初心者向け? HGUCグフで学ぶ合わせ目消し

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筆者の製作技法
アドルフ
アドルフ

最近更新速度が遅いと思ったら今度は一日二回投稿ですか。

ヴァルダ
ヴァルダ

うむ。

また筆者が初心者向けの記事を考えたのでそれをまとめる。

アドルフ
アドルフ

何をするのやら……。

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合わせ目消しを行ってみよう

ヴァルダ
ヴァルダ

作業の前に使用するキットの紹介を。

前回に引き続き、今回もHGUCのグフを生贄に捧げる。

アドルフ
アドルフ

グフを生贄に捧げても上級モンスターは召喚出来ませんよ。

ヴァルダ
ヴァルダ

ちなみに現在の遊戯王では生贄召喚ではなくアドバンス召喚というらしいね。

ヴァルダ
ヴァルダ

グフの肩を外す。

今回はこの肩の合わせ目消しを実演してみよう。

見ての通り、二つの部品を左右から貼り合わせて構成されている。

貼り合わせた面に合わせ目が出来ているのでこれを消す。

アドルフ
アドルフ

モナカのように真っ二つになっているので、こういうのは俗にモナカ割りと呼ぶそうな。

技術が進歩した新しいガンプラでは、合わせ目が極力モールドを兼ねて目立たないようになっているものが増えているようですが。

ヴァルダ
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このような球体型のパーツはまだまだモナカ割りのものが多いけどね。

 

一般的な方法 セメントタイプの接着剤を使う

アドルフ
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まずは最も一般的な方法で・・・・・・。

プラセメント系の接着剤を使用した合わせ目消しです。

セメント系接着剤は幾つかありますが今回はこの

タミヤリモネンセメントを使ってみましょう。

オレンジの蓋が目印です。

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ヴァルダ
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オレンジの香りがする接着剤だ。

通常のタミヤセメントとは異なり、プラセメント系特有の悪臭を軽減させたものとなっている。

いずれにしろ意図的には臭いを吸わないように……。

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アドルフ
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白い蓋の通常のものは現在筆者の手元にはありませんな。

ガンプラ初心者の頃は使っていたようですが。

 

アドルフ
アドルフ

接着剤を貼り合わせる両面に塗っていきます。

出来れば2、3回ぐらいは塗ったほうがいいです。

接着剤の量が少ないと後々作業に影響があるので。

ヴァルダ
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多少のはみ出しは問題ないけどあんまり内側に溜まるように流さないように。

溶剤成分でパーツが侵食されて内側にパーツが凹むことがある。

アドルフ
アドルフ

昔の筆者はよく部品を凹ましていましたな。

それを見た筆者まで凹んでしまうという。

アドルフ
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塗布部分のプラが溶けてきたらそのまま貼り合わせます。

するとこんな感じに溶けたプラがはみ出てきます。

そのまま乾燥させましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

合わせ目消しはこの溶けたプラで

パーツの合わせ目を埋める&一体化

させて消すんだ。

アドルフ
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……んでこちらが数日後のパーツ。

接着剤の部分を削っていきましょう。

ヴァルダ
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ヤスリがけについては前回の記事を参照に・・・・・・・。

初心者向け? HGUCグフで学ぶ筆者のゲート処理方法
アドルフ こんなところを見ている人がいるのかわかりませんが一応ご挨拶を。 どうも、筆者に代わって本ブログの案内を担当しているアドルフです。 ヴァルダ 同じく、案内人のヴァルダ。 アドルフ 今日は何をしましょうか。 ヴァルダ 気分を変えて初心...
アドルフ
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ヤスリがけで整形していきます。

本当に出来たんですかね?

ヴァルダ
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サーフェイサーでも吹いて確かめてみよう。

アドルフ
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そんなこんなでクレオスのサーフェイサーを吹いて確かめてみます。

準備する手間がかかるのでエアブラシは使わず、缶のものを使用してみます。

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アドルフ
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写真では消えているように見えるのですが……

よく見るとうっすらと残っています。

ヴァルダ
ヴァルダ

乾燥時間が短かったんじゃないのかい?

接着剤は完全乾燥するまでに縮むから、乾燥していない状態でヤスリがけをすると後で完全乾燥した際に凹んでしまうんだ。

アドルフ
アドルフ

乾燥期間は確か2日です。

そういえば筆者が削っているときにほのかにオレンジの香りが……。

ヴァルダ
ヴァルダ

削っている際に接着剤の臭いがしたらそれは乾燥していない証拠だと言われている。

 

瞬間接着剤で凹みを埋めよう

ヴァルダ
ヴァルダ

こういうときはとりあえずヤスリがけをしてみる。

すると合わせ目の部分にサフが残る。

これは合わせ目部分が凹んでいる(消えていない)のでその部分が削れず、サフが残るため。

アドルフ
アドルフ

軽い凹みならそのままヤスリがけで均せば消えますが今回は瞬間接着剤を使って凹みを埋めてみましょう。

画像左がウェーブの「黒い瞬間接着剤」

右がタミヤの「イージーサンディング」です。

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アドルフ
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まずはイージーサンディング。

これを肩側面に使ってみましょう。

瞬間接着剤は本来の接着目的以外にも軽い凹みを埋めるのに利用できます。

ただコイツの場合、乾燥後の硬度がプラに近いため削り出しが楽という利点があります。

ヴァルダ
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普通の瞬間接着剤は硬度が高くてややパリパリした感じがするね。

アドルフ
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お次は黒い瞬間接着剤。

こちらは肩上面に。

黒いのでヤスリがけする際に埋まっているかどうか確認しやすいのが利点ですね。

硬度もイージーサンディング同様プラに近め。

黒い色がついているので、成型色を生かした製作に使えないのが難点と言ったところでしょうか。

ヴァルダ
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どちらも瞬間接着剤ではあるが一般の瞬着と比較して乾燥時間は長め。

なので筆者はこれらの作業は就寝前や出勤前に行っている。

乾燥時間を早める「瞬間接着剤硬化促進剤」なるものもあるけれど、これは別の機会に。

アドルフ
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再びサフチェック!

ところがまた消えていませんでした。写真では消えているように見えるのですが。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者は本当にガンプラ歴15年なのかい?

それはともかく、消えるまで盛って削るの同じ作業を繰り返す。

アドルフ
アドルフ

何回か作業を繰り返して最終的にこんな感じに。

何とか均すことに成功しました。

ヴァルダ
ヴァルダ

もう少し修行が必要のようだね。

筆者の現在の主流 流し込み系のプラセメントを使う

アドルフ
アドルフ

続いて現在筆者がメインで行っている方法を。

使うのは同じくタミヤセメントですがこちらは「流し込み」「速乾」となっています。

似たようなものでクレオスからMr.セメントSPというものもありますな。

どちらも同じようなものなので、ここはお好みで……。

アドルフ
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流し込み式の使用方法は……

まずパーツ同士の貼り合わせる面同士をこのように少し隙間がある状態にしておきます。

アドルフ
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流し込み式セメントの筆先は細くなっています。

この筆先を隙間に当てると毛細血管現象で筆に含まれた接着剤が隙間に流れ込んでいきます。

ヴァルダ
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筆先だけでなく接着剤の質も違うんだ。

流し込みタイプは隙間に流れるように流動性の高い薄めの接着剤になっている。

アドルフ
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貼り合わせる面全体に接着剤が流れ込んだらやはりプラ材質が溶けるまで1分ほど待ちます。

ヴァルダ
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余談だけどアホな筆者はこの状態で放置してしまい、隙間が出来た状態で硬化させたことが何回かある。

アドルフ
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あとはパーツを合わせればやはり接着剤がはみ出ます。

このまま乾燥させてしまいましょう。

アドルフ
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後はリモネンセメントのときと同様です。

こちらも二日ほど乾燥させてみました。

ヴァルダ
ヴァルダ

サフ吹き。

こちらは特に問題がなさそうに見えるね。

アドルフ
アドルフ

完全乾燥が速いからでしょうか。

 

今回のまとめ 二種類の合わせ目消しを試したけれど・・・・・・

アドルフ
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最終的にこんな感じに。

左がリモネン接着剤で失敗しながら消したもの。

右が速乾流し込みですんなりいったもの。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回は筆者がガンプラ歴15年とは思えないような失敗をしただけで、リモネン接着剤でも十分合わせ目消しは出来る。

リモネンの凹みは乾燥時間が足りなかったのが原因かな。

アドルフ
アドルフ

速乾接着剤は流石に「速乾」と銘打っているだけあって乾燥が速いのが利点です。

ただし浸透力が強いので、力を加えながら流し込むとパーツが割れたりすることがあるので注意ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

他に速乾流し込みは戦車のベルト式履帯など、軟質パーツは普通に使っただけでも千切れたりする。

リモネンなど通常タイプのセメントはそれがないので、汎用性を考えるならこちらに軍配が上がる。

特に小さい部品を貼り付けるときは通常タイプを推奨。

速乾流し込みはサラサラしていてすぐ揮発してしまうので狭い接着部分にうまく乗らずに流れたり、部品を貼り付けるまでに乾いてしまう。

アドルフ
アドルフ

乾燥時間が必要なこれらの作業は製作工程の最初のほうに行っておくとスムーズにいきますよ。

ヴァルダ
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最後にまとめると

せっかちな人は速乾流し込みをおススメ。

合わせ目消し以外のことも考えるなら通常セメントをおすすめ。

両方保有するのが一番だけど、どちらかと言われたら筆者は作業が早く進む速乾流し込みを推す。

アドルフ
アドルフ

合わせ目に関して現在筆者はほとんど速乾流し込み式しか使っていませんな。

これのおかげでかなりスムーズに製作が進むのだとか。

ヴァルダ
ヴァルダ

昔と違って現在は有用な道具が多数出てきた。

こういうのはどんどん有効活用していこう。

アドルフ
アドルフ

昔の人々はチューブの接着剤で組み立てていたことを考えると……。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここまで。

次回はまたいつもの模型製作作業に戻る予定だ。

アドルフ
アドルフ

次回もお楽しみに。

この記事で作っているキット

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