーボス製品はやや値段が高めだ。
その代わり、こういうマイナー兵器が精度の高いプラ製品で手に入るからいいんだけど。
その他の部品。
エッチングパーツは主に工具の留め具に使う。
タイヤは2種類のパターンのものが4個ずつ付属、選択して組み立てることになる。
タイヤパーツはゴム製のようだね。
塗装とか大丈夫かな。
デカールはこんな感じ。
いままでのハンガリー車輌と違い、豊富なマーキングとなっている。
トルディとかタシュは必要最低限のマークしか収録されていなかったよね。
こちらは紙媒体。
説明書と、広告が2枚ですな。
塗装図も付属しますが後述です。
広告の新製品は2016年4月のものになっているね。
ということはこのキットは6年前のものかぁ。
今までのは筆者が購入して長年積んでいたけど、これは先月半ばに購入したものだ。
一ヶ月も放置していない。
付属の塗装図はこちら。
従来のホビーボス製ハンガリー車輌は1~2種類の塗装しか収録されていなかったけど、これは4種類も収録されている。
ただ迷彩柄はどれも共通のようです。
マーキングのみ選択式になるみたいですな。
次回に続く……
今回はここまで。
次回から作業開始だ。
とはいっても今日の時点ですでに完成しているんだけどね。
完成はしてそこまで難しくはないようですが、いくつか注意点はあるようですな。
その辺りを中心に解説予定です。
それでは次回をお楽しみに。
この記事で紹介しているキット